ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

パリのカナダ人 ケベック旧市街 - カナダ東部の旅 ②

2009-10-14 23:19:36 | 旅行記

第22連隊のシタデルの丘を下ると、ケベック・シティの旧市街が広がります。 まあ、見てくださいませ。 これ、本当にカナダ? 北米? 2005年7月の光景です。

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ヨーロッパを旅した事がある方だったら、きっとどこかで見たような街並みの筈。

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どうみても、北米の光景じゃありませんよね。

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勿論、ケベックは旧フランス植民地。 言語もフランス語。 でも、たまたま英仏の戦争の結果、英国領になって、そのままカナダとして独立してしまった土地柄です。

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今でもケベック独立運動ってものがあって、十数年前には本当にカナダから独立の機運が盛り上がってしまった事もあったんです。 そんな経緯もあって、カナダの公用語は英語とフランス語。 商品には必ず二ヶ国語併記が義務付けられていて、ケベックの人々がカナダ国民であることを認識してもらう努力しているんです。 こうなりゃ連邦政府も必死です。

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こういう道の標識もパリの街角ですよね。

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通りのはずれには、丘の上から見えた超高級ホテルシャトー・フロンテナックChâteau Frontenac。 このホテルの開業はなんと100年以上も昔の1896年。 開業当時から高級ホテルとしてこの地に君臨しています。

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本当にお城みたいな巨大なホテルです。 別の言い方をすれば、本物のお城の無い北米の人たちが、本物のお城”みたい”に作ったのが、このホテルなんですね。 アルフレッド・ヒッチコックの映画『私は告白する』で、このホテルの厨房の中で、追っかけのシーンがあったのを思い出しました。

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街角では大道芸人がお客さんを集めていました。 これはモンマルトルの丘

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この裏路地みたいな通り。 やっぱりパリの街角そのものに見えてきます。 でも、これはハウステンボスやラスベガスの某カジノホテルみたいなまがい物じゃなくて、ここに住んでいる人たちによって自然にできた本物の街並。 観光地と言いながらも少しばかり奥が深い。

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実はその昔フランスのパリはロンドン野郎が本当に何度も足を運んだ街なんです。 勿論お仕事関係の旅だったけど、パリの街は自分の足で歩いて歩いて歩きまくりました。 だから、よけいこのケベック・シティの街並は不思議な感覚です。