今 日 の 出 来 事

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ロットリング復活

2016年08月15日 | 日記
ロットリングとはドイツ製の製図ペンのメーカーで、便宜上その製図ペンをロットリングと称している。そのロットリングを先日ヤフオクでリーズナブル落札してようやく手元に届いた。まあ新品ではなく中古だから安い訳だがスラスラ書ければ何の問題もない。と思ったらやはり想定内の内部インク詰まりでメンテ必要な代物だった。
てな訳でロットリング用のインクと洗浄液を買いに東急ハンズへ向かった。この手の代物だと伊東屋・世界堂・東急ハンズ辺りじゃないと見つからないだろう。早速伊東屋を覗いたが空振りに終わった。池袋をブラブラしつつ次は東急ハンズへ。行く途中、ずっと工事中だった南池袋公園が見事にリニューアルオープンしていた。ビルの谷間に広がる芝生は意外とシャレオツだ。

この公園は昭和20年の戦災で焼け野原だった地に区画整理事業で誕生したそうだ。その後昭和50年に地下鉄有楽町線の工事に伴って再整備されたとパンフレットに書かれている。敷地の地下には変電所と駐輪場が設けられ、災害時には一時避難場所として、救援物資の備蓄や災害トイレも備えてるという。
東急ハンズに着いて文具売り場に扱いがあったので無事に探し物はゲットできた。しかし昔と比べてコーナー面積は需要が無いのかかなり縮小されている。以前はバリアントとか2000等普通に並んでいたのに、今はラピッドグラフだけで他のモデルは取り寄せになるそうだ。
そのついでに階下の木工フロアで初めて木材加工の依頼をしてみた。順番待ちも含めて加工作業に40分位かかるとの事なので、一旦東急ハンズを出てルノアールで時間調整する事にした。

ここはトースト塗って出てくる所が有り難い。ガラナは好きで時々頼むのだが、他の喫茶店では見かけない所を見るとここのオリジナルメニューなのだろうか?
すぐに時間がきて東急ハンズに戻る。頼んだ木工製品の仕上がりは上々で加工賃も安かったので満足だ。これなら宛がう箇所にピッタリ嵌ると思うが、もし合わなくても木材なので微妙に調整できるから問題なさそうだ。
帰宅して早速ロットリングの洗浄復活作業をやった。これが思ったよりも厄介でかなり梃子摺ってしまった。専用インクは墨汁みたいに濃いめなので暫く使わずに放置していると固まってしまうのだ。これがニブの内部に詰まって誘導ワイヤが全く動かない。
洗浄液+ぬるま湯に浸して放置、アルコール洗浄、アルカリ電解水での洗浄等色々施した結果、半日程経ってようやく書けるようになった。

ペン先が針より細いので扱いはデリケートだが、書き味はなかなかのものである。今では水性インクの極細ペンが安価で手に入るが、安定した発色と線幅はロットリングならではだろう。かつて1980年代にあったサークルGの会誌原稿は全てロットリングで作成したものである。繊細な筆圧でないとすぐダメになってしまうので恐らく出番は少ないだろうが、こんな時ロットリングがあればと思う場面が幾度とあったので今回の復活に至った次第だ。
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2 コメント

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Unknown (細貝)
2016-08-21 11:14:02
ロットリング懐かしいです。我楽の編集作業を手伝った時に借りて使っていました。
今小説の筆記に使っているのはボールペンと鉛筆です。安物のボールペンは途中で書けなくなるので要注意ですね。
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細貝さん> (LINO)
2016-08-21 12:31:44
今更乍らですが編集作業お疲れさまです。個人的に感じた事は、ペンの良し悪しも作品にかなり影響するという事です。1冊で30ページ書いた時は流石に疲れ果てました(笑)
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