今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

自転車で温泉に行く

2017年02月21日 | 日記
先日行った健康診断の後に予定していた日帰り温泉、今晩行ってみようか・・・でもクルマがない。それじゃ自転車で行ってしまおうなんて無謀な事を思いついた。ハンディGPSをナビモードに設定したら、温泉まで直線距離で5~6㎞の範囲とそう遠くないんだけど、この冷え込みでは流石に行く気も失せる。
しかし電動アシストという神システムが「行こう」って気にさせてくれたのだ。

ハンディGPSに目的地を設定すると画面に直線距離のガイドラインが引かれる。コース取りは自由でこのラインに逸れないように進めば最短距離で行けるという寸法だ。果たして何分で行けるだろうか?
自転車だから比較的自由なコース取りが出来て便利だが、この冷え込みに早くも根を上げそうである。

大通りを何本か越え、線路を渡ってようやく先が見えてきた。途中コンビニに立ち寄って暫く漕いでたらやっと温泉の建物が見えてきた。ここまでのんびり走って30分チョイで来れたから、気合い入れて漕げばもう少しタイムは縮まりそうだ。

板橋区にある「前野町温泉さやの湯処」、前回行く予定だった天然温泉だ。今回ここは初めてでしかも夜遅くの一見芸である。HPによると温泉密度(10キロ四方にある温泉の数)の日本一は神奈川県、次いで大分、静岡ときて東京都が4位だそうだ。そんなにあるようには感じないが、東京って温泉が多いってのは意外だ。
23区内の町中にあって、山奥の秘湯とか観光地の温泉風情などと程遠いのは残念だが、中に入るとそんな事は気にならなくなる。何処の温泉も入湯までのお作法は似たり寄ったりだけど、ここは乗っけから下駄箱に100円必要だ。
フロントでタオルのレンタルを告げてリストバンドを貰う。お会計はまとめて出る時に払うシステムだ。
初めてだから分からないが、浴場は若い人か目立った。自転車に乗ってきたせいか、ぬる湯も熱く感じたが、程なくして慣れてきた。やはり炭酸泉はご馳走だ。ただここの炭酸泉は清河寺のヒノキと違ってタイル貼りなので少々硬い印象を受けた。

風呂上がりに、さやの湯処のロゴ入りタオルを見つけたので記念に購入した。その後ラストオーダー間近の食事処「柿天舎」でネギトロ丼を頂いた。これがウッカリ失敗、何を考えたのか添え付けのワサビを全部入れてしまったので辛くてヒーヒーだった。口直しに玉子かけ御飯を追加したが、これも美味くてしかも味噌汁・小鉢付きでチョイ足しにはお手頃なメニューだ。

食後に自販機のフルーツ牛乳を一気で締めた。ちなみにこの自販機もリストバンドで買える。お帰りの会計はきっぷの券売機みたいな機械にリストバンドをかざして、表示された金額を支払う完全自動化で、自動改札みたいなゲートを通って外に出る。確か竜泉寺の湯も似たようなシステムだったが、こんな古風な昭和の日本家屋でハイテクを見かけるとは思わなかったね。
それはさておき問題は帰りだ(笑)
お察しの通り、更に冷え込んだ夜道を自転車で帰らなければならない。ハンディナビで最短ルートを取っても寒いからカッ跳べないし、手袋してても指先から悴んでくるし、いったい何しに行ったんだろうと首をかしげてしまう(笑)
とはいえ、最短ルートを取ったためルートの80%は初めて走る道なので結構楽しい。楽しいけど寒くてテンション0。途中でお地蔵さんを祀る一角があったのでお参りしていこう。

約150年ほど前に大山の地で余生を衆生を尽くした功労を称えておふく地蔵として祀ったのが縁起とある。まあ何でもいいから早く暖まりますようにと賽銭を投じて手を合わせた。とにかく初めて通るルートだからどの辺を走ってるのか俄かにピンとこない。そこがミステリアスで面白い所でもある。そろそろ尻が痛くなってきた頃、いつも温泉ドライブで首都高速に乗るランプ前にひょっこり飛び出た。

ここで頭の中の真っ白だった土地勘が瞬時に復活した。もう家も近い!
という事で電動アシストのバッテリーを30%消費した今回の自転車ナイト温泉芸、せっかく温まったのに帰路はたった5分で湯冷めしちゃったのでオススメできません。でも温泉自体は素晴らしかったので、また時間を作って行こうと思う。
コメント (2)
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