歴史だより

東洋と西洋の歴史についてのエッセイ

≪勝負師の教えについて≫

2024-06-30 17:30:36 | 囲碁の話
≪勝負師の教えについて≫
(2024年6月30日投稿)
 

【はじめに】


 囲碁が強くなるには、どのような勉強をしたらよいのだろうか?
 囲碁に興味のある人なら、誰でも抱いたことのある疑問であり悩みであろう。
 勝負師(ここではプロ棋士を指す)は、この質問に対して、どのように答えているのだろう。
 今回以降のブログでは、このことがテーマである。
 そのために、次のような著作に目を通してみた。
〇中山典之『囲碁の世界』岩波新書、1986年[1999年版]
〇藤沢秀行『勝負と芸―わが囲碁の道』岩波新書、1990年
〇羽生善治『直感力』PHP新書、2012年
〇井山裕太『勝ちきる頭脳』幻冬舎文庫、2018年
〇張栩『勝利は10%から積み上げる』朝日新聞出版、2010年

 一読してみると、不思議なことに気づいた。
 井山裕太氏、羽生善治氏(将棋だが)、張栩氏などの諸先生方は「直感」の重要性について説いているのである。
 一流のプロ棋士たちは、勝負において「直感」や「経験」の大切さを強調している。
 その他、個人的な関心から、囲碁の歴史、故事などについて触れている著作もあるので、次回以降のブログで1冊ずつ紹介してみたい。



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