ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

アメリカ空軍博物館 その弐

2007-11-27 12:29:02 | 飛行機

  少し間が開いてしまいましたが、オハイオ州デイトンのアメリカ空軍博物館見学記その弐です。 兎に角、この博物館は広い。 時間の制約もある中で、昼食も取らず、ヘロヘロになりながら超早足で巨大な館内を歩きまわりました。

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博物館の目玉の一つ、B-29の数倍の大きさがあるB-36戦略爆撃機。 大戦中に完成できず、戦後の初飛行となった。 あまりの大きさに6発のレシプロ・エンジンでは足りず、4基のジェット・エンジンを追加し、冷戦時にソ連を直接攻撃することが想定されていた。

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あまりにも巨大なB-36は長距離飛行を前提としていた為、護衛戦闘機がついて行くのは不可能。それでこんなミニ戦闘機を開発し、B-36の胴体にフックでぶら下げて連れて行く事が計画されていた。

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これも博物館の目玉。 世界で一番美しい旅客機ロッキード・コンステレーションの軍用版C-121。 写真はレーダーを搭載した早期警戒機のバージョン。

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朝鮮戦争時に北鮮が使用したミグ15。 この戦闘機が登場した際には、米空軍は一時パニックに陥った。 従来の戦闘機では対抗できず、最新鋭のF-86 が投入された。

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ミグ15の発展改良型のミグ17。

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そして、共産圏の標準装備となった超音速戦闘機ミグ21。

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何と、ロシアの新鋭主力戦闘機ミグ29の展示まであった。 どこからくすねてきたのかと思ったら、ソ連崩壊後モルドバ共和国から購入されたものらしい。

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ミグ15の天敵、F-86セイバー。 日本の航空自衛隊でも長く使われた。

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ミグ21の天敵F4ファントム。 これも日本の航空自衛隊の主力戦闘機として使われていた。 元々海軍機なので、空母への着艦フックが標準で装備されている。

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現代の米空軍、そして日本の航空自衛隊の主力戦闘機F-15イーグル。

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米空軍の準主力戦闘機F-16ファイティング・ファルコン。 写真は米空軍のアクロバット、チームサンダーバーズ仕様。

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そして、就役から間もない米空軍の今後の主力戦闘機F-22ラプター。 あまりにもコストが高く、配備はなかなか進んでいない。

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ステルス爆撃機B-2。 エイを連想させる無尾翼の異様な形状。 飛行機もここまで来てしまうと、航空ファンのロンドン野郎でも少し引いてしまう。

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話は飛んで、オンタリオ州ロンドン市へ戻る途中寄ったレストランWaffle House。 60年代のアメリカ映画を思わせる古典的なコーヒーショップ・チェーン。 オハイオも含めて南部の方に手広く展開している。

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メニューは典型的アメリカ食堂メシ。 店の中にはジュークボックスまであって、なかなか”らしい”雰囲気を出している。 『ウチは人種差別はしません』なんてことがわざわざ書いてあるところがやっぱり南部の店かも知れない。

そんな訳でオハイオ州デイトン市を後にしたのですが、家に帰ってから見逃した歴史的な飛行機がいつくかあることに気が付き、Webで確認したところ、メインの格納庫の他に別棟の実験・研究機展示施設があることが判明。 今ツアー第二弾を企画中です。


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