声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

天地創造

2020-08-04 09:51:09 | 映画・ドラマ
もう何回観ただろうか…

最初に観たのは学校からの推奨映画で

たぶん団体で鑑賞したように記憶している…。


次はTVで観たように思うが…

いかんせん3時間の長編大作なのでTVの地上波で放映される事は滅多にない。


今回は録画しておいたライブラリーの中から見つけて何十年ぶりかで観た。


やはり一番、面白いのは《ノアの方舟》のシーンだ。

子供の頃に観た時も、

動物たちとノアの家族が方舟で過ごすシーンが印象に残っている。

全種類の動物のツガイって何種類くらい?
と考えたのは相変わらずだが、

今回は、当時の撮影方法についても興味を持ってみた。

CGが使えない時代で特撮にも限界がある中、
よくぞまぁここまで…と感心する。

虎と白熊などは輪郭がくっきりしているので特撮だが、

実際に本物の動物たちを集めているシーンにも驚く。

大掛かりな撮影はさぞかし大変だっただろう…。


子供時代の記憶では、

ゾッとするような気味悪さだけが記憶に残った《ソドムの市》だが

神の使い役で登場するピーター・オトゥールの高貴な姿が印象的だった。

あの湖の底のような、深いブルーの瞳は気高い役柄にピッタリだ。

その神の使いとアブラハムとの会話に出てくる『善人が何人いれば破壊しないか』の問答が、

《ソドムの市》への破壊行為にどう繋がるのか…。


最後にイサクが年老いた父親に問うた

『小さな子供がいても破壊したのか?』

という言葉には、
神の行為であっても不条理はある

…と言っているかのようにも思えた。



そんな思いも含め

以前観た時より、心に響いた。


以前は、あくまでも聖書という世界的なベストセラーの映画化という表面的なとらえ方をしていたように思う。

…が、

今は、とてもよく理解できる…

この《天地創造》は、
まさに現代にも通じるバイブルなのだ。


神は人間に時折り、大きな試練を与える…

昔も今も。

(ー ー;)

トップと下の写真は

シンガポール・セントーサ島の水族館のエントランスにあった

ノアの箱舟らしきオブジェ




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