いまさら通知って...

株といい、石油価格といい、金融の動きは集団ヒスだとつくづく感じる今日この頃です。各社の決算がマイナスや下方修正になれば、ふつう、株価は下がるはず。ところが実際は逆。不安さえとりのぞかれてしまえば、こんなもんですか。急速に円高になったので、この為替が落ち着けば、輸出企業の業績もよくなりますし。それにしても、ソニーの業績悪化ときたら。つい先日の復活宣言はいったいなんだったのかな。最高益をあげたパナソニックあたりとくらべ、やはり経営が下手なのでしょう。

株、為替などの乱高下は面白い見ものだと思って、見物しようと思います。すでに実生活で不況のあおりも為替の影響も受けていますが、これ以上悪化しさえしなければ、なんとかなるので、のんきにできるのです。あわてたってしかたないしね。一応、手は打ちましたし。

NY市場、ロンドン市場も上がったことなので、今日も東京を含むアジア市場が大幅高になって、金融不安が大幅に減退するといいのだけど

さて、金融不安関連で、いまさら何をやっているんだ、という書類が届きました。医療保険に加入している保険会社は外資系A社。万が一入院したときにそなえておこうと数年前に加入。ここを選んだのは保険料が安いから。それと、毎年、保険の更新をするのが面倒くさかったから。高い終身保険プランにははいりませんでした。だって、いつ破綻するかわからないもの。なのに、毎月、ぶあつい勧誘が送付されてくるので、正直うんざりしていたわけです。開きもせず、即、ゴミ箱行きにしていました。

破綻したAIGのグループ会社で、AIGの事業再編に伴い、株式が譲渡されました。げげ、とは思いましたが、冷静に考えるとAIGにいるよりはマシかもしれない、と開き直ることにしました。つくづく終身保険なんてはいらなくてよかった、と思いましたね。

株式の譲渡があったのは10月3日。普通、すぐに通知するでしょ？ヘタしたら自分の保険がだいなしになるかも、ってパニックになるお客さんって多いはずだから。

なのに知らせは何もなし。新聞ではそれなりにとりあげられたというのに。新聞報道で、保険は無事らしいと知って安堵したのでした。

昨日やっと、保険契約は保護されており、何も代わりません、というお知らせがきました。知らせがないのは無事な証拠と、ほっておいたとはいえ、まったく、何をやってるんでしょ。勧誘は熱心にするくせに、こういう大事な通知を怠るとは

他社とくらべ、格安なので契約しているものの、改善が見られない限り、次の更新あたりでは考えなおしたほうがいいかもしれません。サービスを提供するのなど二の次で、稼ぐことしか考えてないんじゃないかしら。お客さんは単なる金づるとみなすスタンスがアメリカで蔓延したから、金融危機がおこったんだわ、と再度腹をたてたのでした。

しかし、お客様のため、なんていうのは口先だけの会社は多いです。誠実に取り組んでくれる保険会社、金融会社をさがすのって、どうすりゃいいんでしょうね。