ほとんど1ヶ月に1回の更新になってしまった
「 journal * journal 」で
「経皮毒」のことについて書いたのだが、その時に思い出した
エピソードがあるのでpart-2として書くことにした。
「経皮毒」。何となくイヤな響きと字面の、このことば。
ご存知の方も多いだろうが、皮膚からからだに入る合成化学物質のことで
アトピー性皮膚炎やアレルギー体質、それに発がん性が
認められている物質まであり、からだの中に蓄積されていくと
悪影響を及ぼすということだ。
人ごとではなく、私たちの生活の中で普通に使っている
シャンプーやコンディショナー、洗剤、殺虫剤、化粧品など中にも
入っているというので気をつけたい、選びたい、考えたいわけだ。
ある日親戚の家に泊まることになり、翌朝早い為ソファに仮眠することになった。
と、数時間後、しつこい蚊が数匹飛びはじめ、隣の部屋で寝ていた彼女は
たまたま私の寝ているソファの上、つまりからだと顔の上目がけて
数秒間シューッ、シューッと振りまいたのだった。
さらに誰かの敵でも打つように力強く、狂気的にプシューッとやる。
いくらシツコくっても死んでしまうだろうに、
かなりの時間振りかけられた私は、おかげで蚊には刺されなかったが
ほとんど蚊と一緒かそれ以上で、喉が痛み、咳が出て
少し位の移動では何の効果もないくらいだった。
またある時、友人の家にゴキブリが出て、殺虫剤をかけたのだが、シブトイ奴で
それじゃぁと、キッチン洗剤をそのゴキブリ目がけてプッシュしたのだそう。
殺虫剤より効果テキメンで弱って死んでしまうのだと
意気揚々と話してくれたことを思い出した。
殺虫剤だってかなり強い、人のからだには悪いものと身を以て知っていたのだが
それにも増して、人間よりも早くから地球に住んでいる生命力の凄いゴキブリを
キッチン洗剤でさようなら、とは。
つまりは、そのいつも使っている食器を洗うその洗剤は何者よ、と
言うことになるわけで、スーパーでよく見かける洗剤の用途には
食器だけでなく野菜・果物とまで書かれている。
アカギレ、手荒れなんか当然で、その合成化学物質は
からだに溜まっていくとどうなるの、と。
成分を見ても、食品よりもわかりにくく、実際化学物質の名は
読みにくいカタカナだらけで、2000種類以上もあるのだそう。
人のからだは必要のないものをきちんと排出してくれる防御作用があるといっても
溜まりすぎたり、食事のバランスが悪くてはそうもいかないはず。
普通に使っている身の回りのものを見直してみることも大切なことで
自分が選んだもの、自分の生活、そして自分が食べたもので人は作られ
また、変わることもできるのだということも考えてみたい。
「frosch」の洗剤のように人にも環境にも配慮した商品があたりまえになるとうれしい*