今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

ただ何となく箱根

2019年03月24日 | 旅行・レジャー・ドライブ
朝いつものように池袋でG氏と合流して、まずはドトールコーヒーでモーニング。今日の身の振りをどうすべきか?・・・実はC氏が突然出勤になって参加できなくなったのだ。欠員の出た本日の御朱印紀行、一応は行き先は「箱根」というだけで何も決まっていない。

ガイドブックが無いので一応事前にチェックしておいた頭のデータが頼りになるのだが、チケットの予約もしてないので行き当たりバッタリの正しく「当たって砕けろ型行楽」である。
とりあえず新宿へ向かった。
小田急の発券カウンターでチェックしたら、次発のロマンスカーは既に満席、その次発も満席リーチ、結局特急券を買えたのは2本後でしかも席は離れ離れという番狂わせのスタートとなった。さすがサクラ開花後の日曜日!しかも春休み時期である。まあ逆によく特急券が買えたものだと両者口アングリであった。
ロマンスカー発車までの約1時間は近くの喫茶店で時間を潰したが、この1時間は想定してなかっただけにホント無駄だね。想定では9時頃新宿を出て・・・なんて描いていたが実際乗ったのは10時発だった。

始発の新宿から小田急ロマンスカーに乗るのは何年ぶり?いや何十年ぶりの超ご無沙汰だ。真っ赤な最新型の70000型GSEに乗る。奇しくも箱根湯本までは同行別行動である。

どうも今のロマンスカーって昔の中間台車永久連結式じゃないみたいだね。私鉄の運賃の安さと、箱根湯本まで1時間チョイというお手軽感は拍手喝采である。ちょこっと寝落ちしてる間にもう着いてしまった。

駅に降り立つ。当然ながらここに降り立つのも数十年ぶり。駅前は渡り廊下が出来て、とにかく人の多さが半端ない。目立つのはスーツケースを引く外人観光客の多さ!
この光景を見てさすがにマズイと思って、帰りの特急券を先に買っておく事にした。

駅前商店街の土産物屋が並ぶ風情は昔ながらでとても雰囲気が良い。通りのベンチに灰皿が設置されているので一服しながらダラダラ歩いて、まずは酒屋を探したがこういう時に限って目当ての店が無い。とにかく狭い歩道は人で溢れ返り、目の前の国道1号線も交通量が非常に多い。さすが国際的な観光地である。ようやくコンビニを見つけてワインのミニボトルを買った。

酒盛り逍遥もサクラを散見しながらだといくらか風情もイイ感じである。ワインをフルボトルにしないのは重いし荷物になるためで、小分けにミニボトルでチビチビやっていたらアッという間に空になってしまった。とそこに絶妙なタイミングで酒屋があったので、ボジョレーのミニボトルを買う。
今日の最初の目的地、早雲寺は徒歩で15分ぐらいだろうか。
門前のサクラが見事だ。早雲寺は大永元年(1521年)に創建された北條氏代々の菩提寺である。
しかし一般拝観はしてなく観光寺院でもないため境内はひっそりと静まり返っていた。何か嫌~な予感はしていたのだが、やっぱり敷居は高かったみたいだ。

ここまで明確にダメ出しされると潔い。インターホンを捺す手間が省けた(笑)。結果第一の御朱印は取得ならずで終了。こういうオチもまた日記的に見ればオイシイかも(笑)。さて昼食はどうするか?
G氏が途中でみつけたカレー屋に行ってみる事にした。「箱根かれーCOCORO(心)」という店。

所謂スープカレーの店である。まさかこんな所でスープカレーに出逢えるとは。地下に降りると店内はもう満席リーチの混雑だった。味は申し分なく美味い!
店の外観はボロっちいが店内の雰囲気はシャレオツで若者ウケしそうだ。実際「箱根ランチの人気店」でヒットするらしく、いつも賑わってるらしい。カレーのスパイスが効いてとても美味い。これでもっと量があったら100点差し上げたい。
店を出たらなんと外に入店待ちの行列が出来ていた。人気店ってのはホントだったのね。
来た道を戻るがワイン2本目も空になったので3本目を買って再び箱根湯本駅に戻った。

今度は箱根登山鉄道に乗った。今日は時間的に尺が足りないので最初から大涌谷や芦ノ湖等のスポットは想定していない。ではどうしかかと言うと隣駅の塔ノ沢で下車である。
お次の目的地は阿弥陀寺。結構山の上の方に在るお寺だ。

駅のホームに直結している深沢銭洗い弁天をまずは参拝。ここはもともと無住なので御朱印カウント外だ。ゴールドが増えますようにと金貨をジャブジャブ洗って参拝。さて、目的地の阿弥陀寺だが、スマホの地図では道が無い!
どうやって行けばいいのかサッパリ分からない。あたふたしてると跨線橋の脇に奥へ続く細い獣道を見つけた。袂に阿弥陀寺の案内看板を発見したので行ってみる事にした。状況は一変してもう完全に山の中である。傾斜がきつくなって本格的な登山になってしまった。

50代アラカンの身体は息が上がって、とにかく膝にダメージが来てかなりキツイ。かなり前にテレビで紹介していて、徒歩で行くのは結構キツと言ってたが全くその通り!
休み休み急傾斜を昇ってようやく阿弥陀寺山門に着いた。

もう息が上がって喉がカラカラなのでワインで喉を潤したが3本目も空になってしまった。こんな事ならドリンクを用意しておくんだったと後悔しつつ、あと一息だと自ら尻を叩いて腰を上げた。ちょうど上から降りてきた登山客に阿弥陀寺はどれ位か訪ねたら「あ、もうすぐそこですよ」と教えてくれた。
間もなく阿弥陀寺の屋根が見えてきた。琵琶の生演奏で有名なお寺であるが、それにしては人の気が全く無い。

なんかまた嫌~な予感がしてきたが、それは見事に的中!
廃墟感すら漂う無人感。インターホン応答なし。電話も出ない。なんとタイミング悪く人が居ない時間帯に訪れてしまったようだ。
結局ここの御朱印も取得ならず!
休憩してる間に登山客が一人だけ参拝していた以外は全く人の気配が無かった。
という訳で今日のミッションはこれでオワリ。欠員逍遥だから完全に「下見」なので別にショックは無いけど、手応えも無いので虚しさを抱えての下山となった。

塔ノ沢駅まで戻って登山鉄道で箱根湯本駅へ。帰りの特急は17時発なので、それまでの時間は駅前の喫茶ベルで潰した。まずは反省会。いや、反省すべき点は全く無い。むしろ無計画で箱根まで来れたのだから良しとしよう。結果的には広大な箱根のポータルをウロチョロしたに過ぎないので、下見第2弾第3弾は充分あり得るだろうね。

喫茶ベルは田中屋の奥にあって少々分かりづらい所にあるが、喫煙可の昭和チックな喫茶店だ。トーストがふかふかでとても美味かった。時間があればせめて畑宿まで足を伸ばしたかったが、出発がズッコケたので仕方がない。
仕上げに田中屋でお土産を買う事にした。定番中の定番・箱根寄木細工。張り物と違う無垢の敷物を買った。

無垢だから多少値は張るが、張物と違うマテリアル感がとてもイイ。寄木細工は弘化年間に始まった国際的な伝統工芸だが、応用製品がとても多くて見てるだけでも楽しい。もうちょっとブラブラしていたい所だが、特急発車時刻の15分前なので後ろ髪を引かれながら撤収、足早に駅に向かった。
帰りのロマンスカーはEXEだ。これも久しぶりに乗る列車だ。

箱根湯本駅を出て途中小田原で追加連結して新宿へ向かうが、寝落ちで記憶が飛んでしまってその先は全く覚えがない(笑)
周囲の騒めきで現世に魂が戻ったらもう新宿終点だった。駅前でG氏と解散して、本日のズッコケ下見はこれにて無事終了。
コメント
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