YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

Fタイヤを入れ替えてみた

2014年12月06日 | YBR125整備

先月品切れで買えなかったDUROのHF-329が入荷したと読者さんから情報を得たの
で、いつも使ってる通販サイトを見ると残り1本の在庫。
このチャンスを逃すと次回いつ入荷するかわからないし、以前からフロントに使ってみた
かったので思い切って購入したよ。
こんな感じにどんどん売れると代理店も早く発注するかも。

先月タイヤ交換したミシュランM62に不満があるわけでは無い。
ただ冬季は林道へ頻繁に出かける事が少なくなるし、セミブロックパターンを無駄に消費
すると春先からの山道徘徊前に食付きが低下するのがもったいないと思ってたところだ。
HF-329ならオンロード主体のトレッドだから冬季はこれでやり過ごし、春~秋はM62に
換えて使い分けすれば効率がいいと思って交換する事にした。
自分で交換できるとこんな技も気軽に実行できて便利だ。(実際は面倒なんだけどw)

今回入荷した物にはDUROの輸入代理店専用のラベルが貼られていた。

なぜか表面の仕上がりも目視の限りで昨年の物よりかなり良い。
金型を新調したのか日本向けに仕上がり品質でも改善したのだろうか?

一番驚いたのがビード幅保持のためのスペーサー。

昨年購入した時は簡素なダンボール製だったけど今回は専用の樹脂製スペーサーだよ。
こんなの国内製造の国産タイヤでも見たことがない。
広がり癖を付けると手押しポンプでもビードを上げやすいので好都合だ。


念のため手持ちのチューブを入れて数日間膨らませてさらにビードを広げておいた。

フロントに履かせるので回転方向はローテーションマークの矢印どおりに装着した。

トレッドパターンにある斜めの溝は矢印に従うと雨天時に排水を促すのだ。

ついでに各寸法を測っておいた。
DURO HF-329 90/90-18 寸法データ
・   幅:  85mm (M62 3.00-18 カタログ値: 80mm 実測値: 85mm)
・外径:615mm (M62 3.00-18 カタログ値:627mm 実測値:615mm) 
・重量:   3.8kg (M62 3.00-18 カタログ値:無記載 実測値:3.1kg)
     
*それぞれ装着リム幅1.85インチ・空気圧180kps時
DUROはこれらのデータを公表していない。

手押しポンプでもしっかりビードが上がって装着完了。

ちょっと純正チェンシンに似てるかな?
グリップ性能や耐久性は前回リアに履かせてまったく問題なしだったから、あとは走行
の感触くらいしか残ってない。

試走した結果直進安定性に優れていてM62よりも少し粘っこい感じ。
ダンロップ K527 3.00-18に少し似てる気がする。
八の字を描いても不安感が無くてフロントに履かせても問題なしと感じた。
実はHF-329は元々フロント90/90-18、リア110/90-18のサイズ設定で製造
販売されてるのだ。
M62と同じ幅と外径で特に違和感は感じず、今後も季節に応じて使い分けできると思った
よ。
履いていたM62はまだ新品同様だから掃除してからラップを巻いて冷暗所に保管した。
すっかりチューブレス仕様のタイヤ交換に慣れた今日このごろである。

皮むきついでに道志の河原まで行ってお湯を沸かしカップ麺をすする。

肌寒いけれど時々陽がさして心地よい。

河原の砂地でも意外なほどグリップする。

リアのミシュラン・シラックとの組み合わせでも悪くない感じ。

ダラダラ過ごしてるうちに空の様子がおかしくなってきたぞ?

この雲、もしかして・・・

ハイ、今年初めての雪ですw

どうせ通り雪だろうと余裕を見せてるうちにどんどんひどくなってきた。

慌てて撤収し、まだ路面に積もってないうちに下界へ下りたけれど、帰宅してみたら
自宅周辺では降った様子がない。

予想外な低温・多湿な降雪・降雨条件まで試走できて、ちょっと強めにブレーキングし
ても横滑りする事無く止まれたのでHF-329は純正チェンシンと同じ台湾製にもかかわ
らず、問題ないレベルのグリップ性能だと感じたよ。

降雪地域でのエンジン油温は55度をさしてたけれど流行りのアイシングらしき症状は
まったく起きなくて、2009年式までのアルミ製インマニの熱伝導効果がキャブヒーター
代わりになる事も実証できちゃった。

命からがら逃げ帰ってきたHF-329の皮むきツーリングだったよ。w