の、調子が悪かったのだけど
この忙しさで、長いこと触ることが出来なかった。
真空管アンプでの検証も必要だと思うので
合間をぬって、harman kardon CITATION Ⅱレプリカ
を、直した。(むろん、高橋が・・・)
(軽度~重度の度合いで、真空管アンプでは、CDPがおかしくなるという事象については
真空管アンプの入力電圧の低さやグランド?(代理、よく、わかってない)の取り方とかという設計による。
これは、個人作成、メーカー作成であっても起こることなので、真空管アンプをお使いの方は
入力電圧やグランドなどなど、よく確認していただきたく思う)
で、さっそく、聴かせてもらう・・・
(むろん、別SPでちゃんと、確認してから、システムにつないでいる)
第1印象・・・
暖かい・・・音色。
伸びやかなので、耳にすっとなじむ。
が・・・
なにか、違う。
判らないので、トラアンプに替えてもらう。
第1印象。
張り詰める・・冴える・・という言い方より
凍てつくような寒い世界にはいりこんだ、感覚をうける。
伸びやかと思った真空管アンプの音が、
きちんと、最後まで響き切らないうちに終わっていたと判る。
寒い深夜に外にたたずむと、遠くからの音が細かく聞こえてくる。
音が冴えるというのは、こういう状態に近いのだと思う。
あたり一帯は静音・静寂なのに、10KMも離れた海から
船の音がする。
それに近い。
だから、凍てつくような寒い世界に入り込んだ感覚を受けたのだろう。
真空管アンプが暖かくかんじたのは
逆に、何を言っているか聞き取れなくなるほど近くに寄りすぎれば、
相手の体温を感じる。
そういう感覚ににているからだろう。
どこかで、真空管アンプのたらしの手口にはまってしまいやすいwww
と、書いた覚えがあるが、
確かに、上等な「たらし」である。
しばらく、真空管アンプのたらしにはまってしまっていたが
トラアンプをきいて、我に返ったwwww
今度は逆に、真空管アンプの張り詰めた音の不足(なさといってよいか)
冴え渡らない響き・・・が耳につきはじめ、
聴く気がうせてしまった。
だが、ふと思う。
たぶん、これが、WADIA6LTD(改)Blueじゃなければ
十分な音をだす真空管アンプと感じるだろうと・・・
なぜならば、WADIA6LTD(改)Blue自体が
響きも冴えも奥行きも臨場感も輪郭も、陰影も空気感も情感も・・その他もろもろ・・持ち合わせている
だから、真空管アンプが、さらによくなるけど
逆に、WADIA6LTD(改)Blueには、緻密さやら、無音部分の静寂とか、空気感とか、余韻や響きの中の切れ・輪郭とかそのキレの中にまだ、余韻・響きを緻密に表現する能力がある。
それらが、真空管アンプでは、表現できない。
曖昧に伸びやかさで、終わらせてしまうため
嘘っぽい音というか、脚色された音とかんじてしまい、聴き続けられなくなった。
トラアンプとトラアンプの率直さで6LBの真髄を表現するという
(更新してないけど、LTD(改)Blueになって、3年以上たっています)
この3つ巴を聴かなければ
たらしこまれたままでおわってしまうほどの
の出来栄えともいえる。
つくづく、前回の訪問者さまはいろいろとラッキーだったと思う。
ご自宅に真空管アンプとトラアンプと持っていらっしゃった。
そして、6LB・・・
*******
昨日WADIA6を真空管プリにつないで音出ししたときは、全てが滲んだような違和感で「こんな音では無かった」と。
「真空管とはこう言うことか」とブログの内容を耳で理解しながら、CD1枚我慢して聞きました。耐えきれなくなりWADIA6とパワーアンプを直結して、パワーアンプのボリュームを調整して聞きましたが、この音が鮮烈でした。いやー、ほんとに「鮮烈」です。
*******
と、いただいていて、
さもありなん・・・とは思ったものの
実際、長いこと、
の、音をきいておらず、
前回聞いたときのインプレでは
ほぼ、
と、同じ音。
(ハーマン同士でもあるので、傾向はにていると思う)
で、やはり、この時も、
きちんと響きが出ておらず、緻密さが薄く、基準機には、ならない。
と、書いていたと思います。
で、あったはずなのに・・・
6LBの熟成が進んだせいか?
はたまた、当時、6LTDだったのか・・・
今回、真空管アンプ、
みんな、真空管アンプがよいというのが良くわかると思うほど
聴かせてしまう音になってしまっていて・・・www
サイテーショントラアンプ・コントロールアンプ
を、聴かなければ、どつぼにはまっていたwwwww
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代理様のおっしゃるように、山手サービス訪問の視聴があったからです。
この視聴が無かったら真空管で「揺らぎ」を楽しんでいたと思います。
代理様の視聴を進めてくれた事に感謝です。
そしてこの視聴時の高橋様の「自然に聞こえる音」と表現した言葉と、
実際に出てくる音の自然さに驚きました。
私の自宅では、響きに「揺らぎ」が重なっていたことに気がつけました。
訪問時、代理様がおっしゃっていた
「まず音には輪郭が有り、
その響きにも輪郭が有り、
余韻にも輪郭がある。
だから音が無いところが生きてくる」
とても分かりやすく表現されていると思います。
訪問時に感じた奥行き感が真空管では出ません。
真空管の方が響き(揺らぎ)は豊かに感じるのですが、奥行き感にはならい。平面的に響いているだけ(揺らいでいるだけ)。
真空管を外し、簡単なアッテネーターだけの方が響き(揺らぎ)は減りますが、グッと奥行き感が出てきます。人の声がリアルに聞こえます。こちらの方がダントツで「リッチな音」です。
昨晩気がついたのですが、低域の出方がとても良くなっています。
はっきりスッキリの音色に耳を奪われていたのですが、この低域があってこそ生きている音ですね。
耳障りにならない活発な音、今まで感じたことの無い感覚です。
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と、いうメールを読み返して
今更ながら
本当に良い音を実際に聴いてみなきゃ判らないということを
思い返しています。
良くなったものを聴けば、
あっさり、誑し込まれるwwww
そして、当方も同じく、後追いで
真空管アンプとトラアンプ、聞き比べてみて
ある意味、真空管アンプは
おそろしいライバルであり
危険な誘惑者でもあると
思いました。
巷の人が真空管アンプが良いという原因のひとつに、ふたつに・・・
やはり、究極ともいえる自然な音(あらゆる音世界・音質を構築する)CDPを持っていないことにより
響きとか・・余韻とか・・そういうものを真空管アンプで補わざるを得ないという事と
同じ意味ですが・・・
システムを審神者できるほどの上記のようなCDPをもっていない。
二つ目は、
真空管アンプとトラアンプの良いものを持っていない。
複合的に・・・
良いCDPでの、聴き比べができないので
真空管アンプにはまったままになる。
で、真空管アンプの足らなさを認識できない。
(実際、さっきの代理がそうであったように・・・)
*******
しかし、なぜ、真空管アンプは、きちんと輪郭がでたまま響かせることが出来ないのだろうと思うのです。
もっと、ひどい時はCDPやSPがまともな音がでてなくても(壊れているに等しい状態でも)、
真空管アンプにすると、真空管独特の音のままを出していく。
つまるところ、CDの音を、情報もきちんと表現できずにいるということになるわけですが・・・
なぜ、そうなってしまうのだろうか?
低域の響き(空気振動)もほとんどないし・・・
WADIA6LTDぐらいから、
周波数を2MHz以上カットということをやっています。
それらは、アンプはもちろん、
SPからも出てくるものです。
ただ、耳には聞こえない・・・
それが、代理の耳は特殊で、検証結果、
3MHz以上カットになると、頭が痛くなるwww
で、実際聴こえてくる音もきんきんの音になり
2MHz以上カットだと見事な音になり、頭もいたくならない。
と、いう事を逆に考えると、
もしかして、真空管アンプの周波数はかなり狭苦しいため
あんな音になるのか?と考えてネットをあさりました。
逸品館さんの記事の中からですが・・・
3.アウトプット・トランスの存在。
真空管方式のアンプでは特殊な例(OTL方式アンプ)を除いて出力にインピーダンスマッチングトランス(出力トランス)が使われます。出力トランスはその特性上、超低域と超高域を再生出来ません。そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。また、アウトプットトランス自体の「響き」も再生音に付加され、響きが多く柔らかく暖かい音を生み出します。
なるほど・・・ですね。
WADIA6LBの2MHz以上カットということは、
逆に言えば 2MHz以上のところでノイズがおきると考えても良いかと思います。
なので、2MHz以上カットにより、2MHz以下の非可聴帯域も可聴帯域も、整った音になってきます。
(非可聴帯域も可聴帯域を良くしていく、音の要素で、非可聴帯域から、可聴帯域に、フォールダウンがあります)
で、あるのに、
真空管アンプの出力トランスにより、その特性上、超低域と超高域を再生出来ません。
そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。
しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。
はい?
つまり、トラアンプ+6LBで
0Hzから2MHzの音がでるのに、
真空管アンプ+6LBでは・・
真空管アンプが、
およその可聴帯域 20Hzから20KHzのフィルター(周波数カット装置)を付けているという事になります。
こうなると、当然、フォールダウンが起きず、距離感は出ない、陰影が出ない、空気感・空気振動・もろもろの
フォールダウンの良さが、見事になくなる・・・
WADIAの元も、おそらく1MHzとか500KHzとか・・・
そのあたりでカットしていたと思うのですが
このことは、非常に判り難く取説に書いてあります。
簡単にいうと、
20KHzなどでカットしてしまうと音が良くないため
WADIAはそうとう高いHzの非可聴帯域に歪を追いやることで、
この音を実現させました。
と、いうことですね。
で、相当、高いHz以上はカットしてますので
再生される非可聴帯域+可聴帯域が良い音になってくる。
なにか、代理、納得しました。
だから、WADIA6LTDがひずんでいても
K2が中高音引っ付いていても
真空管アンプだと、再現できない。
やはり、以前書いていたように、
真空管アンプは
良いCDも悪いCDもそのまま、再現できない=WADIA6LTD(改)Blueの真髄を表現できない。
きいているのは、真空管アンプの個性の音で
6LBは、そんな程度の物じゃない。
と、いうことですね。
むろん、それでも、6LBだと、
真空管アンプがいっそう良い音になるので、
真空管アンプの個性で、色んなことを減衰させているとは気が付けないのでしょうね。
気が付いている方は
やはり、同じようにトラアンプ・真空管アンプ・WADIA6LB(SB)を持っている方で
真空管アンプでは、聴かなくなったというか、
トラアンプのほうが良い
真空管アンプはレコードとか聞くときに使う・・とか
そういう報告が良くあります。
実際、レコードをトラアンプで聴くと
(6LBなど、もってないと判らないと思いますが)
やはり、距離感とか臨場感とか、もろもろ、物足りないので、
粗として感じてしまうのですね。
なので、逆に
真空管アンプの出力トランスにより、その特性上、超低域と超高域を再生出来ません。
そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。
しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。
また、アウトプットトランス自体の「響き」も再生音に付加され、響きが多く柔らかく暖かい音を生み出します。
の、作用により、聴ける音になるのでしょうね。
ソースにあわせて、アンプを選ぶのも重要だと思います。
LTD仕様音質改善・LTD化・Blue化・準Blue化などを施工した機器は
響きもあり、緻密で・・輪郭があり・・空気感があり・・エトセトラと、と
非常に優れた音を出してきます。
真空管アンプで、響きを補うことはいっさい不要で、
むしろ、真空管アンプでは、自然な響きを壊して表現してしまうので、
トラアンプをお勧めします。
それも、何度か書いているように、
素直なアンプであれば、中古の1万円アンプでも、
十分、表現できます。
ようは、アンプで音を作る(足す・脚色・色付け)のでなく
CDPからの情報を忠実に増幅することが、大事なのです。
で、無ければ
サイテーション16Aというごりごり・ざりざりの音のアンプを
率直なアンプにするため、何10万もおまけに何週間もかかって、
改造するわけがないのですから。
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