音楽の喜び フルートとともに

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決闘の音

2013-01-11 22:43:14 | 音楽

午前中、茨木のkさん宅で、Sさんと三人でカルメンの合わせ。

あまり時間が取れないkさんとは、久しぶりに会えて嬉しいです。
いくと、暖かいカフェラテと、手作りチーズケーキで迎えてくれました。
簡単に、リハーサルや、舞台位置などの打合せをして、全員で顔合わせて話せればいいんだけれど、なかなかできないので、こうやって、練習のついでに、いろいろ詰めなくてはいけません。
聞いたことをまた、ほかのメンバーに伝えたり検討してもらったり。

演奏も大切ですが、こういう連携プレーも大切です。

アルトフルートとフルートで、ホセとエスカミーリォの決闘の場を演奏しますが、アルトフルートは本来柔らかい音色が持ち味。
強く激しい音が欲しい決闘の場での表現は、とても難しい。私はアルトを買ってから間がなく、正直まだ吹きこなせていません。
吹く前にバスやピッコロを吹きなれているKさんに、コツを聞いてみました。
「アルトは、大きな音で吹こうと思ったら、口に力を入れたら出ない。鳴らす時には、口の周りの力を抜いて、重心を落として、下半身に力を入れる。アルトフルート自身の重心もフルートよりも右の方にあるから、フルートと同じところに吹き込もうとしても、うまくいかないよ。」
「口はぼうっという感じで、吹いたらいいのかな?」
「うん。」

思い切ってぼうっと吹いてみたら、いいみたい。
「音が変わったね。初めてちゃんと聞こえた気がする。」とピアノのSさんも言ってくれました。
暮れからずっと悩んでいたので、嬉しい。

「それで、最後まで抜かないで、吹ききる感じでやってみて。」
ぐっと決闘シーンらしくなってきました。
いろんな人に助けられて、やっとなんとかなってきました。
本当にありがとうございます。

14日は、会場のメセナひらかたで、リハーサルです。
後、2週間で本番です。