organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

ビオトープ

2010-09-29 | 暮らしのこと
最近はいろいろなところでビオトープということばを目にするし
公園でも、ここだけやけに草木がワンサカしていて
風景が違うなぁと思ったら、ビオトープのエリアだったりする。
よく行く公園にも、やはり端っこの方にある。
先日は子どもたちが大勢いて、橋の上の地面に腹這いになって
池の中を覗いていたり、ぬかるみのような沼にいる生物を探していたり
子どもたちはそれぞれ話し合いながら
とても楽しそうにごく普通に自然に触れていた。
人の顔よりも大きな顔の大柄でおしゃれなかかしが5人いた。
赤と白のチェックのシャツを重ね着したり
グリーンや白のTシャツに手ぬぐいをマフラーのように
首に巻いたり、キャップをかぶったりで
ここのビオトープ全体にマッチングしていて
思わず微笑んでしまう。
生き物がありのままに生息活動できる場所であるビオトープ。
森も海も、雑木林も草原も、川や池もビオトープということになる。
そして私たちの社会を持続させるには、植物や昆虫、鳥や小動物、
魚などの生き物や自然との共存が不可欠ということなのだろう。
この間、玄関のドアを開けたら、上から降ってきた物が床に落ちた。
ヤモリのようだ。
我が家の玄関まわりの環境もビオトープということになるのだろう。




きれいな木芙蓉

2010-09-23 | 花や色のこと
公園で芙蓉を見た。
遠くからそのきれいな濃いピンクの色に誘われて近づいてみる。
なんて美しいのかしらとうっとりする。
隣りには咲き誇っている花があるというのに
どうもいつも蕾みや咲き終わった花の方に目がいってしまう。
この花は蓮と区別するために「木芙蓉」というそうで
美しい人のたとえに用いられる花なのだそうだ。
花の美しさに惹かれて引きつけられるのか
好きな色のディープピンクが目に飛び込んでくるためなのか
いつもソコントコロがわからない。
やはり花の力、優美で麗しい美しさということだろう。





そろそろケルアックでも読んでみようか。

2010-09-21 | 暮らしのこと
ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、
ウィリアム・バロウズ、ニール・キャサディ。
家にはうんざりするほどこのビートニクな人たちの
本があるのだが、特にケルアックは避けていたと
言っていいくらいで、回りでどんなに熱く語る人がいても
読まなくてもそばで何やカニヤと説明してくれる
"グーグル" に負けず劣らずのだんなさまがいても
映画は見ることがあっても、まだまだ、と
何となく、でも何かがあってか自身では読むことがなかった。
でもそろそろ、ジャック・ケルアックでも読んでみようか、と
思っていた矢先、私には最適のこれが、これこそが
求めていた本でこの本からこのビートニクの世界に思う存分突入して
いくことになるだろうと確信できる1冊の本に巡りあった。
それが「You'll be Okay ジャック・ケルアックと過ごした日々
そのままでいいよ。。」だ。
ケルアックの最初の妻、イーディ・ケルアック=パーカーが
書いたもので、彼女はケルアックとギンズバーグ、バロウズの
ビート作家たちとの出会いを作った女性で
すでに'93年に亡くなってしまった後、ようやく出版された本だ。
ケルアックからイーディーに宛てた未発表の手紙も含め
ビートファンにはたまらない1冊であることだろう。
ビートジェネレーションの男たちの中に関わっていた女性の
同じ時代を生きていた、ビートの中にいた女性の目から見た
40年代のビートニクを、女性の生き方を知ることができる。
ケルアックのお葬式からはじまるこのワクワクする本は
私にとってのビートニクの入り口に導いてくれることに
まちがいないようだ。




なぁんにも無い。ならばパンケーキ!

2010-09-18 | 食べ物のこと
我が家は食料を貯蔵する習慣がなく
冷蔵庫に何かの残り材料と乾物が少しくらいで
だいたいは必要に応じて買い物をしている。
休みの朝、パンがないことに気がつく。
すぐそこまで買いに行けば手に入るのだけれど
まぁ、何にもないならあるもので作ってみようと
パンケーキを作ることにした。
かぼちゃがあるのでボイルド&マッシュして
全粉粉類と混ぜ合わせて焼くことに。
オリーブオイルも切れているので
それじゃぁとグレープシードオイルで少しさっぱりと。
かぼちゃの甘さのい~い香りが漂いだす。
ルッコラと黄色いパプリカとブラウンマッシュルームを
散らして、ヨーグルトとメープルをほんのちょこっと垂らす。
シンプルな甘さ控えめのヘルシーごはんのでき上がり。
パンが無かったおかげでおいしい朝ごはんが食べられると
パンケーキ好きのだんなさまはオヨロコビ。
次回もあるものシリーズでパンケーキもいいのかも。




夕やけと月といちばん星

2010-09-16 | 暮らしのこと
夕やけと月といちばん星。
このどれかを見ているだけでもかなりシアワセな
気分になれるというのに3点セットが目の前に。
おまけに海帰りとあってはなんだか
ホンワカ気分になってしまう。
まず文句なしに好きな夕やけ。
一日で最も好きな時間帯。
次に見上げる空に色、形を変えて光る月。
数年前に、種子島、屋外で昭さんの写真集の
スライドショーをした夜は、大きな大きな
まん丸お月さまがひかり輝く満月の夜だった。
その日会ったばかりの島の人たちやサーファーの人と
過ごした時間は、島は真っ暗闇なのにそこだけ
あったかくキラキラしていた夜だった。
あの日のひときわ大きかった満月は忘れられない月だ。
そしてこの日は三日月でニュームーンのようだ。
ニュームーンの時にはお月さまに願いごとをするといいと
教わったことがある。
新しい行動を後押ししてくれるパワーがあるのだそうだ。
そして最後にいちばん星。
キラキラと光って月の傍に寄り添っているかのよう。
もうかれこれ20年以上も前から、いちばん星は祖父と
いうことになっている。
だからどこにいても空を見上げて一番大きく
一番ひかり輝やいている星に向かって
ありがとうとお願いごとをするのが習慣だ。
それがこんな3つものセットになってかたまっていては
何からどうしていいものやら、お願いごとはどうしよう
と思いながらも美しさに目が留まり、そして追い続けた
まだ明るい夜だった。




桃と祖母と水蜜

2010-09-04 | 食べ物のこと
きれいな白い肌の本白桃を
岡山土産にいただいた。
昨年は清水白桃だったそうで
収穫の時期によって呼び方が変るので難しい。
といっても木が違うそうなので
やはり見た目もお味にも違いがあるようだ。
それにしても本白桃はきれい。
皮がす~っと剥けて、剥けたはずなのに
身も白く、薄い皮と同じ色をしている。
酔ってしまう程の高い香りで、甘く柔らかく
そして本白桃の特徴でもあるわずかな渋みがあり
口の中で甘さと溶け合う。
美味しいものをいただくとニッコニコになって
心まで笑ってしまうようだ。
食べものの力って、すごい。
そんなことを思ってニタニタしているうち、祖母を思い出した。
彼女は水蜜とよんでいた。
なんだか懐かしい忘れていたことばだ。
夏は白地に細かい藍模様の浴衣をきちんと身につけ
朝早くから拭き掃除をしていた祖母。
年寄りの癖に硬くきつくきっちりと絞った雑巾で
階段の窓の桟を拭いていた。
私のキッチンタオルや雑巾の傷みが早いのは
いいのか悪いのか、このきつく絞ることが
習慣になっているおかげともいえる。
きれい好きなしっかりとした性格の人だった。
仕事の後にいただく水蜜の味は、きっと格別だったろうなぁ、
そんな時会話をしたんだったかなぁ、
それとも無言で頬張っていたのだったかなぁと
水蜜の好きの祖母を思い出し、少し胸が熱くなってしまった。





裸足なしあわせ

2010-09-02 | 暮らしのこと
芝生の上に座り素足になって足を放り投げる。
そして他に例えようのない、ほんわかの緑のじゅうたんの
上に立ってみる。
刈り込んだ芝生の先っちょがはじめはちょっと
チクチクするけれど、やっぱり裸足がいちばんと納得する。
足がうれしいだけじゃなく、気持が解放されるようでなんともいい気持ち。
ゴロンと横になってみる。
どんなに暑くても空はもう秋の空だ。
今度はうつ伏せになって家族で友だちでもある愛犬との
おしゃべりを楽しむ。
さらにさらに、3倍も4倍もの気持ちのいいゆったりとしたひととき。
お日さまと空と芝生と裸足。
そして家族と愛犬がいる。
ところで J.T君。
「あなたは、しあわせ?」