Suntory Saturday Waiting Bar AVANTIってご存知ですか。 東京は元麻布、仙台坂を上った辺りにある架空のイタリア料理レストラン『AVANTI』のウェイティング・バーで毎週土曜日の夜繰り広げられる常連客の皆様の日常会話に聞き耳を立てる(要は盗み聞き)というコンセプトのラジオドラマ。 1992年から東京FM系のラジオ局で夕方17:00 - 17:55に放送されているかなりのロングランのラジオ番組です。
確かに『AVANTI』というレストランは実在しませんが、物語の中では詳細な設定が決められていて、番組のWebサイトでは、旧華族のお屋敷が戦後米軍の将校クラブになり、その後イタリアン・レストランAVANTIになって今に至る歴史やバーのレイアウトまで実に事細かに書かれています。 ウェイティング・バーっていうのは、欧米の多少高級なレストランには大抵あるのですが、ディナーでダイニング席へ移るまで、軽く一杯カクテルなんかを引っかけながら、談笑したり待合をする場所です。 勿論、バーはバーでそれだけを利用してもOK。
AVANTIのWebサイト←クリックね
ロンドン野郎がカナダで暮らしている頃、フトこの番組が懐かしくなって、Webサイトを検索してみたところ、番組そのものを聞く事はできなかったものの、過去のバーのお客様の『東京一の日常会話』がPodcastで聞けるのを発見しました。 それがあまりにも面白くてMP3でCDに落として、長距離ドライブのBGMでいつも聞いていたんです。
AVANTIのPodcast←クリックね
バーのお客様は、芸能人、俳優、監督、プロデューサー、科学者、ライター多岐多様です。 そういう方々が、自分の得意な分野のお話を、本当にバーで友達と話すように肩の力を抜いて語ってくれるんです。 実際、ほんの少しお酒も入っているのかも知れません。 話を聞きながら、何か違う世界を旅しているような気分にもなります。
バーテンダーのスタン。 そして、常連の『紳士』を狂言回しに、架空のバーの中で、物語が進行します。 常連客の一人、でもお店一の嫌われ者の取手豪州さんが、バーのマドンナの南さんと、どういう訳か結婚してしまったり・・・土曜日の夕方の物語は進んで行きます。 そして、お話の中のもう一つの魅力は、お酒やカクテルの歴史やうんちく。 バーのしきたりやお約束、そして楽しみ方が分かって来るんです。
『ところで、もしAVANTIの常連客達が繰り広げる東京一の日常会話にもっと聞き耳を立ててみたいと仰る方は、良かったら土曜日の夕方お近くのFM局で放送中のSuntory Saturday Waiting Barをお訪ねになりませんか?』
『スタン、ハイボールをもう一杯!』
逆に言うと、あまりまじめに聞いた事が無いような気がします。 谷村しんじ、堀内たかお、中島みゆき?のオールナイトニッポン。 学生時代に周りはみんなそういう話題で盛り上がっていた頃、夜に超弱いロンドン野郎はそんな時間に起きている事もできず、いつも仲間外れでした。 しくしく・・・
カナダはラジオ局が一杯ありますよね。 音楽主体ですが、クラシックロックとかカントリーチャンネとか何となく好きでした。 それからトロントの局でしたが、CHFI98.1という局が、なんか妙に選曲が良くて、お気に入りでした。 トロントに出かけるときは、あるところから、このチャンネルに切り替えて流していたような気がします。
夏にこのFM局が何かのイベントを主催していたのも覚えています。
ロンドンではダウンタウンのTD Canada Trustの本店ビルを拠点に流してるFM局が何局かあったような記憶があります。
ま、ロンドンにもFM局があるくらいですから、トロントの局はもっとあるのが当然と言えば当然という訳で、CHFIなんかもその一つです。
QEWでトロントから帰ってくると、ハミルトン辺りまではよく聞こえるのですが、ロンドンまでは届かなかったですね。
ところで、日本は先ほど新年を迎えました。
今ちょうど初詣から帰ってきたところです。 今年もロンドン野郎の初詣は今年も『こんにゃく閻魔』さんでした。 除夜の鐘もついてきましたよ。
まずは、明けましておめでとうございます[E:sign01]
ジェイク、といえば、初代のバーテンダーですよね。 番組のファン、或いは関係者の方でしょうか。
Youtubeの方も知ってはいたのですが、過去のお話をダウンロードしたりするのにはPodcastの方が便利かなと思った次第です。 この番組は日本のバー文化の発展に本当に貢献していると思うんですよね。
Avantiのご常連の城アラキさん原作の人気コミック『バーテンダー』も2月からTVドラマ化させるということで、日本のAuthentic Barがちょっとしたブームになりそうな予感がしています。