organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

Rose Labyrinth

2012-05-31 | 花や色のこと

通り過ぎることができず、あとで悔やまれないようにと思わず
引き返して見た白いバラ。
夕陽に少しだけ染まっている。
今はそこかしこで満開に誇らしげに咲き誇るバラの花を見かける。
普通に歩いているだけで、こんなにいろいろな種類、色のバラを
見ることができるのだから、いかにバラ好きが多いということか。
そういえばずいぶん年上の知り合いの男性も、広い庭にはたくさんの種類の
バラがあり、手入れをするのが趣味というか、生きがいになっている
と聞いたことがある。
バラ手入れに手間がかかるし奥が深いが、バラの世界に迷宮入りしてしまうと
もうそこからは抜けられないのだ。
世界的にも何百とも何十万種ともいわれるくらいに豊富で
ゴージャスなものから可憐なものまで永遠に人気のある花だ。
ずいぶん前に神代植物公園のばら園で「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」
を見たことがある。
ダイアナ妃のためにつくられ捧げられたバラで、薄いピンクともクリーム色とも
いえる花びらのはしっこが少し濃いピンク色になっていた。
イングランドのバラとまで言われた彼女とはなんとなく結びつかず
ふぅ~ンくらいの感じだったのを想いだす。
当時も今もこの品種の苗木の売上の一部は寄付されているという。
日比谷公園や代々木公園もキレイなんだよなぁ。新宿御苑もいいかも。
いまだに行けていない旧古河庭園もいいなぁ・・・
やっぱりバラのラビリンスに入り込んでしまう。




働きもののマサイ犬たち、ごめんなさい!

2012-05-27 | Kenya trip

ケニアに住む妹から電話があった。
用件が終わると、ブログのマサイの犬のことはちょっと違うと
ご指摘を受けてしまった!
ケニア全体で飼われている犬のことはともかく、マサイ族に飼われている
犬たちに関しては「働きもの」なのだという。
家畜の番犬として、ちゃんと仕事をするそうで、言ってみれば
牧羊犬と同じに働く、働きものなのだという。
それに飼い主にしか慣れていないのも、ご主人さまに忠実なゆえのことのようだ。
そしてさらに、家の周りにゾウが近づいてくると、遺憾なく番犬としての
役割りを果たし吠えるという。
ゾウは犬の声が嫌いなため、ゾウ避けとしての働きも大きいそうだ。
ゾウは大きな大きな国立公園だけにいるだけではないのだ。
そう、確かに朝ロイトキトックから出発しジュキニの村に近づくと
ドライバーのスタンリーがゾウの足跡を何回か見つけていた。
彼のキャラクターからして、最初はまさかの冗談かと思っていたのだが
いやいやホンモノでしかも大きな足跡。
数日だけの滞在でもそんなことがあったくらいだから
間違いなくマサイの住む地域の家のそばを歩いているのは事実なわけだ。
そこでマサイ犬が、番犬としての働きをする。
飼われているマサイ家の家畜とフラフラと歩いているように見えてはいたけど
確かにサボると飼い主に叱られていたようだし、犬も役割をわかっていたわけだ。
マサイの犬たちは飼い主にしつけられ、仕事をし
彼らの役にたつ生き物で、しかも共存できているいい関係ということ。
つまり前日のブログの内容は、少なくともマサイの犬に関しては
まちがいということになる。
働きもののマサイの犬たち、ごめんなさい!


       




マサイの犬たち

2012-05-25 | Kenya trip

ケニアの犬たち、といってもロイトキトックとジュキニで出会った
ごく狭い範囲で見かけることのできた犬だ。
ここの犬たちはうす茶色をした犬が多く、種類はまるで
わからないのだけど、マサイ族の地域なので勝手に
「マサイ犬」ということで納得して見ていた。
もちろん日本のような飼われ方はしていなくて
犬を躾けるということもまるで考えにはないようだ。
人に対してもちろん近づいては来ないし、ビクビクしている犬もいる。
そうかと思えば野良犬化しているような犬が、もう夕方だというのに
町中を人間と同じように何かの用事で急いでいるかのようで
そそくさと歩いていたりの犬もいる。
犬が飼い主にしつけられ、仕事を与え覚えさせると彼らの役にたつ生き物で
しかも共存できるいい関係が築けるとは思っていないのだそうだ。
そんな風が一般的なのに、マサイのママたちにiPhoneの中の愛犬の写真を
見せながら、ピクニックだのサーフィンだのグルーミングなどと
話なんかしてしまい、彼女たちは呆気にとられながらも
注意深く聞きいっていたのを今さらながら可笑しく思い出す。
NGOのIWP(インターナショナル・ウォーター・プロジェクト)の
看板犬の時があったというマサイ犬の「さくらちゃん」は
ちゃんと名まえがついていて、しかもスタッフたちに声をかけられ
撫でられ可愛がられ、他の犬たちとはまるで異なった飼われ方を
しているシアワセな犬だ。
この日は久しぶりにみんなの仕事ぶりを見ながら喜んでいるようだった。
どこの国に住んでいる犬であろうと、それぞれの環境の中で
犬たちがみんなシアワセであることを願う。


          


       

      
       



マサイの犬に関して事実とは違った内容がありました。
働きもののマサイの犬たちに失礼なことをいってしまったので
あらためて「働きもののマサイの犬たち、ごめんなさい!」を書きました。
読んでいただけると、マサイの犬も納得してくれると思います。
ぜひ下記もチェックしてくださるとうれしいです。

「働きもののマサイの犬たち、ごめんなさい!」2012/5/27





四年に一度の「三社祭」

2012-05-20 | 暮らしのこと

三社祭というと当然浅草で、今年はお祭りの見物だけではなく
御神輿とスカイツリーのショットを撮りたい人もたくさんいたそうな。
ところが浦安にも三社祭があるのだ。
4年に1度の夏のオリンピックの年に行われるかなりの大きなイベントのようだ。
以前は地区ごとに行っていたが、大正時代からは合同で
開催されるようになったという。
堀江の清瀧神社、猫実の豊受神社(神明宮)、当代島の稲荷神社の
御神輿をはじめ、大小100基以上の御神輿が繰り出される
というのだからそりゃぁスゴイのだろう。
お祭りは来月6月の14~16日だというのに、もうすでに
駅には紅白の提灯が飾られ、通りには紙垂が垂れ
神輿担ぎの練習もはじまっている。
浦安のホンモノの地元の人たちは気合いが入っているのがわかる。
まだ行ったことのない稲荷神社に行ってみた。
来月に盛り上がる神社のひとつとは思えないほどにひっそりとしていた。
御神輿の担ぎ手の「せいやせいや」に聞き慣れているが
浦安では「マイダマイダ」という掛け声なのだそうで
お祭り好きとしては、来月がちょっと待ち遠しくなってきた。




”Highway View Cafe” in NJUKINI

2012-05-16 | Kenya trip

マサイ族の地域「ジュキニ」という小さな村でランチタイム。
山羊のお肉が入ったピラフのようなごはんにトマト、紫タマネギのマリネっぽい
サラダのつけあわせ、それにデザートなのかバナナ1本がついてきた。
学校給食で使われていたようなアルマイトのお皿が懐かしい。
ピラフのことを「ピラウ」というそうで、ここ「Highway View Cafe」で
いちばん高いメニューを注文してしまったが70シリングだっだ。
残念ながら珍しく食欲がなくて半分しか食べられなかったのだが
隣りで妹が食べているトウモロコシと豆の煮もの「MUTHOKOI(ムトコイ)」を
味見することは忘れなかった。さっぱり味でなかなかおいしい。
何となくちょっと疲れているとき、なんといってもこちらではチャイがいい。
これにお砂糖、たいていはたぶんとうもろこしのお砂糖なのだと思うが
これをスプーンに2杯、ときには3杯も入れて甘くしたチャイは
カラダとココロがなごむ。
どうしてこんなにチャイが美味しいのかと聞くと、何より絞りたての
ミルクがフレッシュでおいしいからのようだ。
あまり知られていないだろうが、国土全体の標高が高いことや気候条件が
紅茶の生産には適しているのだそうで、イギリスから独立後
ケニアでは紅茶の生産に力を入れ、今では世界で第3位生産を誇るという。
そんな紅茶のチャイはともかく最高なのである。
翌日のランチもHighway View Cafeをリクエストし、前日から気になっていた
豆の煮ものムトコイをオーダーする。
ひよこ豆とキドニービーンズの少し小さめな豆と、ケニアでは白色をしている
トウモロコシ、トマトをミックスして煮込み、塩味で味付けするだけという。
そんなシンプルな豆料理とはいえ、いくら豆好きでもこれが一皿で主食というのは
ちょっと食べられないと思いきや、薄味なせいか豆の味がおいしいからか
食べても食べても飽きない。実においしいのだ。
一皿ペロリといただき、食後はお決まりのチャイ。
本日お砂糖ティースプーンに1.5杯。おいしい。

       

クレープみたいなものは「チャパティ」という。
これがケニア式食し方ではないようなのだが?クルクル巻いていただくと美味。
別の豆料理には緑の野菜スクマ付き。トマトで煮込みやはり味付けは塩味だ。


       

       

「Highway View Hotel Cafe」外観と壁に貼られていたメニュー

       

入口にはレースのカーテンがかかっていた。中に入ると柔らかな風が気持ちいい。




J.Tの木とPicnic

2012-05-07 | 花や色のこと

期待と予想に反してお天気がイマイチだったゴールデンウィーク。
こどもの日は待ちに待った晴天でよかった。
おひさまに感謝と今後おとなになっていく小さなこどもたちに
おめでとう!
我が家は愛犬とPicnic。
歩いて走って寝転んで遊んで食べる。
「J.Tの木」と呼んでいるシャリンバイの木。
低木なので、チビッコの愛犬がそばに立ったり
座ったりすると、バランス的にちょうどいい高さ加減なので
家ではいつからかそう呼んでいる。
その J.Tの木にきれいな花が咲いていた。
ところどころに赤い葉があるので、なおいっそう
白い花がかわいく愛らしくみえる。
枝先の小枝が車輪状なのと白い5弁の花が
梅に似ているからという理由で車輪梅というそうだ。
秋には黒紫色した実が熟す。
その頃にもまた J.Tの木の傍で、歩いて走って寝転んで
遊んで食べるのPicnicをしよう。




マサイ族のママたち

2012-05-04 | Kenya trip

またもマサイ族の話なのだが、マサイ族の既婚の女性のことを
ママと呼ぶのがふつうのようで、だからそこここにママがいることになる。
もちろん名まえで呼ぶこともあるが、たいがいはママと呼んでいた。
「ジュキニ」の住民が水を汲みにやって来るママたちの
特別ではないふつうの、ふだんの彼女たちの「ファッション」が
あまりにも素敵なので写真に収めさせてもらった。
色使い、柄のあわせ方、たくさんのアクセサリー。
みんな意味があるようだ。
カンガは身につけるだけではなく小さなこどもを背負ったり
風呂敷代わりだったり、家でもいろいろに使われるようだが
その万能な布にはスワヒリ語でメッセージがプリントされていて
その言葉を選び身につけることによって、さりげなく?相手に気持ちを
伝えるのだそうだ。
お守り代わり的なこともあるのかなぁと想像するが
なんとも控えめで慎み深い。
この間銀座にオープンしたコムデギャルソンの
「ドーバー ストリート マーケット」に行ってみたら
アフリカやタイやインドなどの小さなエスニックのコーナーにあった
アクセサリーはケニアの、まさにマサイ族がふつうに身につけている
アクセサリーとおんなじだった。
これだけの少ない物たちだけでこんなに個性を表現できるマサイ族の
ママたちはスゴイ。よく聞いていた「マサイ族はオシャレ」にはホントに納得だ。
まぁ彼女たちはふだんのふつうの生活のなかで、ファッションと呼ぶかどうかは
ともかく、生活を楽しんでいるのかなぁとも思ってしまう。

       

その日はIWP(インターナショナル・ウォーター・プロジェクト)と
ジュキニのコミューンのミーティングあったので、男性だけでなく
ママたちも熱心に参加していた。


       





マサイ族の少女たち

2012-05-03 | Kenya trip

マサイ族はおしゃれだ、とケニアに住んで10年近くになる妹にいつも聞いていた。
おしゃれといっても、あのマサイ族の赤を基調にしたチェック風柄の布のシュカや
女性たちは柄のきれいなカンガを身にまとっていて、さらに首や腕や足首に
ビーズのミサンガのアクセサリーなどをつけているのだろうと
いろんなところで目にしたことのある写真を普通に目に浮かべていた。
そしてそんな写真を撮ることはナイロビでもそうだがマサイ族をむやみやたらには
撮れないと聞いていた。
マサイ族の村を観光で訪れる際には、料金を支払い案内してもらうそうだ。
マサイ族に会えて、歌や踊りの披露があったり、マサイジャンプをしてもらったり
家の中を案内してもらったり、おみやげを買うこともできたり、そして写真を撮る
ことができる。支払う金額によって内容も違うのだろうが、ともかくそうやって
現金収入を得ているコミューンがいくつもあるそうだ。
仕事がない彼らにとっては村レベルで選ばざるを得ない必要な仕事ともいえる
のかもしれない。
IWP(インターナショナル・ウォーター・プロジェクト)が観光客相手ではない
コミューンの「ジュキニ」に井戸を堀りポンプを作った。
そしてソーラーによる家畜のための水飲み場を作っている。
そこへ家の手伝いで遥か遠くから、当然ながら歩いて水を汲みに
やって来るこどもたち、飼っている家畜に水を与えるために引き連れて来る人々、
そしてそこがホッとする場所でもあるようだ。
安全な水のある場所はまさに井戸端会議コミュニケーションの場所になっている。
学校帰りのこどもたちも通る。
人がたくさん集まって来る情報交換の場で憩いの場所でもある。
そんな所を訪問できたおかげで、普通にマサイ族の人々とふれあうことができた。
彼らはやっぱり、以前から見ていた写真の中の人とおんなじだった。
赤いシュカにきれいなカンガ、男性も女性もみんなビーズのアクセアリーを
当たり前に身につけている。
女性のカンガの巻き方にそれぞれ個性があってみとれてしまう。
結んだりひねったりして、いったい何枚の布を身につけているのかと思ってみるが
なんのことはない2枚か3枚のことのようでけっこう涼しげだ。
それにしてもビーズのアクセサリーの重ね付けのスゴイこと、スゴイこと。
少女たちもマサイの民族衣装の子もいればブラウスにスカートの子もいる。
前の日に会った時とおなじカンガなのに、違う身につけ方をしていて
ナルホドなどと変に関心してしまった。
興味があるのか気さくに近づいて来てくれるのでうれしい。
まっすぐな髪の毛に触ってみたかったらしく、物珍しそうに何度も
触れさせて欲しがる。
学校に通っているのかどうかはわからないが、人懐っこくてチャーミングな中に
強さを秘めた少女たちだった。
きっとまっすぐ大きくなるのだろうなぁ、ずっとここで生活するのかなぁ~
それともこの村から出て行くのかなぁ~、大人になってチャーミングな女性に
なるのだろうなぁ~などと思っていた。

       

       




マサイ族の住む地域 「ジュキニ」のこどもたち

2012-05-02 | Kenya trip

ケニアの南東OLOITOKITOK(ロイトキトック)から東へ50Km
1時間ちょっとの「ジュキニ」というマサイ族の住む地域に行く。
牛、山羊、羊を放牧して生活をしている人たちがほとんどのようだ。
この地域にIWP(インターナショナル・ウォーター・プロジェクト)が
地域のマサイの住人と独自の上総掘りの方法により、井戸を掘る作業を
続けていたため訪問することになった目的の地域だった。
ここの井戸は2010年3月に完成した井戸で、マサイのコミューンには
とても役にたっている。
人間の水としてはもちろん、家畜にも大切な水だ。
そのボランティア活動のことはまた別の機会にと思っている。
今回は、ジュキニ初日、ちょうど学校帰りのこどもたちと
ちょっとした交流ができた話だ。
マサイ族の大人もこどもたちもカメラを向けられると
嫌そうにしていたので、当然だ、誰だって知らない人に
ましてや知らない国の人にカメラを向けられるのは
いい気がしないし怖いかもしれないし、と最初は思っていたのだが
そうじゃなくて、彼らはとてもとても恥ずかしがりやさんたちなのだそうだ。
そこで、デジカメで撮った写真をその場で見せてあげることにすると
大人の女性もこどもたちも寄ってきて、さらに
もっと撮って欲しいと要求され、その後は見たくてすぐに近づいてくる。
そしてみんなニコニコ、ゲラゲラ笑いながら楽しそうだ。
学校のノートを見せてもらい読んでもらったり発音を教わる。
小学生の男のこどもたち7人とその場しのぎに硬く丸めた紙で作った
小さなボールで2チームに別れてフットボールのまねごとをして
いっしょに遊ぶ。
ゲームを知っているのかいないのか、でもこどもはこども。
すぐに楽しくなって遊びが止まらない。

       

それにしても、日本でときどき見かける貧困のアフリカのこどもたちの
写真や映像は、そこだけを切り取り、くり抜いたものではなく
そこに普通にある生活だったということがわかり、ショックを覚えた。

       

       

       

学校帰りの姉とハンサムな弟。

       

カンガの巻き方にうならされたチャーミングで人なつっこくかわいい女のこ