シネブログ

このブログは映画に関する記事を書いています☆

『ナイロビの蜂』

2006年12月31日 17時38分13秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:128分
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ダニー・ヒューストン 、ビル・ナイ 、ピート・ポスルスウェイト
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味の英国外務省一等書記官ジャスティン。事なかれ主義の彼は、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサの行動には深く立ち入らず、見ない振りを通していた。ところがそんなある日、テッサは救援活動中に何者かに殺されてしまう。警察はよくある殺人事件の一つとして処理しようとしていた。しかし、事件に不審なものを感じたジャスティンは、意を決して自ら調査に乗り出す。やがて、事件には国際的陰謀が絡んでいたことを知るジャスティンだが、そんな彼にも身の危険が迫っていた…。



コメント:
アフリカの悲惨な状況を、ある陰謀に巻き込まれた夫婦を交えてリアルに描いた作品。
一応『愛』というのがメインテーマだと思うのだが、その背景にある陰謀がものすごく強い印象を残している。

妻はなぜ殺されてしまったのか?

その謎を暴くためにアフリカの大地を駆け巡る夫。
そしてその謎が解けたとき、自分の命をも失う代わりに妻の強い愛を感じる瞬間はとても感動させられた。
冒頭から妻が死んで、その謎を追いかけていくという構成がよかったと思う。
もちろん主演の二人の演技にも感動した。

自分にとって一番大切なものは人によってそれぞれ違う。
本当に大切なものは何なのか?
それぞれの登場人物の立場になって観ることによりとても奥深い作品に仕上がっていると思う。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』

2006年12月31日 17時27分24秒 | 映画レビュー
製作年度:1967年
上映時間:112分
監督:アーサー・ペン
出演:ウォーレン・ビーティ 、フェイ・ダナウェイ 、ジーン・ハックマン 、マイケル・J・ポラード 、エステル・パーソンズ 、デンヴァー・パイル
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
ケチな自動車泥棒だったクライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニーと運命的に出会い、コンビを組んで強盗をやりはじめる。二人は順調に犯行を重ねていくが……。



コメント:
一度観たら忘れられない。
アメリカン・ニューシネマの第1号となったこの作品では、映画史上最高のインパクトと言っていいほどのラストが待っています。
しかもこれが実話だと知ったときが本当に衝撃的でした。

軽い気持ちで強盗を繰り返していき大恐慌時代の人気者になっていくクライドとボニー。
しかしラストで彼らは87発の銃弾を浴びて絶命する。
まさに天国と地獄の両方を見せ付けられ何とも言えない終わり方をする映画だ。

当時を象徴するかのような作品なだけに観て損はないと思う。