翻訳ソフトというのは少なくとも日本語と欧米言語の間ではあまり訳にたってくれないものですが、翻訳者にとって、データベースから一致した文章や類似した文章の訳をひっぱってくれる翻訳メモリソフトはそこそこ便利なものです。このソフトがあれば、繰り返しの多い書類であれば、3分の1ぐらいが作業をしないですむ場合もあります。特にコンピュータ・マニュアルを手がけている人には必須でしょう。
翻訳メモリソフトといえばTradosが有名なのですが、このソフト、妙に高いですし、いろいろな機能がついているおかげで操作もめんどうです。今もやってるかどうか知りませんが、この操作法を教えるだけで半年の講座を作った会社もあるぐらいです
会社で極端な量の翻訳を長期間にわたってやるときに、翻訳メモリ購入を訴えたのですが、Tradosは値段が高すぎるというので、取引先(つまり、契約社員として以前働いた会社と派遣先の今の会社)二社で却下されました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
そこで探し出したのが、Wordfastです。Tradosに比べると、機能的には劣る部分もありますが、翻訳メモリソフトに望む最低限の機能は備えています。おまけに、価格が圧倒的に安いのです。残業数日間で元がとれるという金額。会社での購入申請もパスして、約1年使い続けています。
フランス人翻訳者が作ったこのWordfastは、正確に言うと、Wordのマクロです。インストールすれば、Wordにツールバーがつきます。ターゲット言語(たとえば英日なら英語と日本語)の原文と訳文をペアにして、テキストベースのデータベースを作って、次回、完全に一致するか一部一致する文章が出てきたときは、自動的に表示するというものです。
Tradosではできた、不一致部分の表示とかはできませんし、用語管理の使い勝手が悪い、Unicodeが不完全なため、時々文字化けするなど、欠点はあります。ですが、操作がかんたんで、日本語マニュアルまで用意されており、サポートも速い、ExcelやPowerPointの翻訳にも使えるなど、長所は欠点を補ってあまりあると思います。
もう一つプラスになるのは、作業中には原文と訳文を対にして表示し、作業が終わると原文をボタン一つで消すことができるという点です。前は、原文の下に訳文を入力して、作業が終わると手で消していました。家でやっている翻訳は法律や金融関連が多くて、データベース活用という点ではあまり役にたたないため、今まで導入しなかったのですが、この原文消去作業がなくなるだけでもいいかと思って、昨日、とうとう家のパソコンにもインストールしました。今日は一日、このソフトを使って作業してます。最後の原文消去に一日あたり20分ほどかかってましたので、今日はそれが短縮されるでしょう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yaho.gif)
翻訳者しか使わない特殊なソフトですが、Trados以外で安い翻訳メモリを探している人にはお勧めです。作者がフランス人なだけあって、当然ながらフランス語など英語以外の欧米言語にも対応していますし、中国語でも使えるようです。
Wordfast
翻訳メモリソフトといえばTradosが有名なのですが、このソフト、妙に高いですし、いろいろな機能がついているおかげで操作もめんどうです。今もやってるかどうか知りませんが、この操作法を教えるだけで半年の講座を作った会社もあるぐらいです
会社で極端な量の翻訳を長期間にわたってやるときに、翻訳メモリ購入を訴えたのですが、Tradosは値段が高すぎるというので、取引先(つまり、契約社員として以前働いた会社と派遣先の今の会社)二社で却下されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
そこで探し出したのが、Wordfastです。Tradosに比べると、機能的には劣る部分もありますが、翻訳メモリソフトに望む最低限の機能は備えています。おまけに、価格が圧倒的に安いのです。残業数日間で元がとれるという金額。会社での購入申請もパスして、約1年使い続けています。
フランス人翻訳者が作ったこのWordfastは、正確に言うと、Wordのマクロです。インストールすれば、Wordにツールバーがつきます。ターゲット言語(たとえば英日なら英語と日本語)の原文と訳文をペアにして、テキストベースのデータベースを作って、次回、完全に一致するか一部一致する文章が出てきたときは、自動的に表示するというものです。
Tradosではできた、不一致部分の表示とかはできませんし、用語管理の使い勝手が悪い、Unicodeが不完全なため、時々文字化けするなど、欠点はあります。ですが、操作がかんたんで、日本語マニュアルまで用意されており、サポートも速い、ExcelやPowerPointの翻訳にも使えるなど、長所は欠点を補ってあまりあると思います。
もう一つプラスになるのは、作業中には原文と訳文を対にして表示し、作業が終わると原文をボタン一つで消すことができるという点です。前は、原文の下に訳文を入力して、作業が終わると手で消していました。家でやっている翻訳は法律や金融関連が多くて、データベース活用という点ではあまり役にたたないため、今まで導入しなかったのですが、この原文消去作業がなくなるだけでもいいかと思って、昨日、とうとう家のパソコンにもインストールしました。今日は一日、このソフトを使って作業してます。最後の原文消去に一日あたり20分ほどかかってましたので、今日はそれが短縮されるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yaho.gif)
翻訳者しか使わない特殊なソフトですが、Trados以外で安い翻訳メモリを探している人にはお勧めです。作者がフランス人なだけあって、当然ながらフランス語など英語以外の欧米言語にも対応していますし、中国語でも使えるようです。
Wordfast
登録されているTUとの不一致部分は、部分一致したTUを表示させると、ハイライト(Wordの「蛍光ペン」)で示されるようになっています。
Wordfastについては、「Wordfastメモ」(http://wf.mkires.org/index.php?TopPage)にも書かれています。
70歳になってから翻訳を始めて1年過ぎました。翻訳(英語)にほぼ慣れだしてから、翻訳を少し早めようと欲を出し、自動翻訳ソフト(コリャ英和)を購入しました。おかげさまで翻訳(医歯薬系)もだいぶこなすことができ、翻訳ソフトに翻訳文がだいぶたまってきました。
年甲斐もなくと言われるかもしれませんが、今度はもう少し楽に翻訳に取り掛かりたいと思い、翻訳メモリを利用してみたいと思い、Wordfastにたどり着いた次第です。とりあえず、デモ製品をワードに挿入したいのですが、うまくいきません。私のコンピュータ技術の低さによるものとも思われます。
どのようにお願いしたいいのかもよくわからないのですが、種々のWebサイトを見て、ここにたどり着いたところです。よろしくご教示いただきたく、お願い申し上げます。
今はWordfast Professionalというのがありまして、wordと別に翻訳環境をたちあげます。これはクリックだけで通常のソフトと同じようにインストールできます。たぶんインストールまでは問題ないので、wordファイルをWordfast Professionalから開くのに音大があるのでしょうか?
どちらをお使いですか?もう少し詳しく教えていただけませんか。
Wordfastのサポートはとても親切ですので、開発者にメールをだして聞いてみられるといいかもしれません。英語でのやりとりはたぶん問題ないでしょうから。
自動翻訳ソフトはいかがですか?個人的にはまるで使えない、ないほうがマシ、と自動翻訳ソフト環境を指定された時にいったことがあります。ぱらぱらとか、用語一括変換マクロのほうがはるかに使いやすいのでは...