第22連隊のシタデルの丘を下ると、ケベック・シティの旧市街が広がります。 まあ、見てくださいませ。 これ、本当にカナダ? 北米? 2005年7月の光景です。
ヨーロッパを旅した事がある方だったら、きっとどこかで見たような街並みの筈。
どうみても、北米の光景じゃありませんよね。
勿論、ケベックは旧フランス植民地。 言語もフランス語。 でも、たまたま英仏の戦争の結果、英国領になって、そのままカナダとして独立してしまった土地柄です。
今でもケベック独立運動ってものがあって、十数年前には本当にカナダから独立の機運が盛り上がってしまった事もあったんです。 そんな経緯もあって、カナダの公用語は英語とフランス語。 商品には必ず二ヶ国語併記が義務付けられていて、ケベックの人々がカナダ国民であることを認識してもらう努力しているんです。 こうなりゃ連邦政府も必死です。
こういう道の標識もパリの街角ですよね。
通りのはずれには、丘の上から見えた超高級ホテルシャトー・フロンテナックChâteau Frontenac。 このホテルの開業はなんと100年以上も昔の1896年。 開業当時から高級ホテルとしてこの地に君臨しています。
本当にお城みたいな巨大なホテルです。 別の言い方をすれば、本物のお城の無い北米の人たちが、本物のお城”みたい”に作ったのが、このホテルなんですね。 アルフレッド・ヒッチコックの映画『私は告白する』で、このホテルの厨房の中で、追っかけのシーンがあったのを思い出しました。
街角では大道芸人がお客さんを集めていました。 これはモンマルトルの丘?
この裏路地みたいな通り。 やっぱりパリの街角そのものに見えてきます。 でも、これはハウステンボスやラスベガスの某カジノホテルみたいなまがい物じゃなくて、ここに住んでいる人たちによって自然にできた本物の街並。 観光地と言いながらも少しばかり奥が深い。
実はその昔フランスのパリはロンドン野郎が本当に何度も足を運んだ街なんです。 勿論お仕事関係の旅だったけど、パリの街は自分の足で歩いて歩いて歩きまくりました。 だから、よけいこのケベック・シティの街並は不思議な感覚です。
あ~やっぱり見ておきたかった。
でも、街並みは、しっかり脳裏にやきついています。
今、大阪に滞在中。今週末帰ります。17日の飛行機、楽しみにしていましたが、残念ながら、見られないです。。。
あ、話が後先になってしまいました。 ケベックの写真。 結構前のお話なんですけど、両親を案内して、オンタリオ州ロンドン市から遠路1000キロの車での旅でした。
写真、お褒めの言葉を頂きましたけど、実は当時のカメラは富士フィルムのFinePicsっていうかなりしょぼいデジカメだったんです。 この旅のあたりから調子がおかしくなって、最後はキャノンのコンデジに買い替えました。 酷使の結果です。
今考えると、ケベックでの撮影条件は最高だったかも知れません。 そうは言いながらも、やっぱり、撮って撮って撮りまくると、一枚くらいはまともな絵があったりするもんです。 アンさまのX3も是非恥も外聞もなくバチバチやってください。 これは篠山紀信のセリフでしたね。 でも、これがやっぱり写真のコツだと思いますよ。
じつはたぬき家がケベック入りした時、空はどんより・・・
主に小雨がぱらつく中の観光でした[E:weep]
そんな訳でシタデルもじっくり見れず。
衛兵さんをぜひ見てみたかったです・・・
まぁ晴れ間ものぞいたので、良しとします。
それでも本当に素敵な街だと感じました。
このお城のホテルに泊まりましたよ!
外観、歴史ももちろん素晴らしいですが
たぬき嫁にとってはマットレスの質の素晴らしさが
一番印象的でした(笑)
続きを楽しみにしていますね。
以前、一度ケベックシティにはお仕事でちょっと寄った事があったんですけど、この時はあまり下調べもせずに”ダウンタウン”のホテルを予約してしまいました。 ところが”ダウンタウン”というのが、実は観光の中心の旧市街ではなくて、現役のビジネス街の真ん中だったんです。
一方、シタデルの衛兵の交代は、本当に偶然だったんです。 何も知らずにフラリと入ってみたら、これ以上のタイミングが無い瞬間に出くわしました。
あまり計画性が無いロンドン野郎。 良かった点もあったけど、やっぱりこの街はまだ十分見きれていません。 もう一度は行ってみたかったケベック・シティ。 突然の日本への帰任が決まる二週間ほど後にちょっとしたイベントがあって、第三次ケベックへの旅を企画していたんですけど、あえなくキャンセル。
たぬき嫁さまも、是非カナダにいる間に、やってみたいこと、行ってみたいところ、は多少無理をしてでも、ガンガンチャレンジすることを、お勧めします。
次はNYへの旅かな?
いろんなところへ行ってみたいとも思うんですけど、その分日常生活とロンドン野朗さんのブログを楽しみます~
観光地には違いないけど、よく考えると、現地での費用って、宿代と食事代しか掛っていないんですよね。 だって、シタデルも現役の陸軍駐屯地。 料金なんて取りませんし、景色もいくら見てもタダ。 それに、カナダに住んで羨ましいと思ったのは、どこへ行っても高速道路も無料。 掛るのはガソリン代だけってことを考えれば、ちょっとした時間と、気力が勝負。
にも関わらず、今やっぱり少々後悔しているのが、ロンドン野郎も意外にカナダの中って歩いていないんですよね。 カナダ在住中にケベック方面へ行ったのも結局これが最初で最後、でした。
さあ、本格的な冬が来る前に、monyoさま一家も、どこかへ出張りましょう!
ロンドン野郎もずぶ濡れ、カメラもずぶ濡れの最悪の状況でしたが、後で確認してみると、ほんのわずかながら、良いショットもありましたよ。
来年こそリベンジ! 頑張りましょう。