愛国心

3日前から ワルシャワに滞在しています

感じたことなど
たまに書いてみようと
思います

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街中を
歩いていると
人だかりが見えた

近づいてみると
それは
第二次大戦で亡くなられた兵士達の
追悼式のようであった

8月1日はワルシャワ蜂起の日で
街のあちこちで
追悼式や献花・献灯が
行われていた

それと同時に
愛国主義者らによる
集会も行われていたようだ
(言葉がわからないので推測でしかないが
激しく扇動する声とさかんに振られる国旗から
その様子がうかがわれた)

ポーランドは17世紀後半から
ずっと他国の支配・侵略を受けていて
それでも 粘り強く辛抱強く
しぶとく戦い続けて 独立を勝ち取った

でも その後も
ナチスドイツやソ連の影響を受け続け
20世紀後半になってやっと
真の独立を果たした

世紀を超えて 戦い続けて
今日があるのだ

だから

自分の国は自分が守る！という気持ちが
皆 半端なく 強い

それはとても素晴らしいと思うし
こうして何代も戦い続けてこられたことは
本当にすごいと思う

ただ 最近ポーランドでは
愛国主義がかなり勢力を
増してきているとのこと

愛国主義は ともすると
排他的になりやすい

自国を愛するが故に
他国を傷つけかねない

それは とても恐ろしいことだ

第二次大戦中
ポーランド人はナチスから
二級人種とみなされており
多くの人が 虐げられ
強制収容所で 殺された

この時 同じく虐げられ
さらに強い迫害を受けていた隣人(ユダヤ人)を
多くのポーランド人が助けた

自分が 自分の国を愛するが故に
他者もまた 自分の国を愛する
1人の人間であることを尊重できる

ポーランドには
いつまでも そんな愛国者であってほしい と
思う