今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

ぶらり洛東散策

2013年02月06日 | 旅行・レジャー・ドライブ
都心の天気予報だと今日の深夜3時ぐらいから雨が降りはじめ、朝には積雪2~3センチの可能性…等と言ってたが、早朝はまだ雨だった。気温が低いから間違いなく雪になりそうだが、出来れば積もらないで欲しいものだ。今日はまだ半寝落ち状態のまんま、夜が明けぬ内から移動開始。またしても〇ベー君の登場だ(笑)

毎度のお決まりパターンだが今日はちょっと時間が早い。駅改札に6時過ぎ集合だがもう発車時間は迫っている。早速足早に駅弁「牛すき重」を買って「のぞみ」に乗車する。朝から無駄な出費は押さえたいので今朝の弁当は1個。まぁそれが普通なんだが(笑)

味は文句ないけどやっぱり量が少ないから満足感は得られないな。車内販売が来たのでコーヒーとサンドイッチを買って補充したけどそれでも足りない。それはそうと今日はグリーン車ではなく一般の指定席だが、予約の段階でほぼ満席状態なのに何故か車内は空席だらけ。なんでだろう?…全く謎だ。今日は「こだま」でなく「のぞみ」なので、新横浜を出ると名古屋まで止まらない。って事で熱海を過ぎた辺りからスーッと寝落ちに入った。
目が醒めたらもう名古屋に着く頃だった。車窓の景色は雪ではなく雨だった。爆睡してたから豪雪地帯の関ヶ原はどんな状況だったのか分からない。
のぞみが名古屋に到着すると乗客が一気になだれ込んできて、車内はアッという間に満席状態になった。

そうか、これで空席の謎が解けたよ。時間的に大半はビジネス利用なんだろうな…。名古屋を出たら懲りずに再び寝落ちしたけど30分程で京都に到着した。あれれ?こっちは予想していた雪景色ではなく雨模様だ。少々拍子抜けだけど逆に雪じゃなくて助かったかも…。

今日のミッションは「洛東」をぶらり散歩なので、駅から外に出る事なく奈良線に乗り換えて一駅移動だ。

昭和オヤジには懐かしい山手線のカラーだ。見慣れた色だけど、客観すると派手な塗色だな…。城陽行きの始発電車は間もなく発車し、次の東福寺駅で下車。外は小雨だが、東京は雪なのか雨なのか全く分からない…。

東福寺から隣接する京阪線に乗り換えて北上する。電車は東福寺を出ると地下に潜り、終点出町柳駅までは地下鉄みたいになる。一駅だけ乗って七条という駅に降り立った。地上に出ると目の前は鴨川だ。降ってる雨も心なしか弱まったように感じた。

駅前から横に走る七条通(県道113号)を東に歩く事約10分、最初の目的地に着いた。

蓮華王院・三十三間堂
いつぞやの正月以来の再訪だが、やはりここは外せない。堂宇内陣の柱間が33本ある事からこの名がついた国宝建築は圧巻。拝観料を払い靴を脱いでスリッパに履き替えての拝観となる。

正月と違って混雑してないのでゆったりと拝観できる。国宝中尊を中心にずらりと並ぶ1000躰の千手観音が見事過ぎて言葉が出ない。言われでは「必ず会いたい人と似た像がこの中にある」そうだが、探してたら日が暮れてしまう(笑)…。堂内部は撮影禁止なので、この圧巻の光景を体感するにはは実際足を運んで貰うしかない…。

心洗われて三十三間堂を後に、今度を東大路通(県道143号)を徒歩で北上、国道1号線を跨いでお次の目的地へ…。

六波羅蜜寺
これまた再訪となる。先月は初詣だったので参拝客で凄い混んでいたが、今日は閑散としていて堂宇全体が見渡せる。

前回は時間の都合で拝観できなかった宝物館を見る事が出来た。六波羅蜜寺は拝観無料だが宝物館は一般600円が必要。とある願い事を祈った後、宝物館に入る。宝物館といっても見える範囲だけで奥行が無い狭さだが内容は実に濃い。六波羅蜜寺を開創した空也上人立像(重文)の実物と対面できたのは本当に良かった。歴史の教科書に載っていたのでご存知の方も多いだろう。他にお馴染みの重文・平清盛坐像も目の前で拝観する事が出来て感無量だった。館内は撮影禁止だが、実際足を運んで拝観する価値は十二分に有る。頂いたパンフの写真を拝借させて頂いた。

仕上げに六波羅蜜寺と弁財天の御朱印を頂いて撤収。御利益がありますように…。この頃になると降っていた雨も殆ど止んで傘が荷物になった。早速ご利益あったか?(笑)
来た道を少し戻って東山五条から坂を上って行く。

五条坂も松原通も空いてはいるが、世界遺産の麓は華やかだ。土産物屋の並ぶ参道は観光客や修学旅行の学生で賑わっている。お次も再訪だけど絶対スルーできないね。

音羽山・清水寺
今日は比較的空いていてノンビリ見て回れそうだ。雨は完全に上がったようだが依然肌寒い。

入口付近で呉から来た修学旅行生のグループに声を掛けられた。研究課題なのか参拝客にお願いして「呉の認知度」のアンケートを取っているようだ。「何処から来ましたか?」の問いに東京からと答えると「オォ~ッ!」と歓声を上げていた…。東京ってだけでそんなにどよめいてくれるとは(笑)。アンケート協力のお礼に呉観光冊子を頂いた。

拝観料300円を払って中に入る。清水の舞台は初詣の時は人が多すぎて引いたが、今日はのんびり拝む事が出来る。舞台から遠く眼下に京都の街並みを見渡せた。

参拝の後、RX-100でバシャバシャ撮りまくる。画像サイズを18M・10M・5M・VGAと全モード切替えて撮ったり、望遠にしたりスイングパノラマ撮影も試したりして終了。御朱印を頂いてお次のスポットへ移動だ。再び松原の参道を下って途中から三年坂に降りる。

実に風情のある和の風景。どこからともなくお香の香りが漂ってきて京風情は満点。でも雨上がりで石畳が濡れているので靴が滑って少々困った。

三年坂(産寧坂)・二年坂界隈のスカイツリー的存在、八坂の塔。果たしてその正体はなんぞや?…って事で通りすがりに立ち寄ってみた。

八坂の搭
清水寺にほど近く、坂を降りた辺りに位置する「霊応山・法観寺」にある五重の塔だ。伝承では聖徳太子が建てた日本最初の宝搭で国の重要文化財なのだそうだ。境内は狭くて薬師堂とこの八坂の搭しかない。拝観は400円で搭の二階部分まで入れるそうだが、今日は残念ながら休みで拝観する事は出来なかった。う~んこれは次回のミッションかな?

搭から再び歩行開始。界隈の土産物屋や食事処の風情は次第に住宅街へと変貌する。真っ直ぐな道の遥か向こうに大きな鳥居が見えてきた。

八坂神社
四条通から来る祇園交差点の正面口からではなく脇から中に入る形となった。ここは初めて参拝する寺社だ。ウッカリ撮影モード切替を忘れて撮ってしまったため、露出オーバーで色が飛んでしまったのは残念。

例の願い事を祈って御朱印を頂く。いったい何をお願いしたのかはココでは言えない。てか一杯在り過ぎるから願いは叶わないだろうなぁ(笑)
境内から裏手に続く丸山公園に歩を進める。

円山公園
八坂神社と知恩院に隣接する、国の名勝に指定されている代表的な公園で「圓山公園」とも表記する。
ランドマーク的な「祇園枝垂桜」が有名な桜の名所で、京都では最も有名な公園なのだそうだ。花見シーズン中はライトアップで賑わうらしいが、シーズンオフの今日は人影疎らで平和な光景だった。

朝方の冷たい雨が嘘のように気温も上り、厚い雲で覆われていた空は青空が見え隠れするようになった。天気は回復に向かっているようだが、東京の空模様はどうだろうか?…まさか大雪で大混乱してるのでは?と推測するがリアルタイムで状況が掴めないので気を揉んでしまう。

さて、そろそろ昼も過ぎたので昼食TIMEだ。「花水庵」という名のシャレオツな店に入った。

和順会館・花水庵

お客さんは我々のみの貸切状態だった。やはり2月の京都って閑散期なのだろうか…。本日は柄にもなく京懐石を頂いた。昼間からビールで歩き疲れも少々癒される。豆腐と豚肉の鍋物が絶品だ。

量的には、お通し×6+αって感じで、見るからに足りなそうだが意外と食べ応えがある。しかも上品な味覚でバラエティ豊かなので結構楽しめた。
食後に喫煙所で一服して、最後の訪問地、知恩院へ…。

知恩院
八坂神社と同じく、ここも初めての参拝となる。前から行こうと思っていてなかなか機会がなかったので、今日やっと来れてホント良かった。三門のデカさに圧倒されながら中に入る。

案内図を見ると境内はかなり広くて隅から隅まで参拝するとかなりの時間を要するだろう。急な男坂を心臓バクバクで上った境内でまず目に飛び込んでくる異様な佇まいは修復のための覆い堂だ。知恩院の中心となる本堂の御影堂(大殿)は大修理に入っているため残念ながら拝む事ができない。

修理が終わるのは平成30年度末になるそうだ。ここでは時間までゆったり観て回る事にしよう。

阿弥陀堂、寶佛堂、経蔵、納骨堂と拝観して日頃のストレスを洗い清める…。

個人的にはハイライトの大鐘楼を見るため、更に高台へ上がった。ここの鐘は大晦日の「ゆく年くる年」でよく出てくる有名な鐘だ。これが見れただけでも有意義である。

画像では大小の規模が分かり辛いが鐘はかなり大きくてビックリする。日本三大名鐘に上げられているそうだ。勝手に突く事は出来ないがとても一人では突けないだろう。高さが約3m、重さは約70トンもあるというから驚き!
再び境内に戻り、更に上の御廟へ上がった。

ここは法然上人の遺骨を祀る、知恩院では最も重要とされる堂宇だ。ここでもとある願い事をしつこく祈った。眼下の眺めがとても良い。清水同様この地もかなりの高台に位置する事が窺える。
境内に戻って有難い御朱印を頂いた。三種あってどれも達筆過ぎて魂を持って行かれてしまった。天気は完全に復活したと見えて太陽がコンイチワしていた。一方東京の空模様はどうなんだろう?

これにて全てのミッションを完了。普段は毎度の場面行動と違って今日は割と計画的に観光出来た方だ。そろそろ観光を終えて帰路に切り替えよう。

知恩院から少し北上して東山駅から地下鉄乗車、烏丸御池経由で京都駅に戻る予定だが、
ふと時計を見ると…あれれ?…ちょっと待て!…逆算すると帰りの新幹線に間に合わない!!!こりゃ大誤算だわ。知恩院で少し長居して予定が狂ってしまったようだ。すぐさま移動手段を改め、急遽やってきたタクシーに飛び乗って時間を取り戻した。知恩院から京都駅までタクシーで1050円だった。

洛東散策で歴史的建造物に洗われた目に、近未来的な京都駅の異様は余りにも刺激が有り過ぎる(笑)。息を飲む吹き抜けのデカさに引きつつ、八ッ橋と弁当を買って無事に帰りの新幹線に乗る事が出来た。さっきの知恩院で三門の特別公開なんてのをやっていたが、それを拝観していたら完全にアウトだった(汗)…。

入線したのぞみ号はかなりの乗車率で車内はザワザワ賑わっていた。往復が「のぞみ」だと時間がかなり有効に使えるので有難い。京都滞在約6時間だったので、時計に急かされる事もなくノンビリできた。これがシッカリ行動計画を立てていればもうちょっと観光できたかも知れない。

腹は京懐石以来の空き具合だったので早速弁当を紐解いた。「近江牛弁当」という肉物だ。

美味くていいんだけど、量的にはもうちょい欲しい所。これなら3個ぐらい完食できそうだ。レンジでチンしたら更に美味くなりそうだが、それだと駅弁風情が…などと感想を述べてるうちに気絶。zzzzzzzz
目が醒めたら既に関東エリアに入っていたが、外の様子を窺うと積雪はないみたいだ。ホッと一安心…。最悪の場合雪でダイヤが乱れ、今日の行楽も帰宅時間が大幅に狂う事も想定していたから、無事に定刻通り戻ってこれてホント助かった。

駅に降りたが、何か体感的には京都よりこっちの方が冷え込みがキツイような気がする。でも都心も雨が上がって良かったよマジで。
という事で相方の〇ベー君とは次回のサプライズをアポって無事解散となった…。
コメント (2)
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