YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

メインスイッチの接点整備

2015年03月14日 | YBR電装系

メインスイッチの修理の記事にて復活をとげて久しい。
残しておいた旧スイッチ部を分解整備してみようと思い立った。

はめ込み部分の爪から抜くために矢印箇所に精密ドライバーを差し込んで筒に隙間を
作ろうと作業してみたら・・・

今にも割れそうだったから断念した。
三爪構造の冶具でも作れば出来そうだが、そこまでして分解しなきゃならない事情でも
無いよね。
ホンダ車だともっと柔らかい樹脂なのでこの方法も可能だけど、YBRの場合はやめて
おいたほうが良さそうだった。

仕方ないから悪あがきで速乾性のパーツクリーナーで接点掃除を試みてみた。

うまい具合に接点に到達する穴が有ったのでシュッと吹いて鍵をカチャカチャと動かす
ことを数回繰り返して、垂れたパーツクリーナーの汚れが無くなる事を確認した。
本当は樹脂への攻撃性を心配してパーツクリーナーを使いたくないが背に腹は変えら
れない。
漬け込むわけでは無いので大丈夫だろう・・・

テスターで導通試験すると接触不良は収まった。

注意:もしもメインスイッチを車載状態でクリーニングする時は、必ず
バッテリー
のマイナス端子配線を一旦外してから行ってください。
もしもスイッチ入り切りの時に火花が起きると、可燃性であるクリーナー
に着火して
炎上しちゃうのだ。

これで臨時の方法による接触不良改善はできた。
手元に接点復活スプレーがあったので思いつきでほんの一吹きしておいた。

この方法も吹いた後で軽く接点を直接拭き掃除したいが、分解してないのでこのまま
様子見する事にした。

本来接点はこうした薬品を使わず直接拭き掃除するのが一番良いけれど、このような
製品が売られてるのは非分解でも復活する場合があるからである。
欠点はポリエーテル系の潤滑成分に埃が付着するとかえって汚くなる事があるので、
個人的にはあまり使いたくない。
パーツクリーナーだけで復活するなら無理に使う事もなかろう。

始動しようとメインスイッチを入れても動作しない時、何回か入り切りすると動作する程度
の劣化したメインスイッチは最初にして最後の悪あがきでパーツクリーナーを吹いてみる
のも手だ。
メインスイッチ新品交換が一番確実だけど、タンクキャップ、サイドカバー鍵も同時交換
しないと鍵が増えてしまうし、前出の方法でも結局スイッチを入手しなければならないので
一度試してみる価値はあると思うよ。