音楽の喜び フルートとともに

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音楽と、子ども

2011-05-13 20:42:43 | 音楽

フランネル草、ユーフォルピア、バゴパ、ラムズイヤー、ラミュウム、ヘラコリスムのバスケット。植物園で展示されていました。色とりどりのバスケットもいいですが、白のグラでィエーション。こういうのも、いい感じ。


暖かい一日でした。
作曲家や曲に込められた思いや、意図を探すのが演奏すると言うことだと思っています。

午後、児童会に行くと、1年生の何人かの子ども達は、しろつめくさの花束を持って帰ってきました。
運動場に出ると、大騒ぎしているので見ると、植え込みには、春の恒例、ケムシ。
男の子達がケムシを獲って木に乗せて、嫌がる女子を追いかけているのでした。
私の子どもの頃は、女子も虫だあそびましたが、今の子ども達は差が激しいので大変。かぶれたり、アレルギーのひどい子もいるので、冗談ではすまされません。
絶対にやめさせなくてはいけません。

「ケムシがでてきたね。見せて。」と棒の先のケムシに近づきます。
男の子は怒られると思ったのに私が静かにいうで、キョトンとして、おとなしくケムシを見せます。
「ふーん。これはイラガじゃないね。あまりきつくないけれど、触ったら、かぶれる人もいるからやめようか。」
「へーん。殺したら大丈夫。」と落としたと思ったら、木でつついて殺しました。
「殺したの、かわいそうに。ケムシにも命があるんだよ。」
「殺しても、お汁がついたり、毛が飛んで肌についたら、かぶれるからね。ひどい人は熱もでるんだよ。」
「ふーん。」
「おにごっこしたいんだったら、じゃんけんしよう。」

これで、この遊びは終わり。
この場合、子どもは、女子の関心をひきたいだけで、誰かを傷つけたいわけではありません。仲間を大切にしたいという子ども自身の中にある心を信じて話し、その方法で関心を引かなくても、仲間になれるとわかれば、もともと遊びたいだけなので、ほとんどの子どもは問題行動にこだわることなく、他の方法を選びます。

子どもの行動の裏の、感情や、建設的な意味を探すことが私の仕事だと思っています。それは、他の人から見ると、全く、音楽とは違うことをやっているとおもえるかもしれませんが、私にとっては、同じような作業に思えます。