organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

メキシカン・スーツケースとキャパの十字架

2013-09-15 | 仲間や人のこと

もう2週間以上前になるが「メキシカン・スーツケース ロバート・キャパと
スペイン内戦の真実」というドキュメンタリー映画をみた。
実はロバート・キャパにはあまり興味がないといってもよかったのだが
「ロバート・キャパ」という架空のアメリカ人を作り出し
写真を売り出していった3人のグループの中にキャパの恋人だった
ゲルダ・タローがいる。
そのゲルダと後々正式にキャパを名乗ることになったキャパが
スペインの内戦勃発の際に従軍し、そのときに撮った126本のロール
フィルムがメキシコで見つかった。
それをメキシカン・スーツケースと呼んでいるのだが、キャパとゲルダと
まるで知識のなかったスペインの内戦、そして難民としてメキシコに渡った
生存者たちのインタビューなど、単にキャパの4500枚の写真が見つかった
だけにはとどまらず見応えのあるいい作品だった。
スペイン内戦ではあのキャパの「崩れ落ちる兵士」
この写真はキャパの人生を変えた1枚だが、そんなことを思っていたら
沢木耕太郎の「キャパの十字架」という本に行きあたり、さっそく読んでみた。
あの崩れ落ちる戦士を撮ったのはキャパではなく、だからライカで撮った
のではなく、ゲルダがローライフレックスで撮ったものだという。
しかも訓練風景であり、足を滑らせてしまった瞬間であると。
今までいわれていた場所やその写真の兵士もどうやら違うという、なんとも
引き込まれる話に一気読みだった。何といってもキャパ好きの沢木耕太郎の
その世紀の謎に向かっていくたいへんな時間と作業、実際に何度も取材に行き
インタビューをし、自分でも当時の彼らと同じカメラで撮ってみることも。
それらのことが誰にでもわかるように書かれている。
彼の性格までもが伝わってくるので、さらに面白くさすがの作家だなぁとも
思えてしまう。
まるで知らなかったのだが、NHKで沢木耕太郎のこの推理ドキュメントの
番組があったそうで、さらにキャパの生誕100年を記念してか
横浜美術館ではキャパとゲルダの2人展も開催していたようでだ。
ちょっと敬遠していたためにまるでそのことを知らずにいて
どちらも見られず残念だった。でもNHKはオンデマンドで見られるのか
調べてみることにしよう。
このメキシカン・スーツケースがきっかけで、キャパやゲルダを含む本や映画、
作品などと、さらにおもしろい世界に入り込めそうだ。





”ON THE ROAD” がはじまった

2013-09-04 | 仲間や人のこと

いよいよ8/30 からコッポラ製作総指揮、ウォルター・サレス監督による
”ON THE ROAD” がはじまった。
書店などでは早くからビートニック特集としてコーナー展開している
ところがけっこうあり、はじまる前からちょっとワクワクだった。
そんなわけで、もちろん初日に行くことになる。
ビートニックな彼らが映像として浮かび上がる。
旅をして旅をして、また旅をする。あの伝説の旅だ。
そして乾いて乾いていつも乾いていた彼ら。
青年から大人へ、ON THE ROAD。すごくよかった。
ジャック・ケルアック役が背が高すぎて、おまけに違う、違うと
何回思って見ていても、ディカプリオにそっくりで辛かった・・・
しかしニール・キャサディ役のギャレット・ヘドランドはかなりよかった。
映画より後になってしまったが「ガールズ・オン・ザ・ロード」を読んでいる。
ニール・キャサディの最初の妻であり、ニールをそしてケルアックを愛した
ルーアン・ヘンダーソンの評伝だ。おもしろい。
ルーアンやジャックの最初の妻、イーディーによる回想録「You’l be Okay
ジャック・ケルアックと過ごした日々」のように、この時代のビートニックは
男性だけのものではなく、そこには必ず女性がいた。
そしてその女性たちはまぎれもなくビートジェネレーションだった。、
一緒に旅をしていたルーアンはかなりカッコイイし
少し映画と違うところがあると語られていたりするのも興味深い。






スタイルこそすべて ”ダイアナ・ヴリーランド” という女性

2013-01-11 | 仲間や人のこと

今年初の映画は、予告で見てから気になっていたドキュメンタリーの
「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」になった。
あの最高にカッコよくゴージャスだった時代の「VOGUE」の編集長だった
ダイアナ・ヴリーランドはリチャード・アヴェドンやデヴィット・ベイリー、
ウィリアム・クラインの写真家を起用して数々の作品を残し
ファッションの時代を創った女性だ。
実のところ写真家やモデルやファッションの世界に限らず被写体になった
人々は知っていても、今から20年前に亡くなっているダイアナ・ヴリーランド
のことはよく知らなかった。
写真で彼女を見てはじめて、顔と名まえが一致し、そのとたんにドミノ倒し
のようにいろいろなことが繋がってわかった瞬間だった。
彼女は「ハーパース・バザー」や「VOGUE」のファッション雑誌の編集者として
個性あるデザイナー、写真家、モデルを見つけ出し、
スーパースターにし、その時代を築き上げてきた人ともいえる。
雑誌で活躍の後はメトロポリタン美術館衣装研究所の顧問になり
その時代としては個性ある展示で、ファッションも芸術だと
知らしめた人といえるようだ。
なんといっても、彼女の個性がユニークなうえ、彼女ならではの
名言がいくつも飛んでくる。
映画を見ながら思わずうなずき納得し、笑い、そして書き留めたいくらいだった。

「ブルージーンズはベニスのゴンドラ以来の最高傑作」
「日本人はすごいわ。神は彼らに石油もダイヤも金も与えなかった。
でもスタイルを与えた」
「新しい服を着るだけではダメ。その服でいかに生きるかなの」
「スタイルこそすべて。まさに生き方。スタイル無しじゃ価値がない」

そんな興味ある彼女のことを知るデザイナー、写真家、モデル、女優や家族が
インタビューで彼女のいろいろな側面を語ってくれる。
究極に自分らしく生きることを貫いた女性の生き方だからこそ
伝説の人 ダイアナ・ヴリーランドは今も新鮮で最高に格好いいのだろう。




New Mini Teddy Bear

2012-11-02 | 仲間や人のこと

突然に何の脈絡もなく唐突なプレゼントだった。
開けてビックリの前に解説がいろいろあったので
驚きよりも興味が先になり、早速パッケージを開けてみた。
中からは小さなテディだが、カワイイ。
神楽坂のお祭りを歩いていて偶然に見つけたという。
ドイツで買ってきた生地を使って、気に入った材料のみで
小さなクマや小動物を作っている作家の方のものらしい。
たくさんの中からこのコを見て、これはプレゼントをしなくては
このままにしてはおけない、彼女の家のコになるクマだと思い
購入したのだそうだ。
いやいやありがたいしウレシイ。
さすが長い付き合い。テディの趣味までわかっていらっしゃる。
そんな訳で、10cmもない小さなこのコが家のテディの仲間入りをした。
目のガラスに特徴のある、こんなに小さいのにちゃんとした
珍しいのがついている。
それに何とも微妙な離れ具合がなかなかのイイ顔をしている。
性格のよさそうな素直なテディだ。
まだ名まえはつけていない。
それにしてもうれしいプレゼントにどうもありがとう。





The garage・Fall Winter Collection 2012

2012-04-19 | 仲間や人のこと

きのうから「The garage」秋冬の合同展が、中目黒のラウンドにて
開催されている。
20数社による合同展示会なのだがSURF系のブランドも多く
空気感がいいカンジで居心地がよくてずいぶん長居をしてしまった。
昭さんの新作「Kobak T」は2月に出版され話題の写真集 "Smile Rock Ride" が
テーマのようで、あの写真集で見たあの写真の「PHOTO T」ということでは
きっとうれしい人たち rider がいっぱいなことだろう。

明日まで
4/20 12:00~16:00

会場:ラウンド1Fショールーム&ガレージ
目黒区中目黒1-4-5
Round inc.


          

          

今回は J.Tは会場に連れて行ってはもらえず、残念ながら ”コットン””ウール” には
会えなかった。




待っていたよ ”TINTIN"

2011-12-15 | 仲間や人のこと

S.スピルバーグのアドベンチャー映画"TINTIN"が上映されている。
クリスマスのイブイブの夜あたりに3Dで鑑賞としようかと思っているが
先あたって伊勢丹のタンタン展はチェックはしておいた。
思えば2002年、渋谷のBUNKAMURAで「タンタンの冒険」展も見たのだった。
ピーナッツ、タンタン、犬の登場。
どちらもこの先も永遠に不滅の名作といえるだろう。
アメリカのテレビドラマはあったようだが今まで
タンタンの映画がなんかなかったろうと思いきや、いやいや
1960年にベルギー人のTINTIN似の主演で映画が作られたというから
驚きだし、見てみたい気がする。
エルジュのペンネームのベルギー人のTINTIN生みの親の漫画家
ジョルジュ・レミはまさに「TINTIN」似で生誕100年を過ぎても
人気は衰えないし、 全世界約50カ国の言語で翻訳されているという。
ちなみにピーナッツは75カ国で翻訳されているというのだから
TINTINはこれからもさらに翻訳され続け世界中にファンが増えていくだろう。
ワイヤーフォックステリアの”スノーウィー”は国によって翻訳の際
親しみやすい呼び名にされているらしく、フランス語のミルゥの他
ボビー、スノーなどがあるようだ。
今度の映画ではちょっと太めのスノーウィーのようだけど
我が家のDANDANとイブイブナイトを楽しむことにしよう。



同窓会・忘年会のシーズン

2010-11-13 | 仲間や人のこと
女子校時代のクラスメートで
仕事や結婚で東京に住んでいる数人と
5年ぶり位でまた会おうという提案があった。
ミニ同窓会なのだが、なかなか日にちと時間の
調整が難しいらしくまだ決まっていないようだ。
一方、永く勤めていた会社が残念ながら
この冬で閉業することになった。
そこで現社長がみんなに会いたいということで
新旧交えて会社を愛している人たちの
同窓会というか忘年会というかのような
お疲れさま&ありがとうの会を開くこととなった。
九州から、福島から、新潟から・・・
20年ぶり位に新旧スタッフたちも大集合になりそうだ。
声をかけたりかけられたり、長い間離れていても
すぐに以前のように話ができる仲間たち。
友だちっていいものだ。




再会Dinner

2010-10-25 | 仲間や人のこと
久しぶりに集結した。
再会ということばよりなんとなくこちらの方が
あっているような気がする仲間たち。
仕事帰りの少ない時間のdinner time。
年齢も仕事も趣味もぜんぜん違うけれど
食べることがきっかけで繋がり続けている仲間たち。
ニコニコでごはんをいただきながら
短い時間でそれぞれの近況報告をしあい
でもゆったりと充実して落ちついた時間が流れてゆく。
仕事のこと、家族のこと、生活のこと、
人づきあいのこと、犬や猫の家族のこと、
お金のこと、趣味のこと、食べることと料理のこと、
友だちのこと、本や映画のこと、趣味のこと・・・
欲張りな女たちはこれらを全部、もちろん
食べることも飲むことも忘れずに話は続く。
たまにしか会わないのに、ついこの間も
会ったみたいでまるで親戚のようでもある。
私の前菜のサラダもおいしかったけれど
あなたたちの野菜のグリルはカラフルでいて
さらにおいしそうだったわ、なんて思いながら
つい数日前に会ったみんなのことを想いだす。
今度会う場所だけは決まっている。
その日がいつになるかは未定だけれど
またねと言って笑って手を振って別れた。





巣鴨と新大久保でオバタリアン

2010-05-07 | 仲間や人のこと

ドイツから久しぶりに友だちが帰国していた。
彼女と一緒にいらしたスイス人の校長先生と
彼女のママといとこと女性ばかりで
「おばあちゃんの原宿」巣鴨で待ち合わせた。
というのも、ドイツのTV番組で巣鴨地蔵通り商店街や
あの有名な赤パンツが紹介されたそうで
彼女は日本にいた時に、1度も訪れたことがなかったし
おみやげに赤パンツを買いたいということで巣鴨になったわけだ。
私はずいぶん以前にはよく東京下町散策や骨董市などに出歩いていたので
巣鴨は知っていたが、商店街やとげぬき地蔵、食事では
あっという間に見終えてしまうと思いきや
たった全長780mの商店街をランチやコーヒータイムも入れて
4時間近くもの、ゆっくりくつろぎながらの楽しい散策になった。
私は遠慮したが、当然みなさんは「幸福の赤パンツ」をお買い上げだった。
都電に乗る前の最後は巣鴨庚申塚だ。
江戸時代にはこの辺りは栄えたらしく、その賑やかだった様子は
広重の江戸名所図会にも描かれている。
その後はノリで新大久保に行くことになる。
韓国スーパーに行き、そして韓国レストランに。
まるで韓流スターのようなお店の男性に
オバタリアンみんなの目は点になる。
最後には愛想のいい店長に「アイリス」の結末まで聞き
オバタリアンの王道をおしゃべりしながら歩き続けた
おばさん軍団の1日だった。
みんな元気で明るくて、爽やかで、
こんな日もなかなかいいもので楽しいものだと
ウキウキしながら帰ったのだった。




ケニアからの緊急ニュース

2009-02-10 | 仲間や人のこと
以前からIWP(インターナショナル・ウォーター・プロジェクト)の
活動については紹介しているが
彼らはJICAとの契約により、1年半にわたりケニアにて
安全な水の確保のため上総掘り技術指導などを行なっている。
本来は1月に帰国予定であったが、JICAとの契約を延長し
人道的措置に対応するため帰国を延ばし、さらに手持ち資金の
帰国費用や残り数週間の活動費をも緊急事態に対応するための
費用にあてるという。
そもそもの発端はケニアの大統領選挙後の暴動により
食料が著しく不足し、さらに深刻な水不足に直面し
餓死者もでるという非常事態だったそうだ。
日本でもテレビのニュースでも簡単に放送されていた。
現在のキバキ大統領が世界に向け緊急食料援助の声明を出し
ケニア赤十字やWFPが食料の配給をはじめているそうではある。
しかし、彼らのプロジェクトの拠点である”ジュキニ”という地域でも
マサイ族とカンバ族の家畜の飲み水と畑の水をめぐる争いが起きたそうだ。
1000人、2000人、さらには6000人の武装した睨み合いが続く
緊急状態になり、現在は沈静化されているというが
水不足の根本的な解決にはなっていなくて
彼らは発電機と電動ポンプなどを購入し、上総掘りの井戸から
ポンプを仮設置し、溜池に水を入れることに成功し
毎日2000頭以上もの牛や山羊、羊の家畜が水を飲みに来ているそうだ。
が、タンクや配管などが必要であり、そのために
「命の水」緊急募金をはじめたということだ。

彼らからの詳しいケニアでの水争いのメールを
「journal*journal」に原文のまま掲載したので
是非、多くの方に読んでいただきたい。
本当の水のありがたみ、「命の水」であることを
日本でのふだんの生活ではわかりにくい私たちだが
この緊急募金に協力をしていただけたらと思う。


* IWP・プロジェクトマネージャー 大野比佐代さんのアフリカでの1日が
JICAのHPに紹介されています




種子島のともだち

2009-02-07 | 仲間や人のこと
出版記念のパーティーで久しぶりに友人たちに会う。
その中でも特に会いたくて出かけて行ったのは
”オバン”こと種子島の画家の松田大児さん夫妻に会うためだ。
彼らは12月から奈良に戻っていて
波乗りをしていないので色白だと言っていたが
いやいや相変わらずの黒さをキープしていたし
元気そうで、久々の再会を喜び合った。
ゴチャゴチャの会場を4人で抜け出し
お互いの近況や作品のことなど
ゆっくりとしたハッピーな時間が過ごせた。
彼が種子島でリーンやサーファーの団体への支援や
将来を担うサーファーの育成資金にとステッカーを作り販売し
「青色宣言TANEGASHIMA」という地域活動をされている。
この収支報告書を含め「100年後の種子島」というテーマで
フリーペーパー第1号をつくったということで
出来上がるまでのご苦労やトラブル話などを
オモシロオカシク聞いていたのだが、この表紙の絵を見ていると
その声はかすかなBGMに変わり、アイランドシックになってしまった
種子島でのさまざまなことが頭に浮かび上がり
ひとり別の世界にワープしていたのだった。
それにしても、こうやって人と会うことを大切にしたいと
つくづく思う夜だった。




4人席

2008-10-31 | 仲間や人のこと
お気に入りのお店で久しぶりに仲間と夕食だった。
いつもは4人だったのに、今年から1人減ってしまい3人だ。
その1人はお嫁にいってしまい、それも沖縄だ。
嫁いで行ってしまった、という感じがすごく当てはまる。
東京生まれで東京育ち、時々ニュージーランドだったから
まだ私の知らない沖縄での生活はどんなかなぁ・・
もうだいぶ慣れて得意の明るさと、一生懸命さで
頑張っているんだろうなぁと想像する。
いやいや心配するに及ばない。なにせ新婚なのだから。
沖縄っていろいろな風習がありお家や家族での行事も多いそうだ。
青い澄み切った空と海を見ながら、きっと毎日を楽しんで
笑顔でいるだろう。
2人の会話が流れる中、ふと目の前の席が1つ空いていることに
気が付いて少し寂しさを実感してしまった。
そうだ、また電話してみようっと。




本当に怖い 低血糖証・マクロビオティックが現代の病を治す

2008-08-29 | 仲間や人のこと
私がマクロビオティックに興味を持ったことには
いくつかのいろいろな条件やタイミングが重なった結果で
ただもっとも大きな要因はサーフィンだ。
他にも環境やエコロジーに興味を持ったりしているうち
食事にたどりつき、そして哲学的な側面を持つ
マクロビオティックに出会ってしまった。
そのきっかけは1冊の本だった。
忘れもしない渋谷の本屋で、ちょいの間時間をつぶそうと
立ち寄ったコーナーで「ORGANIC BASE マクロビオティックと暮らす」と
いう本を手にし、そのタイトルと装丁、デザイン、紙質に惹かれ
思わず時間を忘れて拾い読みをしていくうちに引き込まれ買い求めた。
もちろん約束の時間を大幅にオーバーしてしまった。
とても読みやすく、著者の穏やかで嫌みのないお人柄が伝わってくると同時に
「マクロビオティック」というものを愛する純粋さに感銘を受け
「マクロビオティック」そのものに引き寄せられるように
のめり込んでいった。
その後私のマクロビオティックの歴史がはじまり
本の著者である奥津典子さんの教室にも通い出し
やっぱり思った通りのステキな方でうれしかった。
クラスが終了した打ち上げパーティーの時には
2人めのお子さんがお腹にいらして少し膨らんでいたお腹の彼女と2人で
ハグした時のことが、つい最近のことのように思い出される。
兄妹のようなステキなご夫婦で、私は彼らが大好きだ。
そんな彼女は楽しみながら子育てをしていらっしゃるようすで
でも相変わらず精力的に執筆活動も続けられ、お教室や講演などの
イベントにも積極的にご活躍されていらっしゃる。
さすが久司道夫先生の秘書を務められただけあって
先生と一緒でジッとしていられない性分なのかもしれない。
その典子先生が今年の5月にまた本を出されていたのだが
タイミングが悪く、いつも書店で売り切れていて
ようやく手に入れられた。
講談社+α新書の「本当に怖い 低血糖症ーマクロビオティックが
現代の病気を治す」というサブタイトルのついた長~いタイトルの本だ。
この本も、またあらためて別の世界に導かれる1冊になりそうで
ドキドキ、ワクワクで楽しみにゆっくり読んでいこうと思う。

今は残念ながら ” organic journal " では典子先生の本も
取り扱いはしていないのだが、「マクロビオテックと暮らす」の他にも
「マクロビオティックのお買いもの」という
マクロビオティックでよく使う材料が写真入でレイアウトされ
レシピなども書かれた楽しい本もある。
ぜひ書店で出会ってみてはいかがだろうか。




アフリカ土産

2007-08-24 | 仲間や人のこと
妹夫婦が1つの仕事を終えてアフリカから一旦帰って来た。
彼らはNPO法人" IWP " (インターナショナルウォータープロジェクト)
主にアフリカで日本の伝統的な井戸の掘り方である
「上総堀り」という技術を普及する活動をしていて
今回もケニアで井戸の掘削を終え、来月9月から
また2005年に引き続き" JICA "の資金援助により、1年間
ケニアプロジェクトとしてケニア共和国ロイトキトック
(キリマンジャロ山麓)で上総堀りによる井戸の掘削、小規模溜池の建設、
環境教育などの国際協力活動がはじまるそうだ。
準備のため戻って来た合間にアフリカ土産を持って来てくれた。
マサイ族が作ったというアクセサリーとシアの木の実から搾取された
植物油脂のシアバターのクリームだった。
今回のシアバターは僅かにミントの香りがするうえ
柔らかいので使いやすく、もちろん余計なものは入っていない。
夏は紫外線、冬は乾燥から肌を守ってくれる。
荒れた手足につけると一晩ですっかりツルツルになる
ありがたいスグレものだ。
一方、マサイ族が作ったビーズをコイル状にしたネックレス。
マサイ族というと赤いマントのような布 "シュカ ” を身につけ
背が高く細く長いまっすぐな足を持つ男たちの姿が目に浮かぶが
聞いてみると赤は彼らにとって血の色で強さの象徴であるらしい。
ビーズの色にはそれぞれ意味があり、因みに赤は勇敢、黄色は愛とか。
数年前のアフリカ土産の ” カンガ " の布と一緒に撮ってみた。


8/30 21:00~ テレビ東京 
「100円玉に愛をこめて 世界の子供たちのために」で
IWPの活動の様子、ケニヤでの井戸掘りが放送されます。









" めがね美人会 "

2007-07-25 | 仲間や人のこと
昨日は " めがね美人会 " の集会だった。
と言ってもこのネーミングは昨夜、山手線の中で
見知らぬ女性から名付けられたものだ。
久しぶりの4人全員集合で楽しく食事の後
山手線に乗り込み、体育会系風に円陣になり
2つ先の駅まで話をしていた。
1人が渋谷で降りてしまうので「さよなら」をしていると
仲間の1人が白地に黒のプリント柄のエレガントなスーツ姿の
4,50代くらいの女性と何やら話している。
友だちはめがねの下の目を真ん丸くして
タジタジになって話している。
ドアーが閉まる寸前にエレガントさんは急いで降りた。
開放された友だちは、勢いよく
「めがね美人会の方たちですか?」と聞かれたのだと言う。
「みんなが個性的にめがねをかけていて、それぞれが
とてもよく似合っているので、思わず声をかけたくなった」
ということらしく、まるで見ず知らずの女性で
酔っ払いでもなく、ちょっと変わった人でもなく
普通の女性だったと言う。
仮に似合っていると思ったところで
めがねがよく似合うくらいのことで、夜の11時過ぎに
東京の山手線でわざわざ声をかけるなんて話はまず無いだろう。
それも " 美人会 " なんてことばの " おまけ " までくっ付けて言うあたり
エレガントさんの気のきいた粋なことばとしゃれとウイットさに
ただひたすら感心しきりだ。
最近よく見かける本のタイトル「人は話し方で9割変わる」
「感じのいい人悪い人」「女性の品格」でも読んで研究しているのだろうか。
友だちは、どこかで会った知っている方だったかなぁと
思い出すことに精一杯で、声をかけられても平凡な普通の返事に
とどまったようだが、それはしごく最もだ。
今どきでも、そんなふうにしゃれた声をかけてくる
しかも女性がいるものなのか、はたまた
真に受けてプラス思考に喜んでいるこちら側が
オメデタ過ぎなのか。ともかく、私たちは
楽しかった集まりにまた、さらに愉快な出来事が加わり
ちょっといい気分にさせてもらった。
まんざら東京も捨てたもんじゃないのかも
などと思える出来事だった。