音楽の喜び フルートとともに

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大王の食卓事情

2023-07-26 21:02:00 | バロック
うちの庭で採れたトマトとピーマン。

ピーマン、丸くない。

きゅうりは、トドみたい。
味はいいんですが…。
とれるときは一度に採れるので、今年はピクルスにしようかと思ってらっきょう酢を買ってきました。

ピクルスはお酢に野菜をつける保存食てすが、古くはメソポタミアからありました。

ヨーロッパでも古くから使われていました。
冬は寒く野菜がとれないので、ピクルスは重宝したと思います。
ドイツでよく食べられていたのはザワークラウト。
キャベツの酢漬けですが、こちらはお酢ではなく発酵させて作っています。

フリードリヒ2世が、じゃがいもを食料として、普及させたそうですが、そのお供にはキャベツのザワークラウトが必ず乗っていたそう。

軍隊に畑を守らせてじゃがいもを育てたそうです。

その彼は文化や芸術も大切にしました。

彼の宮廷では、大バッハの息子
カール フィリップ エマニュエル バッハ(1714-1788年)神聖ローマ帝国ザクセン=ヴァイマル公領ヴァイマル生まれ、神聖ローマ帝国自由ハンザ都市ハンブルク没


がオルガニスト、音楽監督として雇われていました。

宮廷では、じゃがいもとザワークラウトだけでなく、豪華な食事が並びました。
お昼は8皿、うち4皿はフランス料理、2皿はイタリア料理、あと2皿は王の好みの香辛料を効かせた鰻、トウモロコシの粥、ベーコン料理でした。

夕飯はお客様が来たときだけ一緒に食べましたが、その時は30皿も料理が並んだそうです。

カール バッハもお相伴したはず。
1740年質素倹約を旨とした父王から
フリードリヒ2世が、王位についですぐ作られたのが

「弦楽のための交響曲ト長調 Wq.173」1741年

カールも一緒に昇進し、美味しい食事に舌鼓を打っていたのだろうとおもいます。