原題:INTO THE BLUE
製作年度:2005年
上映時間:111分
監督:ジョン・ストックウェル
出演:ポール・ウォーカー 、ジェシカ・アルバ 、スコット・カーン 、アシュレイ・スコット 、ジョシュ・ブローリン 、ジェームズ・フレイン
オススメ度:★★★☆☆
ストーリー:
カリブ海に浮かぶバハマでダイビング・インストラクターをしているジャレッド。いつか沈没船を見つけてお宝を手に入れたいと夢見る彼は、ハリケーンが通り過ぎた海で、ついに沈没船の一部を発見する。それが何百万ドルもの金塊を積んだまま難破したと伝えられる“ゼフィア号”と確信したジャレッドは、恋人のサム、幼なじみのブライスらとともに自分たちだけで引き上げようと誓い合う。ところが、そのすぐそばには麻薬を積んだ密輸飛行機も墜落していた。しかし、せっかく見つけた沈没船の存在を隠しておきたい彼らは、警察への届け出をためらうのだったが…。
コメント:
ポール・ウォーカーとジェシカ・アルバの肉体美を全面的にアピールしたポスターなどを見れば、誰でも想像するのは”海を舞台にしたラブストーリー”ではないだろうか?自分の勝手な思い込みで観てしまった本作…まさかサスペンス・アドベンチャーというシリアスな内容だとは思ってもみなかったので驚きの連続であった。
鑑賞する前までは、ちょっとしたトラブルがきっかけで恋仲に危機が訪れるが美しいカリブ海を舞台にハッピーエンドで終わってしまうような、そんな普通のストーリー展開を想像していた。ところがどっこい、お宝、麻薬、鮫、銃などサスペンスには欠かせない要素がわんさか出てきて事態はどんどんドロ沼状態に…。とにかく詰め込めるだけネタを詰め込んでトラブルの連続もいいところ。意地でも観客を楽しませてやろうという、製作者側の意気込みが逆に空回りしているような感じがしてちょっと疲れる作品だ。
この映画の問題はなんといっても「宣伝方法」にある。特にあのポスター…あれはずるい。まあジェシカ・アルバの肉体美を見たいという不純な動機で観てしまった僕が一番アホなのだが、それにしてもやっぱりこれはやり過ぎだ。出演者の肉体美といってもそんなに見入るほどのものではなくて至って普通。それなりに鍛えてるなぁとは思うもののストーリーとは全く関係がないのだ。そんな美しいシーンどころか、本作ではかなり痛いシーンが次々と登場する。鮫に食われるシーンなんかは『ジョーズ』に匹敵するほどのリアリティがあってかなり痛い。そんなことは一言も宣伝文句にしていないので、苦手な人は注意した方がいいだろう。
本作での収穫といえば、俳優の新しい一面を見れたことかな。と言っても主演ではなく脇役のジョシュ・ブローリンとジェームズ・フレインの二人だ。とにかく彼らの悪役ぶりはかなりハマっている。ジョシュ・ブローリンなんかはどちらかと言えば硬派な役柄のイメージが強かったので、ヒゲ面でイカレタ役が似合うことにちょっと驚いた。ジェームズ・フレインは「24 TWENTY FOUR」の4シーズンでしか見たことがないが、この人も麻薬組織のリーダーとしてワンシーンしか登場しないがとても強いインパクトを残している。
なんだか微妙なレビューになってしまったが、作品自体が微妙だったということで…。ひとつのテーマに的を絞ってやれば結構いい映画になっていたと思うだけにちょっと残念。ひとつだけ褒めるとすれば、沈没船の捜索はなかなかワクワクして楽しかったというところだ。
製作年度:2005年
上映時間:111分
監督:ジョン・ストックウェル
出演:ポール・ウォーカー 、ジェシカ・アルバ 、スコット・カーン 、アシュレイ・スコット 、ジョシュ・ブローリン 、ジェームズ・フレイン
オススメ度:★★★☆☆
ストーリー:
カリブ海に浮かぶバハマでダイビング・インストラクターをしているジャレッド。いつか沈没船を見つけてお宝を手に入れたいと夢見る彼は、ハリケーンが通り過ぎた海で、ついに沈没船の一部を発見する。それが何百万ドルもの金塊を積んだまま難破したと伝えられる“ゼフィア号”と確信したジャレッドは、恋人のサム、幼なじみのブライスらとともに自分たちだけで引き上げようと誓い合う。ところが、そのすぐそばには麻薬を積んだ密輸飛行機も墜落していた。しかし、せっかく見つけた沈没船の存在を隠しておきたい彼らは、警察への届け出をためらうのだったが…。
コメント:
ポール・ウォーカーとジェシカ・アルバの肉体美を全面的にアピールしたポスターなどを見れば、誰でも想像するのは”海を舞台にしたラブストーリー”ではないだろうか?自分の勝手な思い込みで観てしまった本作…まさかサスペンス・アドベンチャーというシリアスな内容だとは思ってもみなかったので驚きの連続であった。
鑑賞する前までは、ちょっとしたトラブルがきっかけで恋仲に危機が訪れるが美しいカリブ海を舞台にハッピーエンドで終わってしまうような、そんな普通のストーリー展開を想像していた。ところがどっこい、お宝、麻薬、鮫、銃などサスペンスには欠かせない要素がわんさか出てきて事態はどんどんドロ沼状態に…。とにかく詰め込めるだけネタを詰め込んでトラブルの連続もいいところ。意地でも観客を楽しませてやろうという、製作者側の意気込みが逆に空回りしているような感じがしてちょっと疲れる作品だ。
この映画の問題はなんといっても「宣伝方法」にある。特にあのポスター…あれはずるい。まあジェシカ・アルバの肉体美を見たいという不純な動機で観てしまった僕が一番アホなのだが、それにしてもやっぱりこれはやり過ぎだ。出演者の肉体美といってもそんなに見入るほどのものではなくて至って普通。それなりに鍛えてるなぁとは思うもののストーリーとは全く関係がないのだ。そんな美しいシーンどころか、本作ではかなり痛いシーンが次々と登場する。鮫に食われるシーンなんかは『ジョーズ』に匹敵するほどのリアリティがあってかなり痛い。そんなことは一言も宣伝文句にしていないので、苦手な人は注意した方がいいだろう。
本作での収穫といえば、俳優の新しい一面を見れたことかな。と言っても主演ではなく脇役のジョシュ・ブローリンとジェームズ・フレインの二人だ。とにかく彼らの悪役ぶりはかなりハマっている。ジョシュ・ブローリンなんかはどちらかと言えば硬派な役柄のイメージが強かったので、ヒゲ面でイカレタ役が似合うことにちょっと驚いた。ジェームズ・フレインは「24 TWENTY FOUR」の4シーズンでしか見たことがないが、この人も麻薬組織のリーダーとしてワンシーンしか登場しないがとても強いインパクトを残している。
なんだか微妙なレビューになってしまったが、作品自体が微妙だったということで…。ひとつのテーマに的を絞ってやれば結構いい映画になっていたと思うだけにちょっと残念。ひとつだけ褒めるとすれば、沈没船の捜索はなかなかワクワクして楽しかったというところだ。