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organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

" おいしいもの " のエネルギー

2007-09-03 | 食べ物のこと
自分の " おいしい " と思うものだけをいただけることが最高のしあわせなのだが
ふだんの生活の中ではなかなかそうもいかない訳で
ランチにしてもたいていは外食やコンビニごはんだろうし
ある意味、楽しみでもあることだろう。
私も外でいただくのが好きだが、本意ではない8月の外食続きの食生活で
いつもより強烈に痛感させられたことがある。
私はさしてグルメでもなく、贅沢でもなく
いたってシンプルご飯で大満足なのだが
さすがの私も、スープを飲めば化学調味料の味がし、
サラダの野菜はしんなりしていて元気がなく、水っぽく、
煮もの、酢の物にはお砂糖が入り過ぎ、
パスタも化学調味料の味で口の中が薬っぽいと感じることさえあり、
素材そのものに元気がなく、もちろん作り手の愛情も感じられない、
ただその一時の空腹を満たすためだけの悲しい食事になると
やはり辛くなり、からだも喜ばない。
" 食べることの意味 " をあらためて考えさせられてしまった。

「食べるものにはエネルギーがある」。
私たちはその食べものの持つ栄養を含めたさまざまなエネルギーを
"食べる"ことによって、からだとこころの両方に受け取ることになる。
ところがその食べものに元気がなかったり弱っていたり、
古くてしなびていたり、はたまた腐っていたりしていては
食べものの持つパワーをからだに取り込めない。
腐りかけた野菜やフルーツなら、いただかなくってもいいし
食べたくもなくなる。食べることができなくなる。
おいしいものは、その食材が元気な土地で伸びやかに育まれ
作り手の気持ちも一緒になり、クッキングする人の愛情もプラスされ
さらにおいしいものになる。
そのおいしいものを味わって、愛する家族や友だちとゆっくり楽しむ食事ほど
しあわせなことはないだろう。
「おいしいものの持つエネルギー」を充分に受け取る。
自然のエネルギーと人の気持ちに満たされる「おいしい食事」「しあわせな食事」が
からだとこころを満たしてくれる最高の理想の食事なのだろう。






豆乳スープごはん

2007-08-26 | 食べ物のこと
恐ろしい程、玄米離れをしている。
禁断症状なんて軽いもんはとっくの昔に通り過ぎ
今では、マクロビオティックよ、どこ吹く風である。
この暑い夏にこそ、玄米ごはんを夏のアレンジでいろいろと
試してみたかったのに、諸事情により外食が続き
残念ながら全くの逆をいってしまった。
あ~、かくし味にちょっぴり麦みそを入れ、お塩で味付けをした
” ベジ入り豆乳のスープごはん " なんて食してみたいものだ。
来週からは何とかいつもの食生活に戻れそうだ。
いつまでも暑い夏の食事ばかりを続けていないで
少し怖いくらいだが今後のからだとこころの変化を感じながら
そろそろ秋の食生活に変えていこうっと。





生野菜・モリモリ

2007-08-17 | 食べ物のこと
真夏生まれで暑さ大好きの私も、この夏はさすがにヘロヘロだ。
世界中が異常気象でこの先、地球はいったいどうなるのだろう
と思いながらも、こんな暑さなのに全くもって食欲がなくならず
むしろ過食になり、おまけにふだんは食べないようなジャンクなものが
食べたくなってしまうのは、暑さによるストレスなのかなどと分析する。
家でのごはんも玄米ごはんから数日遠ざかり
作ってもせいぜい、おそうめんなどのめん類を生野菜とアレンジしたり
例年に比べて生野菜のサラダをいただくことが増えている。

生野菜は基本的にからだを冷やす食物で、拡散のエネルギーが働く
「陰性の食物」だ。
「陰性の食物」とは、あたたかい地方で穫れるもの、夏に収穫する野菜、
果実などで、つまりは夏が旬のものだ。
水分が多く、柔らかいものでカリウムが多い食物ということになる。
たとえば例をあげると
バナナ、パイナップル、パパイヤ、マンゴー、キウィフルーツ
トマト、ナス、レタス、キュウリ、アスパラガス、セロリ
その他にもスイーツなどの甘いもの
ニンニク、唐辛子やカレーなどの香辛料などがある。
あたたかい地方に住んでいる人たちがパイナップル、パパイヤ
などを食べるのは、からだを冷やす効果があるためで
昔っから理にかなっているわけだ。
「秋なすは嫁に食わすな」ということわざにしても
” 秋なすは身体が冷えて不妊に繋がるから ” という
お嫁さんを配慮してのことばだ。
拡散するエネルギーばかりの陰性のものばかりを食べ続けていると
私の場合は肩こりがひどくなったり、右、左側と頭痛がしたり
やけに怒りっぽくなったりすることがある。
陽性の代表的食品の梅干しや三年番茶をいただくようにし
収縮する陽性の食物とのバランスが大切だ。
そうはいっても、こう暑くっちゃ生野菜モリモリで
からだの中から冷やすものをいただきたくなるというのも至極当然のこと。
もうしばらくは、生野菜との深い関係が続きそうだ。
身体の声を聞いて、身体がほんとうに欲しがっているものをいただく。
簡単なことのようで、かなり難しいのだが
わりと自然にできていることでもあるのかもしれない。


ひと手間かけて、かぼちゃやいんげんなどを蒸し煮したものや
お豆などと一緒にサラダにすると陰陽バランスもとれて色もきれい






夏の味覚

2007-08-12 | 食べ物のこと
毎年この季節になると、岡山名産の ” 白桃 " が送られて来る。
フルーツ好きの私にはありがたく、たまらないこの時期だ。
私はつい最近まで岡山の " 白桃 " というと1種類だと思っていたのだが
「 清水白桃」「本白桃」「白鳳」「大和白桃」と数種類あると聞いた。
昨年は大和白桃で、今年は清水白桃だそうで
その年1番よく出来たお味のいい甘いものを農園から直送で送ってくださる。
箱を開けた時の甘~いい~い香りは最高で、自然と笑顔になってしまう。
白桃は1つ1つ袋をかけて直射日光を当てないように育てるため
赤みを帯びずに肌が白いままなのだそうだ。
なるほど上品な貴婦人のような白さの理由は袋がけにあったわけだ。
そんな状態で完熟するのを待って収穫するので、糖度が高く
ほんとうのおいしい白桃を味わえるという。
今年の清水白桃はナイフを使わずに指でスルーっと皮が剥けた。
ゆっくりゆっくり焦らずに皮を剥く。
香りが高く甘~い果汁が口いっぱいに広がり、なめらかな口あたりで
とろけるような味わいだ。
やっぱり今年も美味しい。いや、昨年より美味しいようだ。
夏の果実、これぞ夏の味覚と今年も毎日美味しくいただいた。
ごちそうさまでした。



白桃がなくなってしまった途端に、今度はマスカットが届き
" 岡山名産特集 " となってしまった






「 be 」のパン " livre "

2007-08-07 | 食べ物のこと
家から近い新宿のデパート群。
その中でも長い改装がようやく終わり
リニューアルopenをした伊勢丹と高島屋の
デパ地下にはよく行く。
高島屋には紀ノ国屋スーパーも出店し
日ごとにオーガニック野菜が増えてきているので
うれしい限りだ。
先日は伊勢丹の"チャヤマクロビオティックレストラン"で
お友だちと食事をする前に、またも地下の「be」に
足が向いてしまった。
以前にフラッと歩いていて発見した
「本を開いている状態の形をしたパン」があるからだ。
本好きの私には、見ていて楽しく
味わっておいしい魅力的なパンだ。
お味は、というと至ってシンプル。
聞いてみると、小麦粉、セモリナ粉で作り
卵、ミルクは入っていないそうだが
バターは入っているのだという。
私には油っぽくなく、ちょうどいい塩味のパンなのだが
だんなさまは物足りないらしく
フルーツジャムやホイップクリーム、メイプルシロップが
ないとつまらないそうだ。

「be・ブーランジェピシエ」はフレンチの料理人・
レストランクリエイターでもある
"アラン・デュカス"プロデュースによるもので
お茶と一緒にサンドイッチやスイーツもいただける
イートインコーナーがあり、MIDタウン店もあるそうだ。
このおもしろいパン " Livre・リブレ " は
モナコの三ツ星レストランで提供されることで有名なのだそうだ。
本のページをめくるように1枚ずつ食べようか
それともカットしようかと、いつも悩んでしまう。
この間は、見開き2ページずつ食べてみた。
ちなみに1冊、336円。
ユニークな形とシンプルで素朴なおいしさを
今度はどんな本を読みながらのtea time にしてみようか。




お料理のこころ

2007-08-03 | 食べ物のこと
お友だちに千駄ヶ谷の " まつ " というオーガニック食材を使った
おいしい家庭料理のお店に連れて行ってもらった。
ただの呑み屋さんでもなく、ただのご飯屋さんでもない、
ホッとするあったかいくつろげる、い~い感じのお店だった。
友だちは私が純潔ベジーと思っていたらしく
あらかじめお料理の予約をしていてくれたので、お店の方は
お出しにも気を使ってくださっていたようで恐縮してしまった。
少しずつのお野菜の小鉢が次から次へと出て来る。
普段はいただかないお酒だが辛口のオーガニックワインを珍しくチビチビ。
最後にはお味噌汁、ご飯、おしんこで〆だった。
私は何といっても " モロヘイヤのすまし汁 " と何てことはないはずの
ゴーヤのさっぱりお出しのお浸しがたまらなくおいしかった。
いただいているとからだが喜びきれいになっていくような気がする。
オーガニックの食材でシンプルにていねいに作られたお料理は
つくり手の気持ちが込められていてあったかく格別においしいものだ。
パーフェクトなフルコース。お料理のこころと一緒にいただけた。
ほんとうにごちそうさまでした。

そんなことを思い出しながら、残っていたゴーヤで和え物をつくった。
家では少しまったりのタヒニと梅酢などのソースにし合える。
ゴーヤの苦さとごまの甘さがうまくミックスされて星2つというところか。



まつ
千駄ヶ谷3-14-9
お昼 12:00~14:00
夕飯 6:00~11:00
日・祝日休
土曜 お昼休





" プルルルル~ん " なゼリー

2007-08-02 | 食べ物のこと
暑い季節にはすいか。
でも水ようかんやいろんなゼリーもひんやり冷たくって
清涼感があって外せない。
ところが私が作るゼリー類ときたら・・・相性が悪い。
希望としているイメージは "プルルルル~ん" で
か弱く華奢でちょっと頼りないくらいが理想だ。
それが私のはいつも、しっかと仁王立ちし
何事にも動じないすました頑固なものに出来上がってしまう。
理由は簡単。寒天パウダーの量が多いのだ。
粉寒天だったりパウダーだったりメーカーによっても随分違いがでるが
いつも適当な量で作って、毎回適当で、その適当が結局最後には
多過ぎなわけで「ぶるっ」としていて揺れる感じがないばかりでなく
上手に盛りつけたつもりでも「硬いこんにゃく」か「ういろう」じゃぁ・・・
先日は遠い親戚のような仲のいい友人ご夫婦が遊びに来たので
最後の最後に「穀物コーヒーゼリーwith有機ソイホイップクリーム!!」
をみんなで食べたが、完全に失敗作!
人さまに出せるようなゼリーではなかった。
ウ~~ン、カワイクないし、硬いからおいしくない。
3拍子揃ってしまった。あぁ~、食感って大事なことなのに。
そんなことがあったので、危険な「適当」を止めることにし
友だちとの集まりの時に聞いてみた。
棒寒天派、寒天パウダー派、粉寒天+葛派
私の「カワイクなく動かないぶるっとしたゼリー」に
みんな同情してか真剣にアドバイスをしてくれた。
で、スプーンで計り寒天パウダーと葛で作ってみた。
お蔭さまで「ぶるっ」からは脱皮できたのでお味はまずまず
でもまだ理想には届かない。
もしかすると、性格とゼリーの出来栄えは一致するのだろうか。
だとすると、これはもう相性が悪いだけの問題ではなくなる。
が、しかし華奢な "プルルルル~ん" 目指して
この夏のうちに完成作を作りた~い!



リベンジゼリーはカットせずにメープルシロップまで垂らして
この器のままでいただいた




すいか

2007-08-01 | 食べ物のこと
今日から8月。
どうやら臆病に控えていた梅雨明け宣言もされたようで
いよいよ本格的夏到来。
私は8月生まれのせいか、育った地方が寒かったせいか
暑い暑いと言いながらも夏が好き。

それにはもう1つ理由がある。
以前「死ぬ前に1つだけ食べるとしたら
何を食べますか?」とインタビューされ
間髪を容れず「(甘い)すいか」と答えたことがある。
夏だからすいかなのか、すいかが食べられるから
夏が好きなのかは、自分にもわからない。
両親は2人揃って食べない人たちなので
抱えきれないほどの大きなすいかを
お風呂場で冷やしている間、少なくとも
この半分は1人で食べられるのだとワクワクしたものだ。
数年前は不作だったすいかだが、今年はまあまあで
私の本格的すいかの季節到来である。

スイカといえば、100年以上の歴史のある
"近江屋洋菓子店"神田店でいただいた
「スイカのジュース」が忘れられない。
近江屋さんは季節の素材を店主自ら
市場で直接仕入れているというだけあって
お店にあるものはどれもこれも
フレッシュで1番おいしい時期のおいしいものを
惜しみなくふんだんに使っている。
とても贅沢なのにリーズナブルなのがうれしいし
おみやげの包装紙もレトロチックでカワイイ。

ところで、すいかの原産地はアフリカ中部の砂漠地帯らしい。
この時は種を食べていたようで、そのうち
果物として栽培され水代わりの飲料として珍重されたという。
まさに「watermelon」
果肉に含まれるカリウムは疲労回復、利尿作用があり
夏バテに効果があるとされている。
とんでもない変わりものの形など種類もいろいろだが
やっぱりすいからしい「大玉すいか」がいちばん。
30℃以上の暑さになるとすいかがよく売れるのだそうだ。
どうか今日も売り切れていませんように。




とら豆でひと休み

2007-07-19 | 食べ物のこと
もう随分前にお友だちにとら豆をいただいていた。
ちょっと時間もあるし、しっかり戻して
甘煮にすることにした。
祖母が好きだったからだろうか。
大納言、金時豆、とら豆は甘く煮て
食卓にというより、おやつのように
食べていた時がある。
半分はとら柄のまだら模様、もう半分は白く
少し大粒のインゲン豆の種類で北海道産だ。
玄米米あめと甜菜糖をミックスし
ほんのり甘めに煮てみると
皮が薄く柔らかいうえ、お豆の味がモワッ~とすることなく
さっぱりとした後味なので、ついつい
次から次へと食べてしまう。
はじめは柔らかい甘さにして、サラダにでも使おうと
思っていたが、結局、子どもの頃のように
おやつになってしまった。
冷たく冷やしてお腹が空いたひと休みにちょうどいい。
ごちそうさまでした。


" organic journal " の手吹きガラスのタンブラーと天然木のフォーク>>
涼しげでいい感じ




動物みたい?な とら豆




" ばっちゃん " の野菜

2007-07-13 | 食べ物のこと
お友だちから " 大地の恵み " をいただいた。
裏の畑で " ばっちゃん(おばあちゃん) " が作っているという
無農薬の野菜をわざわざ持って来てくれたのだ。
何だか顔つきまで違っているように見える野菜たち。
こんなふうに自分の畑で農薬を使わず
家族が大切に慈しんで育てた、おいしい野菜を毎日いただける日常は
かなりの贅沢なことと思えてしまう。
都会ではここ1年で無農薬野菜の取扱店が一気に増えたが
それでもまだまだ買うには苦労がある日々だ。
さして長生きしたいわけでもなく、健康オタクでもない。
もちろんオーガニックのものだけで生活しているわけもなく
ただ結果的に無農薬の方がよりおいしく感じられ
からだが喜ぶのがわかるようになったからそうしたいだけのこと。
至って自然な流れなのだ。
だいたい無農薬の野菜たちは、どれも顔がしっかりしているし
エネルギーに満ち溢れている。
個性があり、大きさも様々で、みな一様におんなじ顔をしている、
なんてことはまず無い。
このばっちゃんの野菜も玉ねぎはキュッと締まってしっかりしていて
皮を剥いただけでい~い香りだった。
じゃがいもはやさしいかわいい顔をしていて、やはり
お味のほうもほっくりあったかい味がした。
おいしくてうれしいだけではなく、気持ちまで温かくなり
おまけに野菜たちからまさに大地からのエネルギーを頂くわけだ。
” ばっちゃん " にありがとう、と " 大地の恵み " にありがとう。



まずはポトフ風に >>


”ばっちゃん”とばかり思っていたら「ばぁ~ちゃん」でした。
「ばぁ~ちゃん」ごめんなさい 。  7月15日



亀十の"どら焼き"

2007-07-04 | 食べ物のこと
包装紙と言えば、神田の”近江屋洋菓子店”の
パステルーカラーのイラストがレトロでモダンで
いつ見ても、いいなぁ~と思う。
女の子はたいてい好きに違いない。ところが
おめでたい亀甲模様のこの包装紙もなかなかのもので
グレー、グリーンだったかの別の色もあったが
古典柄のくせして、このピンクとチェリーレッドの
色使いが何ともキュートだ。
亀甲の中に”十”とあるように、”亀十”という
和菓子屋さんのものだ。
浅草の雷門のはす前にある、いかにも浅草観光の
おみやげ物屋さんという店構えの大衆的な和菓子屋さんだ。
大正末期の創業というからもう、80年以上の歴史があるようだが
あちらこちらの百貨店の催しにも出店しているので
きっとご存知の方も多いだろう。
きんつば、最中はもちろん、”松風”という名の黒糖の
あんの入ったワッフルのような和菓子も有名だが
何と言っても”どら焼き”が一番。
あんは北海道十勝産、黒砂糖は沖縄で
材料もいたってシンプル、余計なものが入っていなくて
どら焼きにしてはちょっとお高いが安心の品質本位だ。
どらやき好きの私もはじめていただいた時にはさすがに驚きだった。
今までのどらやきの概念とは違っていた。
だいたい大き過ぎるし、見た目にも皮の表面に
焼きむらがある。老舗然としていなくて
やっぱり下町っぽ~いなどと思っていた。
ところがひと口、口に入れると皮がフワンフワンで
あんも適度な甘さで、大きすぎると思っていたにも拘らず
ペロ~リ食べ終えてしまう。
特徴の皮は、焼いた皮を裏返してあんをサンドにしているそうで
和菓子っぽくなく、まるでパンケーキのようなのだ。
もともと和菓子屋さんになる前はパン屋さんだったと言う、
ホントかウソかわからない話も納得できると思えてしまう。
いつもは「有名特製 亀十のどら焼き」と朱色と墨で書かれた
ピンク色の和紙の短冊が入っているのに
今回は印刷されたチラシが入っていた。
「究極の手みやげ日本一決定戦」とやらで
「和の焼き菓子部門 第一位」に選ばれたそうだ。
ふぅ~ん、なるほど納得。と思った瞬間から
いやいや、日本橋、上野の「うさぎや」の
あの粒々のほっくりあんと上品な甘さ、
焼き加減の良さと美しさもたまらないでしょうに、と
どらやきには目が無い私の頭の中が円盤だらけになる。



困った事に包装紙の写真を撮った後、直ぐに食べてしまい
写真を撮り忘れてしまった。
イヤハヤ・・・








かぼちゃの種のディップ

2007-06-23 | 食べ物のこと
先日、かぼちゃの種のディップを作ったら大好評だった。
マクロビオティックを実践している人も、していない方にも
たいていはびっくりして喜ばれておいしいと感心されるものの1つだ。
私もはじめはそうだった。
お菓子に使ったり、トッピングに使うことはあるだろう。
使う材料はメーカーによって出来上がりに違いが出てくるため
少しずつアレンジを繰り返し、今のレシピに行き着いている。
だいたいかぼちゃの種で作るのだから、まずそれだけでも興味津々だ。
ビタミンやミネラル、鉄分も豊富なのがうれしい。
炒ってぷっくらとしたかぼちゃの種の香ばしさと、コクのある濃厚な味は
"チーズ"にも似た何ともいえないおいしさと
見た目の色もきれいとあっては、出来上がって食べてみて
歓声が上がるのも頷ける。
野菜のディップとしてはもちろん、揚げものと一緒にいただいても
とても相性がいい。
主張はしないのだが、さりげなく存在感をチラっと示す。
あくまでも脇役に回り、主役を殺さず活かしながらも
自分も他のものたちとうまくバランスをとり
一体となった味のハーモニーを創る。
お料理は全体のバランスとハーモニーが大切だと思っている。
このディップは自己主張をし、決して主役になろうなどとは思わない。
自分をよく知っていて、でも相手にとってはなくてはならない必要な存在。

こんなかぼちゃのディップみたいな人って、時々いるよなぁと思い出す。
ふだんは大人しいが、必要に応じて自分の意見をさりげなく言ってくれたり
こちらの気分を高めてくれたり、一緒にいて落ちつけて気持ちのよくなる、
そんな人。
だれでも主役にまわりたいと思うこともあるだろうに
脇役のプロに徹するわけだ。

そんなかぼちゃのディップが何だか急に愛おしくなってきた。
また、作ろうッと!




有機ソイホイップクリーム

2007-06-14 | 食べ物のこと
よく行くお店で新しいものを発見した。
こういう瞬間って自然に顔がほころんでいるのだろうなと思う。
ともかく、見つけたものは、ごく最近発売されたもので
有機大豆からつくられたホイップクリームだ。
パッケージのデザインがよく、裏や両サイドの色もカラフルで
すっごくカワイイ。
ホイップクリームのデザインらしくないところがまたいい。
これはドイツ製で" BIO " のマークがしっかり光っている。
豆乳と植物脂だけでつくられていて、もちろん乳製品を含まない。
脂肪分11%、コレステロール、ラクトース0%とある。
有機のてん菜シロップが入っているので
なんにもプラスすることが無さそうではある。
冷やしてハンドミキサーで2分泡立てるだけで
" ソイホイップクリーム " が出来上がるとある。
意外と大きめの300ml入っているのもうれしい。
これがあればスイーツをつくるにも手間入らずで
ケーキ作りも楽しく簡単に出来るかも、とワクワクする。
でも、このパッケージがちょっとキッチュで
雑貨っぽくって気に入ったので
もうしばらくは、キッチンに飾って眺めることにしようと思う。
300ml 、577円。



後ろのデザインもカワイイ!




デリカフェ

2007-06-03 | 食べ物のこと
数年ぶりに、お休みの日1人でブランチをした。
前日の1人っきりの遠出のドライビング&サーフィンの疲れが
ちょっと気持ちいい。
店内にはジャズやボサノバが流れている。
リラックスできていい感じだ。
わざわざ電車に乗って行かなければならない西荻に
1年くらい前にヒョっと見つけ、入った瞬間から気に入ってしまった
居心地のいいシンプルな店がある。
若いカップルや親子、ファミリーもいるが
きれいに着飾った女性同士や老ご夫婦、1人でフラッとのご年配の女性など
意外に大人の方々が多く、老若男女さまざまな客層だ。
人気の秘密は何と言っても、リーズナブルで
選べるボリュームたっぷりのおいしさにある。
洋風メインのお惣菜が20種類以上、ショーケースの中だけではなく
カウンターの上にも所狭しと並べられ、この中から
好きなものを3種類選び、パンorライス、カップスープまで付いてくる。
ボリューム満点。これで680円。
" 肉料理デリカフェ KIKU " という名の通り、お肉料理が多いのだが
野菜だけのものでも迷うほどの種類がある。
私にとって残念なことは、玄米ごはんがないことだ。
だんだん込んできたので、ゆっくりお茶を飲みながら
本を読む時間はなかったが、時間をみつけてまた行きたくなる店の1つだ。


肉料理デリカフェ KIKU
03-3247-7337




vegetarian

2007-05-30 | 食べ物のこと
ひとくちに"ベジタリアン"と言ってもいろいろに分類される。
そもそも誤解があるようなのだが、"ベジタリアン"は
「野菜だけしか食べない人」や「野菜人」のことではない。
野菜だけしか食べられないのでは少し、いや、かなりつらいだろう。
"ベジタリアン"とは「動物性食品を避け、穀物、豆類、種実類、野菜、果物
などの植物性食品を中心に摂る人」というのが定義とある。
「野菜=vegetable」の語尾が変化したのではなく
ラテン語の「ヴェゲトゥス=vegetus」に由来していて
「完全な、健全な、生き生きした、活発な」という意味だそうだ。
ベジタリアンでいる理由には、宗教上や動物擁護の他
やはり、自分の健康の維持やエコロジーへの配慮が大きいようだ。
もっとも近頃は、BSEや鳥インフルエンザなど食品の安全性に問題があることも
要因の1つとなっているのではないか。
で、その分類なのだが、動物性食品、卵、乳製品もハニーも全く摂らない
ベジタリアンの”ビーガン”、
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を摂る”ラクト・ベジタリアン”、
卵、乳製品は摂る”オボ・ベジタリアン"などの他
魚介を摂る人をベジタリアンとは言わないが、セミ・ベジタリアンとして
"ペスコ・ベジタリアン"というのがある。
マクロビオティックの人はペスコに入るというが、単に
ベジタリアン食を食べているということでは分けられない。
自然と調和して生きる、生き方、思想にまで繋がってくる生活法といえるからだ。
魚介は食べることがあっても、輸入や養殖は避けるし
赤身魚はほとんど食べない。やはり分類は難しい。

それはともかくとして、最近は東京でもベジタリアンやオーガニックの食材を
使ったレストランが増えている。
厳密には何をどう使っているのかはわからないが増えてくれるとうれしい限りだ。
先日、懐石料理にお野菜を豚肉で巻いた小鉢が出て来て
おやっ?と思ったものだが、精進料理とは違うのだからいいのだろう。
ファーストフード店ではない、ハンバーガーショップに付き合わされた時
確か”ベジタリアンバーガー”を頼んだのだが、出て来たものは
アボカド、トマト、オニオン、レタス、それに普通にビーフが
挟まっていてビックリだった。

何はともあれ、TVや雑誌の情報だけに惑わされることなく
食事も生き方の1つと考え、自分のからだに合った食事法を自分で選び
楽しんで実践してみるのもよいのではないだろうか。
飽食の時代はとっくに終わっている。
などと思いながら、お腹がいっぱいだというのに、頭はスイーツのことで一杯だ。



ある日の"ひじきと野菜たちのサラダ" >>