タイトル通り、中国ヤマハ車のFiモデルYS125のオーナ
ーさんが、キルスイッチ機能を付けてみたいという話が舞
い込んだわけだが当方は実車を持っておらず、近所にも
YSオーナーの知り合いが居ないため、さっぱり配線系統が
不明なのだ。
だが、好奇心にかられて机上調査をしてみたよ。
キルスイッチ付きの右スイッチボックス。
YS125/150はYX125系と同じシングルワイヤー式の右スイッチ
ボックスなので、タオバオ特産の改造用が存在するのだ。
参考ID番号・549451738903
带熄火开关(右边国二) ストールスイッチ付き(右国II)
がシングルワイヤー式。
さて、Fi式でキルスイッチ付きのモデルを探すと幸い、YBR2
50が該当するから、南米向けモデルのサービスマニュアルを細
かく解読して、ヤマハの設計思想のキルスイッチ回路が判明した。
大きな図のリンク→
・スターターリレー
・イグニッションコイル
・インジェクター
・フューエルポンプ
の4つの電気部品の電源線を入り切りする事でキルスイッチ機能
を果たしてる設計だ。
これをYS125/150に応用するとなると、上記の4部品の電源+極配線
をたどって行き、メインワイヤーハーネス内の分岐箇所を見つける
しかない。
メインワイヤーハーネスの保護テープを開くと、こんな感じに
接続されているはず。
もしかしたら分岐をさらに分岐しているかもしれない。
実車が目の前に無いので定かでない。
接続イメージ図。
メインキーの主電源から分岐させてキルスイッチへ行き、その後
追加配線を通して各部へ電源を供給する回路で行けるだろう。
YBR250の場合、最初はECUの電源を入り切りしていると想像
していたけど、実際はこんな感じなので設計思想的に理由がある
んだろうな。
メインキースイッチからの分岐方法。
実際の配線。
茶色線のギボシ端子を分離させて分岐配線でキルスイッチへ接続すれば良い。
電気系を専攻している学生や機械系で油圧や空気圧の配管回路を理解している人
程度なら原理は分かるだろうし、その手の仕事に従事していれば実車を見て
改造するのは容易なはずだ。
だがしかし、電気に関して小中学の理科の時間が苦手で、すっかり忘れてる人は
成功する確率はかなり低い。
未知の電装改造はお金儲けができるほどの難易度なのだ。w
以上がざっと調べて思いついたYS125/150のキルスイッチ付き改造である。
成功したらご一報をお願い致します。w