YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

108円でブレーキチューン

2015年08月11日 | YBR125改造

パンクしたおかげで本題がおろそかになってしまった。w
さて、これからが本日のネタ。

YBR125が納車されてすぐに気づいたのがフロントブレーキの効きの甘さ。
その後、メッシュブレーキホースに交換したりパッドを変えてみたり、盆栽気分で
ウエーブディスクローターに変えてみたりで今日まで過ごしてきた。
だが、ずっと気になってた事があるんだな。

ブレーキキャリパを見つめながらブレーキレバーを握るでしょ?

よ~く観察すると印のようにわずかながら扇形にキャリパーが移動するのだ。
片側シングルポッドのために動くのはしかたないとして、扇形に広がるのが気になる。
前から目星をつけておいたので、ちょっとした細工をしてみる事にしたんだ。

とにかくパッドを外すところまで分解。

ここまではパッド交換をした事がある人なら簡単だろう。

そしてキャリパー本体からサポーターを抜く。

単に差し込んであるだけなので、真っ直ぐ引き抜けば良い。
状態が良ければ両端の支柱(シャフト)にグリスが残ってるはずだ。

太い方の柱の相方のゴム製ダストブーツをめくって外し、仮にサポーターを入れてみる。

サポーターを奥まで差し込んでから揺すってみるとガタが起きのだ。
この隙間が例の扇形に動く原因になってると想像してる。

支柱の外径を測ってみたよ。

8.00mm。

相方の内径も測ってみる。

8.20mm。
つまり0.2mmの隙間を確保して動きを滑らかにしてるわけだけど、これが全体的な
ガタにもなるわけだ。

もう少し精度を高くしてガタを少なくできないのか?と色々考えてみたけど、素人工作で
精度の高い支柱を製作して入れ替えるにはちょっと荷が重すぎるんだよね。
上からかぶせる追加パイプ式であっても肉厚0.1mm以下のパイプなんか都合よく用意
できない。

そこで思いついたのがこれ。

どこのご家庭にもある(かもしれない)台所の流し台テープ。
アルミテープで粘着剤が付いていて、切って貼るだけ超簡単。
100円ショップで見つけて買ったので108円なり。
裏書を見るとテープ厚は80ミクロンなので0.08mmで都合が良い。

さっそく巻いてみた。

グリスをよく拭きとってアルコールで脱脂してから1周巻いて測定。
計算では0.16mm増しなはずだけど、ノギスの精度で誤差はある。
相方の穴径より0.06mm細いだけなので、これで上手くハマれば精度はかなり向上する
事になるよね。

リチュームグリスを両支柱に薄く塗布する。

この場所の指定グリスはリチューム石鹸系なので他の種類には変更しないのだ。

キャリパーにダストブーツをはめ込み、サポーターをそっと差し込んでみた。

「大丈夫だ。問題ない!」

本当に問題なくスルリと差し込めたよ。
水平に出し入れしても抵抗感や引っかかりも起きないので、そのままパッド類を組んで
元通りに組み付けた。
ブレーキレバーをニギニギしながら観察してみると、今までと違ってキャリパー本体の
ガタが少なくなって、気のせいか水平移動するようになった。

追記:読者さまがYB125SPで同様の改造を試みたところ、支柱がキャリパ穴に
入らない事は発生した。
入手したアルミテープの厚さが厚いのか、柱や穴の精度が改善されたのか不明。
SPのキャリパーはYBRの物と製造元か金型が違うので必ずしもこの改造ができるとは
限らないし、測定しなければどんな精度になってるのかも分からない。
他にYBRで試して成功した話も舞い込んでるので、ケース・バイ・ケースと思ってくだされ。
試走してみると・・・変化が起きた。
握りこみ初動の甘さというか反応の遅れが無くなって、指先の力加減に素直に反応
するようになったよ。
これがメッシュホース本来の性能なのだ。
砂などが浮いてる微妙な路面での繊細なコントロールに必要な細かな反応が出て、
使いやすくなったと同時に、急制動でも制動距離が若干短くなった。

長年悩んでたプアーブレーキとおさらば出来た感はあるけれど、アルミ巻なのでいずれは
潰れて効果が半減するかもしれない。
YBR250用2ポッドキャリパーへの換装や他車種キャリパー流用のためのサポーター製作、
中華ビッグローターの購入なども考えてただけに、こんな簡単な方法で解決できちゃったか
ら、もう余計な出費をしなくて済んだよ。
ついでに変な片減り傾向にあるパッドの消耗具合も改善してくれれば大成功だ。

本当に108円で直ちゃった。(*´∀`*)


パンクですよ

2015年08月11日 | YBR125整備

ちょっと青空整備工場へ出向こうと走ってたらリアに違和感がして、曲がるたびに
ヌルヌル滑る感触がしだした。

止まって確認したらパンクしてやがったw

つばを付けてみると気泡が出たので間違いない。

パンク修理キットを持参してたから心配ないけど、日なたで作業するには暑すぎる。
近くの林道入口に物置小屋があるので、そこを間借りして修理する事に決定。

日陰で作業すれば干からびる事は無い。

ちょっと遠出をしたり町外れまで出向く時にはパンク修理キットと携帯ポンプを持参する
癖をつけている。

輸入工具屋の安い修理キットでも十分役にたつよ。

手順は割愛するけど、まあ下処理してシーラーを差し込むだけ。

ラバーセメントをたっぷり塗っておくのがコツだ。

インストーラーを抜いたら10分くらい放置して固まるのを待ち、カッターで余分を切る。

亀裂状の穴だったので無事に埋まるか心配したけれど問題ないようだ。

携帯ポンプで必死に空気を入れる。

過去の経験で約180~200往復すれば万充填になる。
面倒だから150回でやめて目的地へ向かい、到着後にノンビリと残りの50回分を入れ
ておいた。

帰宅後、修理跡を見るとすっかり穴は塞がれていた。

タイヤがそろそろ限界なので、盆明けにでも注文しなきゃなぁ・・・

パンク箇所を特定してブスリと刺して空気入れて完了なチューブレスタイヤのパンク修理。
こんな時のためにチューブ仕様タイヤを、わざとチューブレス装着させてたのだ。w
もちろん修理キットとポンプの携行も必須だよ。

みなさんも盆休みのお出かけ時にはパンクの事も考えて装備なり準備を忘れずに!