My Favorite Things

お気に入りのものあれこれ

集団健康診断 本当に必要?

2006-07-25 23:27:56 | Weblog
会社で健康診断がありました。が......集団健康診断の効果ってあまりないんではなかろうかと思う人はけっこういるのでは。まず、結果がでるのがあまりにも遅い。今いる会社の場合、7月に受けて、結果がもらえるのはたしか10月です。これって、どこか悪いところが判明したとして2ヶ月~3ヶ月のタイムラグがあるわけ。一方、集団検診でやる程度の診断を個人的に受けたら、個人医院でうけたって、検査結果は2日後にはでてしまうでしょ。となると、個人で診断をしてもらうほうがはるかにマシです。早期発見につながるから集団健康診断を受けなければならない、なんてするのはまったくのナンセンス。

それから、診断方法にも大いに問題があるんではないかしら。たとえば胃潰瘍をやったことがある人なら、バリウムを飲んで検査すると完治していても必ずひっかかるんですよね。私は潰瘍はやったことはないのですが、バリウムを飲んだら必ず数日間おなかをこわすので避けたいです

  

それに個人情報はどうなるんだ、ってのも気になりますよ。次の法律があるので、診断結果は少なくとも2箇所におかれることになるんですよね。

「健診結果は、労働者本人に通知するとともに、「健康診断個人票」(様式5号(2))に記録し5年間保存することが必要です。(安衛則51-4、51)
■常時50人以上の事業場は、所轄労基署長へ「定期健康診断結果報告」を行う必要があります。(安衛則52) 」

本当に会社や労働基準局の情報管理がちゃんとしているかというと、ものすごくあやしいです。労働災害がでたときの用心なんでしょうが、それにしても......

今の検査って、法律で決まっているからしかたなしにしているだけの検査でないかと思うのです。昨年、毎日新聞に健康診断の代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査やコレステロール検査など16の項目で「検査を受けることを勧めるだけの根拠がない」「病気予防や悪化防止(に役立つだけ)の証拠がない」という見解がでたという報道がありました。医療費の高騰と危機に瀕している国家財政が背景にあるため、健康診断にかかる費用を削減しようとした厚生労働省の陰謀だという説もありますが、ある程度は本当ではないかしら。

健康診断は少なくとも三つのオプションがあったほうがいいと思います。
1.人間ドックなど個人的に健康診断を受けることを許可し、集団検診と同じ費用を会社が負担する。むろん、健康診断を受けたという証明書は必要とする。
2.持病のある労働者については、医師の通院診断書があれば、該当項目の検査をはずす。また、過去の疾患についても同じとする。(ひっかかるのがわかっている検査をわざわざする必要などあるでしょうか。費用や費用が無駄だし、本人にとっても苦痛以外のなにものでもない)
3.1、2のない労働者については集団健康診断を義務にする


もうすでに1や2は実行されているんでしょうか?たぶんされてないですよね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿