ピアニスト『石井琢磨』さんのリサイタルに行って来ました。
三年前、辻井伸行さんのコンサートに行って以来の、本当に久しぶりの音楽鑑賞でした。
感想は『良かったぁ~!』の一言につきます。 (*^_^*)
今回の会場は、隣県の、しかも、県庁所在都市ではない小さな街の、小さな音楽ホールでした。
そして、当然のことながらステージの上にはピアノが一台とピアニストが一人だけ。
オーケストラと共演のコンサートとは違い、見かけはとてもシンプルです。
でも、それが逆に客席との親近感に繋がり、とてもアットホームな雰囲気の中で『世界の石井』の演奏を楽しめました。
私は以前から石井ファンで(息子の影響です)、一人でいるときは大抵BGMとしてYouTubeの彼の演奏を流しています。
生の演奏は今回が初めてでしたが、YouTubeで視聴するよりも、ずっと、ずっと、心に染みるようでした。
今回のリサイタルは、ご本人が「僕の大好きな曲を選びました」と、演奏する曲のすべての背景などを丁寧に解説して下さったおかげで、音楽のことなど何も分からない私でしたが、少しだけ『クラシック音楽』が身近になったような気もします。
それから、余談ですが。。。。
最後のアンコール曲がシューマンの『トロイメライ』だったのは、私にとって嬉しいサプライズでした。
私がまだ小学生だった時、放課後の下校の時間になるとこの曲が流れたのです。
それは、私の身体の隅々まですり込まれていて、この曲を聴くと、まだ小学生だった頃の自分の姿や、田舎の古い木造校舎が瞬時に蘇り、胸が痛いほどの郷愁にかられます。
でも、時が流れ、時代が変わりました。
現在は古い木造校舎は取り壊され、新しく老人施設が建てられていて、昔の面影は残っていません。 (残っているのは、私の心の中だけです)
久しぶりの遠出で身体は疲れましたが、気持ちはリフレッシュ出来ました。
暑い日が続きますが、また元気で頑張りましょう。 (*^_^*)