今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

ボヘミアン・ラプソディ

2018年12月10日 | 日記
久しぶりに映画館に足を運んだ。上映スケジュールを調べると今日しかチャンスがないのだが、映画館はどうも寝落ちしちゃって鑑賞料金が無駄になるから気が引ける。でも寝たら寝たでネタになるからイイのだ。

今日のお題はSFやホラーみたいに頭を空っぽにして楽しめる映画と違って、学生バンドのサクセス・ストーリーとなると、ちょっと感情移入が面倒臭そうだな~と思ってたら、オープニングの”Doing All Right”でスーッと映画の世界にのめり込んだ。やるなぁ~この映画!面白い!
クイーンファンだから楽しめるのかもしれないが、そうでない初めてクイーンを知る人でも充分楽しめると感じた。
フレディ役のラミ・マレックは最初違和感はあったけど、フレディだと思って観てると慣れてくるもんだ。とにかくミュージカルとしても素晴らしいし、伝記映画としても優れているし、全く寝落ちの隙が無かった。
退屈な映画だと途中から寝ちゃうんだが、ボヘミアン・ラプソディは寝る暇すら与えない。

ラストのライブエイドは見事だ。歌い方や語りなど細部に渡って本家とクリソツなのは拍手物。でも「泣ける映画」という評判はどうかな。自分は泣かずに終わったが、ある評論家さんの「一般の観客もターゲットにしているため、コアなファンには物足りないかもしれない」の一節には頷ける部分もあったので、その辺が泣かなかった原因かもしれない。
1979年の武道館来日公演は、目の前で本家が爆音で生演奏してるのだから自然と泣けたが、スクリーンとは言え泣いちゃうお客さんの気持ちは良くわかる。会社の事務の女の子が3回観て泣きまくったそうだ。今度4回目を観に行くというから凄い。
これほど強烈な個性を持ったクイーンというバンドは、今の若い世代には衝撃なのかも知れない。自分も若い頃ラジオでキラー・クイーンという新曲のコマーシャルを聴いた時は衝撃だった。もっと衝撃だったのがこのボヘミアン・ラプソディである。あの凄い音色と旋律のアイデアにはKOされてしまった。お陰様でキニー時代はクイーン盤ばかり漁っていた。

今にして振り返れば、自分の青春はほぼクイーンだったんだなと、懐古させてくれたこの映画に100点差し上げたい。
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