今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

2017年の初詣

2017年01月07日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日は◯ベー君の提案で日帰り初詣ツアーに出かけた。集合は東京駅になんと早朝5時半!
起床4時で何とか起きれたけど、こりゃ寝落ちの悪戯頻度は格段に上がるだろうな。

湘南新宿ラインのグリーン車に乗って早々と朝食の吉野家牛丼を味わった。今回も有り難い事に足代&飯代は◯ベー君のゴチりだ。ルールとしては青春18きっぷ適用なので、有人改札を同伴で出入場しなくてはならない。

牛丼完食の後やっぱり来た、寝落ち野郎!
来んなよ!と気丈に抵抗したが5分後記憶が無くなった。悔しいが初めて乗る路線ではないのでその間見れない車窓は我慢しよう(呆)
蘇生したらもう日の出を迎えていたが、視界に海がある所を見ると既に口伊豆辺りか?
程なくして全長7.8㎞の丹那トンネルに入った。開通まで16年を要した難工事だったそうだ。このトンネルを通るとどうも伊豆にサヨナラした印象を受けるね。トンネルを抜けて三島に到着。

2017年の初詣は、まだ行った事のなかった三嶋大社に決定。天気は良いけど肌寒い。駐車場の車に霜が降りてるぐらい寒い。また風邪が悪化しなければ良いのだが…。

ロータリー脇の喫煙所で一服して活を入れて歩き旅が始まった。今日は万歩計持参なので数値が楽しみだ。駅から南下してすぐの楽寿園はまだ開園前だったので、順序入れ替えで先に大社を参拝する事にした。
その前に白滝公園ではやくも休憩(笑)。ここもそうだが、三島はあちこちの川や池が富士山湧水によって齎されているので、どこの水場も澄んでいてとても綺麗だ。

あちこちでカモの群れが泳いでいた。ビジュアル的にも美しい親水域でもうちょっと癒されたい所だが、時間もそうないので歩を進める事にした。

案内板に従って歩いて行くと遠方に鳥居が見えてきた。駅から徒歩10分位とそう遠くない。
ルート的に正鳥居からではなく脇から入る形で参道を抜けていくと三嶋大社の総門に出た。

初の三嶋大社はまだ初詣体制で大きな臨時の案内看板があちこちに掲示されていた。朝早いのでとても空いている。

三嶋大社は創建年は不明だそうだ。富士山火山帯の根元の神、伊豆の国魂の神、国土開発の神として古くから信仰があったと栞に書かれている。境内は広くて約15000坪もあるが、古くは神域がその数倍もあった。

また源頼朝からも篤く崇敬され、何度も戦勝祈願や寄進が行われたという。創建は不明だが、史料の所見が天平宝字2年(758)ととんでもなく古い事から、社歴は相当なものだと窺える。

本殿に向かって今日は心の中で住所・姓名・生年月日を唱えてお詣りした。三が日の参拝客の多さはかなりのものだっただろう。仮設の賽銭箱のデカさがそれを物語っていると思う。戻り際に御神籤を引くと「一粒万倍モミ」が出た。これは商売繁盛・子孫繁栄に御利益ありとの意味らしい。
その後御朱印を頂き一礼して、最後に土産屋「大社のよりどころ」で豆達磨と福豆を記念に購入。

まだ時間的に出店が開店準備をしている段階で、参拝客が増えるのはこれからだろう。表題である今日のミッションはこれで完了なので、あとはオマケみたいなもんだ(笑)。ウチらは早々に大社を撤収して来た道を戻り、先程の楽寿園に向かった。

楽寿園は三島市立の自然公園というのは知っていたが、入場料がかかるというのは知らなかった。まあ開園時間を設けているから予想はつくが、お手頃な大人300円は妥当な所だろう。これがもし倍の600円だったら入園は遠慮したと思う。

敷地はかなり広い。この公園は言われなければどうって事のないただの自然公園だが、ここは天然記念物という肩書のある名勝なのだ。何が天然記念物かというと、三島溶岩流(約1万年前の富士山噴火による溶岩流)の上に形成されているご当地ならではの自然公園なのだ。そのゴツゴツの溶岩の隙間から湧き出した湧水によってできた「小浜池」がランドマーク的な存在なのだが、

その小浜池に出たら・・・あれ?!パンフレットと違う!・・・池の水が、無い。ドンキホーテが無いのと同じ位の衝撃を受けたが、原因が分からず首を傾げっぱなしのまんま池畔をぶらぶら散歩した。恐らく清掃のために水を抜いたのでは?という素人的推測だが、その答えは少し先の案内板に出ていた。
昭和37年4月に水位0mを観測して以来、今に至るまで常にカラカラの渇水状態が続いているのだという。時折、梅雨や台風などの大雨で水位が上がって満たされる事もあるようだが、満水になるのは7~8年に1度だそうだ。原因は高度経済成長による人口や工場の増加、道路拡張・河川工事・山林伐採などが挙げられる。よって今見てる溶岩むき出しのカサカサ感漂う景観がアタリマエになってしまった。

園内を一通り徘徊しながら自然林に親しんで北上、出口を抜けるともう三島駅前だ。ここので午後ブランチに惣菜パンを買って今度は伊豆箱根鉄道駿豆線(すんずせん)で移動。

駿豆線本線の車両じゃなくて、リンクしてるJRホームから駿豆線に乗り入れる踊り子号に乗って、二つ目の三島田町駅で降りた。ちなみにこの駅も三嶋大社の玄関口だ。

駅前の景色は普通の住宅街にある途中下車駅といった印象だ。線路伝いの道を逆行して住宅街に逸れると橋が架かっていて、川に下りていく階段を発見。なんと川の中に遊歩道がある!
さすがにドブ川だと近寄る気さえ失せるが、湧き水の清らかな流れとご一緒にどうぞという粋な計らいか、これは何かのアトラクションに興じているかのような楽しさを覚えた。こんな川の風景って他にあまりないだろうな。

有名にして名水の柿田川までは距離があるので、今回は時間的都合で断念したが、いずれ改めて訪れてみたい。

川の流れを辿っての散策はオマケにしては結構癒される。やがて6号水の苑緑地に着いた。バズーカ砲のようなレンズ付きのデジイチを三脚で構えて水鳥を狙う年配のグループがいたが、あの装備はいったい総重量何キロあるんだろう?
きっとプロ並みの凄い写真が撮れそうだが、自分にはとても真似できない。

後々のスケジュールを考えたら三島散策は時間的にここで折り返し地点となった。

スマホで地図を確認しながらショートカットで三島田町駅まで歩いたが、もうずっと立ちっぱなしの歩きっぱなしだったので足腰はガクガクで、オマケに腹まで減ってどーにもならない状態になっていた。
駿豆線で三島駅に戻り、改札脇にある立ち喰いそばの店に入った。天玉うどんが空きっ腹に染み渡る。新春だからビジュアル的に豪勢な正月料理を!なんて気は毛頭無いね(笑)

そろそろ後半戦のお時間だ。◯ベー君の希望で三島駅の新幹線ホームに上がって撮影会のお付き合い。在来線より高い位置にあるので視界が開けて富士山が良く見える。

ヒュンヒュン高速通過する新幹線の動画を何本か撮ったが、目の前を高速で過ぎていく新幹線の迫力はやはりナマでないと味わえない。

その後在来線ホームに出て普通列車に乗った。たった3両編成だから車内は予想以上に満員だ。
長い丹那トンネルを抜けて熱海駅で下車。ほぼ1ヶ月ぶりの熱海駅で降りた目的は、駅前の足湯「家康の湯」を楽しむ予定だったが、残念な事に超満員だったのでアッサリ諦めた。
食後はコーヒーとニコチンで締めたいので「吸える喫茶店」を探そう。そういえば今までその存在は知ってても一度も行った事のないショッピングモール「アタミックス」に初めて入ってみた。昭和のテイストプンプンだから昔ながらの喫茶店があるかも知れない。

中を探検すると小さな店舗がいっぱい軒を連ねていてパッと見た感じはアメ横みたいだ。
その奥に喫茶店らしき看板を発見。もしや睨んだ通りか?
あったあった!やっぱりそうだ。「貴奈」という昭和ちっくな軽食喫茶店。早速入ってトーストセットを頼んだ。

やっと腰を下ろせてホッと一息できた。トーストは厚切りでバターが滴るほど豪華仕様でゆで卵が付いてくる。今日を振り返って反省などしつつ次回のミッションを話し合ったが、早朝4時起きな上にまったりリラックス状態なので「必殺サドンデス出先寝落ち」に襲われそうでとても怖い。
という訳でそろそろ帰りの電車の時間が迫っているのでお暇した。

帰りも湘南新宿ラインのグリーン車だ。しかしこれだと上野方面に行ってしまうので、小田原で一旦降りて後続の湘南新宿ライン(新宿方面行)に乗り換える必要がある。
速攻で寝落ちするつもりだったので恒例の酒盛りは今回省略となった。

小田原を出た途端に待ってましたとばかり寝落ちのバータレが襲ってきて、後は全く記憶がない。
◯ベー君は大崎駅で途中下車するため、同伴出札で自分も同じく大崎で降りてフィニッシュとなる。そうなると寝過ごしは厳禁だが大丈夫だろうか?
≪中略≫
ふと気がつくと◯ベー君が仕度をして出ようとしている。知らないうちに大崎に到着したようだが、まだウトウトして寝落ち沼から抜け出せない状態だ。
「ほら!降りるよ〜」の声と同時に発車ベルが鳴り出したので、パッと起きて慌ててホームに降りた。いやいや間一髪セーフだったが、先に降りた◯ベー君は何処だ?
逸れるとマズいんだが見渡す限り彼の影は見当たらない。乗ってきた湘南新宿ラインが動き出したが、そこに◯ベー君が乗っている。え?何で?
大崎駅だぞ?大崎駅!ん?
もしや?まさか?(笑)
ホームの駅名板を見上げた。
「よこはま」と書いてある。やっちまった〜(笑)
なんと直前まで「大崎駅で降りる」という夢を見ていたのである。そこにタイミング良く「降りるよ」の他人の声と発車ベルが聞こえたので飛び起きて降りてしまったというしょーもないオチだと気付いたが、時すでに遅かった・・・。
◯ベー君は気づいたら隣にいないから、トイレにでも行ったんだろうと気にも止めなかったが、ホームに似た人が歩いているのでハテナマーク連発だったらしい(笑)
その後メールで大崎駅で落ち合う事にして、自分は後続の横須賀線で後を追った。しかしまたもや途中乗り換えしないと大崎に辿り着けないため、西大井で下車して後続の湘南新宿ラインに乗る。
本来これが最終で乗る予定のラインだけど、こういう形で乗る事になるとは全く(笑)
元日の寝落ちの幕開けと言い、今回の寝落ち詐欺と言い、2017年はどうなってしまうのか先行き不安である。

遅れてやっと大崎に着いた。ホームで待機していた◯ベー君は、多分突然実家に行くから横浜で降りたんだと思っていたらしいが、顛末を話すと爆笑していた。という訳で二人揃って改札を抜けて本日の初詣ミッションは嘘夢に振り回されながらも無事終了。
コメント (2)
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