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嗜好中枢の感度を良くする(思考中枢の間違いではない)(再掲載4)

2023年12月07日 | スキル

先日、メールでのやり取りの中で、

*****

高精度のものをあつめればなんとかなるというのでなく

高橋は、こういう音を作りたいとチョイスしていくわけで、

どういうのだろう・・・

音の設計図みたいなものがあって、

つくってみたら、目指した音になった。

と、いうところと、

部品を厳選して組み合わせてみたら

良かった。

と、言うところのちがいというか・・・。

******

確かに、高橋の中で、

ーーこんな音を出したいーー

と、いう明確な音のヴィジョンがあり、

その音にたどりつくための試行錯誤は

多少ある。

その音にたどり着くためには

単純に良い部品をくっつけまわせばよい。

と、いうことだけでなく

回路をくみなおしたり

カップリングコンデンサを厳選したり

補強電源をいれたり

などなどの、工夫をしないと

部品、単品だけでは、目指す音の基礎にならないことがある。

仮に単品だけの寄せ集めだとしても

不思議と、目指す音になる。

それは、コンデンサ他、

それらの部品が組み合わされたときに

トータル・融合・相乗効果でどんな音になるか

みえているといってよい。

*****

このコンデンサをつかうと

どういう傾向の音がでてくるか。

他のコンデンサと合わせると、

どうなるか。

など、およその「音」が見えている。

blue開発の時も

あるコンデンサーをつかい、

試行していたが、

これは、多量につかえるものでなく、

あるピンポイントに設置すると

効果があがるものであったので、

ピンポイント用に在庫。

そののち、

非常にてまひまのかかるコンデンサを入手。

小さいし、足がついてないし

WADIA なら1機に100近く使う。

100ちかい小さなコンデンサに足をつける・・

正直、その大変さから他の物をさがしてはみたが、

データ的にも、合格するものがない。

データ集めはかんたんにできるが、

さらに、実際使ってみた人の評価も探す。

やはり、候補にあげたものしか、無い。

100個くらいいっぺんにつかうとなると、

現段階でWADIAのBlue 化だけでも10台以上、

1000個は間もなしになくなる。

まだ、実際に使ってみていないものを

3000個4000個購入するのは、冒険といっても良い。

値段も馬鹿にならない。

100万とはいわないが、

それだけの在庫をもつために

商社に間もなしにお金を払わなきゃならない。

いつだったか、

趣味と仕事の違いということを詮議したことがあるが

試しにつけて、ダメだったら

別のものにかえりゃ良い。と、いう値段ではない。

ましてや、良い音を提供するを叶えるものを

持たなきゃいけない。

ある意味、失敗は許されない。

試してみて、良かった・・・という

段階ではないのだが、

どういうわけか、

その目が狂わない。

そして、それまでの音質改善やらOH やLTD 化という

機器の性能ごとあげているのが

功を奏す。

データーだけでは、計り知れない

それまでの向上が、さらに余剰効果を生み出す。

 

よく、PCM1704 で説明するが

PCM1704 は解像度を上げる。

その解像度自体が多くの市井の音質改善では

上がっていない。

ない解像度を解像することはできない。

 

つまり、LTD 化までのところで、

実力がついているので、

blue化で一気に花開く。

 

そういう地道な積み重ねによって、

チョイスしていったものと比べると

(と、いうか、選択眼が出来上がっている)

データが良いからと、

組み合わせても、

骨子・骨格が出来ていないし、

このコンデンサでこの音が出てくるという

組み合わせの妙と

それを常日頃から意識していく耳がないと、

偶然の産物の音に自らが肩入れしてしまう。

 

妙な言い方だが、

こういう話がある。

ある男性から聞いた話だが、

交際中の女性が10点のうち8点くらい満足できる相手だったとする。

そのときに

交際中の女性がもってない2点をもってる女性が現れたとする。

極端だが、

その女性はその2点と他には1点くらい、トータル3点くらいしかなかったとしても

俺は行くだろうな・・・

と、いう内容なのだが、

不足を感じてしまった2点というのは、

満足している8点より、そのときは価値が大きく見える。

そんな調子で、

不足していた2点をかなえてしまう別の機器にいってしまいがちなのだが

結局、マイナス8点の部分の空白をプラス2点で補うということを

耳はやってしまう。

結果、8点の部分がないのに、

2点の音に耳がエージングされてしまう。

それが、ある時

なにかの拍子で8点の部分がないことに気が付くのだが

(別の機器をきくとか?)

8点がないということが認識できない。

2点の音に満足しているので

別の機器がわるいのだという風にとる。

 

この辺りは高橋もよくわかっているのだろう。

8点まで持っていたら

それを9点10点にしていくことを目指す。

積み重ね・積み上げでやってきたことなので

まだ、伸びしろがあるとかの耳での判断は簡単にできるが

実際に

もう1点、ふやしていく。と、なったときには

どうすれば、目指す音になるか。

変更できる場所は判っていても

やってみなきゃわからないのが音。

結局、やってみて、たいてい一回でOKなのだが、

では、

その9点になる施工をしてくれと言われたときに

1~8点までの積み上げがなければ

9点になるわけがない。

それを個人が行うとしたとき

仮に高橋が8点までの施工を伝授したとして

その中身には

ものすごいノウハウやら積み重ねが入っている。

それを率直に同じように作ってみて

その音が、どんなものであるか

自分の耳できちんと確認して

自分の目指す音となのか、どうか

見るしかない。

その後に自分で9点10点をめざすか、

2点のものに移行するかは

本人の嗜好でしかない。


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