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歴史だより

東洋と西洋の歴史についてのエッセイ

≪2025年 ブログ記事の予定~抱負として≫

2025-01-02 19:00:03 | 日記
≪2025年 ブログ記事の予定~抱負として≫
(2025年1月2日投稿)

【はじめに】



謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます

昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
昨年、投稿した記事は、高校生向けに、漢文に続き古文が3月まで、それ以降は、囲碁の記事でした。囲碁の攻め、布石をテーマとしました。
引き続き、今年も囲碁関連の記事を投稿したいと考えています。
とりわけ、以前から気になっていた川端康成の小説『名人』を取り上げ、そのフランス語訳を紹介したいと思います。
〇川端康成『名人』新潮文庫、1962年[2022年版]
〇Yasunari Kawabata, Le Maître ou Le Tournoi de Go, Éditions Albin Michel, 1975.
●川端康成の『名人』については、次のような論文がネットで閲覧可能です。 
〇福田淳子
「「本因坊名人引退碁観戦記」から小説『名人』へ―川端康成と戦時下における新聞のメディア戦略―」『学苑・人間社会学部紀要』No.904、2016年、52頁~67頁

もちろん、囲碁そのもの、例えば、手筋や形勢判断、死活をテーマにした記事を、形にしたいとも考えております。

〇囲碁関連


囲碁の基本に立ち返って、手筋、定石、死活に関する記事を投稿してみたいと思います。
 
<手筋>
〇加藤正夫『NHK囲碁シリーズ 明快・基本手筋』日本放送出版協会、2004年
〇結城聡『囲碁 結城聡の手筋入門 初級から初段まで』成美堂出版、2014年
〇大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法―意外な急所がどんどんわかる』誠文堂新光社、2014年
〇白江治彦『手筋・ヘボ筋』日本放送出版協会、1998年
〇工藤紀夫『初段合格の手筋150題』日本棋院、2001年[2008年版]
〇依田紀基『囲碁 サバキの最強手筋 初段・二段・三段』成美堂出版、2004年
〇原幸子編『新・早わかり 手筋小事典 目で覚える戦いのコツ』日本棋院、1993年[2019年版]
〇溝上知親『アマの知らない実戦手筋 利き筋の考え方』毎日コミュニケーションズ、2009年
〇藤沢秀行『基本手筋事典 上(中盤の部)』日本棋院、1978年[1980年版]
〇藤沢秀行『基本手筋事典 下(序盤・終盤の部)』日本棋院、1978年
〇山下敬吾『新版 基本手筋事典』日本棋院、2011年

<囲碁の死活>
〇小林覚『はじめての基本死活』棋苑図書、2000年
〇船越哲治『囲碁・実戦の死活130』山海堂、2003年
〇新垣武『NHK囲碁シリーズ 新垣武の実戦に役立つ死活反復トレーニング』日本放送出版協会、2000年
〇山田至宝『基本死活 虎の巻』日本棋院、2004年[2012年版]
〇小島高穂『実戦死活がおもしろい!』フローラル出版、2001年
〇加藤正夫『新・木谷道場入門第8巻 死活と攻合い』河出書房新社、1973年[1996年版新装改訂]
〇山田至宝『初段合格の死活150題』(日本棋院、2001年[2013年版])
〇桑本晋平『三段合格の死活 150題』日本棋院、2002年[2010年版]
〇工藤紀夫編『新・早わかり 死活小事典 形で見わける生き死にのコツ』日本棋院、1993年[2008年版]
〇趙治勲『基本死活事典(上・下)』日本棋院、増補改訂版1996年[2006年版]

<定石と布石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇三村智保『三村流布石の虎の巻』マイナビ、2012年
〇趙治勲『ひと目の定石』マイナビ出版、2009年[2019年版]

<形勢判断>
〇片岡聡『一番やさしい形勢判断法』毎日コミュニケーションズ、2009年
〇石田芳夫『新・木谷道場入門 第10巻 形勢判断とヨセ』河出書房新社、1974年[1996年版]

<昭和の碁>
〇江崎誠致『昭和の碁』立風書房、1978年[1982年版]
〇江崎誠致『呉清源』新潮社、1996年
〇桐山桂一『呉清源とその兄弟―呉家の百年―』岩波現代文庫、2009年

その他


次のような記事が投稿できず、残念でした。
 例えば、映画と英語(語学の学び方)に関連して、次の小説についても、投稿したいと思います。
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]
 原書とヘミングウェイについての本は購入して手元にあり、読み進め、半分ぐらい原稿化しています。
〇Ernest Hemingway, For Whom the Bell Tolls, Scribner Paperback Fiction Edition, 1940[1995]
〇今村楯夫『ヘミングウェイと猫と女たち』新潮新書、1990年

 次の本を読み進めています。
〇鷲見洋一『翻訳仏文法(上)(下)』ちくま学芸文庫、2003年
〇トレイシー・シュヴァリエ(木下哲夫訳)『真珠の耳飾りの少女』白水社、2000年[2004年版]
 その他、稲作、ガーデニングについての記事も投稿してゆきたいと考えています。

本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

2025年お正月


【補足】川端康成『名人』について
『名人』は、川端康成の長編小説。
 1938年(昭和13年)の6月26日から12月4日にかけて打ち継がれた21世本因坊秀哉名人の引退碁の観戦記を元に小説の形にまとめたものである。川端文学の名作の一つとされている。
秀哉名人没後の翌々年の1942年(昭和17年)から本格的に書き出され、途中の中断を経て十数年がかりで完成となった。
家元制度最後の本因坊秀哉の人生最後の勝負碁の姿を見た川端自身が、観戦記者からの視点で「不敗の名人」の敗れる姿を「敬尊」の念を持って描いた記録小説である。名人の生死を賭けた孤高の敗着に「古い日本への挽歌」、芸術家の理想像を重ねた作品である。
女性を描くことがほとんどの川端作品の中では異色の作品である。
・完成版翻訳版は、エドワード・サイデンステッカー訳(英題:The Master of Go)
 フランス(仏題:Le maître, ou le tournoi de Go)など、世界各国で行われている。

【補足】本因坊秀哉名人引退碁(1—100手まで)

(川端康成『名人』新潮文庫、1962年[2022年版]、164頁)

黒47と白48について


 黒47と白48について、小説の中で、次のように棋譜解説されている。

 黒九十九は、中央の白の掛けつぎに覗き、白百とついだのが、入院前の一手だった
が、名人は後の講評でも、この白百はつがないで、右辺の黒をおさえて、白地への侵
入を防いでおいたら、「おそらく黒も容易に楽観をゆるされぬ局面なのであった。」と
言っている。また、白四十八で下辺の星に打つことが出来て、布石の「天王山を占め
たのは、白も不満のない構図と言わねばならない。」として、名人は早くもそこで、
「相当に有望」と見たのだった。したがって、「白に天王山を譲った黒四十七は、堅過
ぎるように思われる。先ず緩着の誹りをまぬがれない。」と講評している。
 しかし、大竹七段は黒四十七と堅く打っておかねば、そこに白からの手段が残るの
をきらったと、対局者の感想に語っている。また呉六段の解説では、黒の四十七は本
手であり、厚い打ち方だとされている。
 観戦していた私は、黒が四十七と堅くついで、次に白が下辺の星の大場を占めた瞬
間、はっとしたものだった。私は黒四十七の一手に、大竹七段の棋風を感じたという
よりも、七段のこの勝負に臨む覚悟を感じたようだった。白を第三線に這わせて、黒
四十七までの厚い壁でがっちりおさえつけたのには、大竹七段の渾身の力がこもって
いると見えた。七段は絶対に負けない打ち方、相手の術策に陥らない打ち方に、足を
踏みしめていたのだった。
 中盤の百手あたりで、細碁の形勢、あるいは形勢も不明というと、黒が打たれたこ
とになるのだが、それはむしろ大竹七段の腰を沈めて度胸の据わった、作戦なのかも
しれなかった。厚みは黒がまさっていたし、先ず黒地は確実で、これから白模様をが
りがり噛ってゆく、七段得意の戦法に移るわけだった。
(川端康成『名人』新潮文庫、1962年[2022年版]、113頁~115頁)

<ポイント>
●黒47と白48について
黒47すなわち(た, 十三)(4, 十三)と白48(ぬ, 十六)(10, 十六)
●黒47
・堅く打っておかねば、白からの手段が残るのを大竹七段は嫌った。
・黒の47は本手で、厚い打ち方(呉清源の解説)
・白を第三線に這わせて、黒47までの厚い壁でがっちりおさえつけた(大竹七段の渾身の力)~絶対に負けない打ち方、相手の術策に陥らない打ち方

〇白48
・白48で下辺の星に打つこと=布石の天王山を占めたのは白も不満のない構図
(白に天王山を譲った黒47は、堅過ぎる。緩着の誹りをまぬがれない)

≪仏訳≫
〇Yasunari Kawabata, Le Maître ou Le Tournoi de Go, Éditions Albin Michel, 1975.
Noir 99 surveillait un triangle blanc, et avec le 100, son
dernier coup avant d’entrer à l’hôpital, le Maître avait
regroupé ses pions. Plus tard, en y réfléchissant, il dit que
s’il ne les avait pas rassemblés, mais que s’il avait été
menacer le groupe noir, à l’est du damier, pour empêcher
une incursion dans le territoire des Blanc, « le jeu
n’aurait pas pris une tournure qui permette aux Noirs de
se montrer si sanguinaires ». Le début du jeu semblait lui
avoir donné satisfaction. D’avoir pu jouer Blanc 48 sur
une étoile, sur une case privilégiée, lui offrait, au début
du jeu, « ce que tout le monde devait s’accorder à tenir
pour une formation idéale des Blanc ». Il concluait que
Noir 47, renonçant à un point stratégique, se montrait
trop conservateur et ne pouvait se défendre contre l’ac-
cusation d’une certaine tiédeur.
Otaké, pourtant, dans ses commentaires, dit que s’il
n’avait pas joué de la sorte, les Blanc auraient gardé des
libertés dans ce coin qu’il ne pouvait leur tolérer. Dans
ses commentaires, Go Sei-gen se montra d’accord avec
Otaké. Le Blanc 47, bien joué, laissait les Noirs avec une
formation de pions très dense.
Je me rappelle être resté bouche bée quand Otaké serra
ses rangs avec Noir 47, laissant les Blanc prendre la
position stratégique sur l’étoile, avec Blanc 48. Ce que je
sentais, dans ce Noir 47, c’était moins le style d’Otaké
que la résolution farouche avec laquelle il s’était engagé
dans ce tournoi. Il renvoyait les Blancs sur la troisième
ligne, et s’élançait pour construire son mur massif. Je
sentis qu’il se donnait entièrement à sa partie. Carré sur
ses positions, il n’envisageait pas un instant de perdre, et
n’allait pas se laisser distraire par les stratagèmes subtils
des Blancs.
A Blanc 100, au millieu du jeu, l’issue paraissait incer-
taine, peut-être parce que les Noirs se laissaient déborder.
Mais, en réalité, Otaké ne jouait-il pas une partie précau-
tionneuse autant qu’audacieuse? Les Blancs possédaient
une force massive; le territoire des des Noirs était inatta-
quable et le temps approchait où Otaké devait lancer
l’une de ces offensives pour lesquelles il était célèbre, et
grignoter les groupes ennemis, ce à quoi il se montrait
toujours fort habile.
(Yasunari Kawabata, Le Maître ou Le Tournoi de Go, Éditions Albin Michel, 1975, pp.110-111.)






≪2024年 ブログ記事の予定~抱負として≫

2024-01-02 19:00:01 | 日記
≪2024年 ブログ記事の予定~抱負として≫
(2024年1月2日投稿)

【はじめに】



謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます

昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
昨年、投稿した記事で、読者の皆さんからコメントを頂いたものは、次の記事でした。
〇石川九楊『中国書史』(京都大学出版会、1996年)に関する記事
昨年のブログ記事の予定を読み直すと、投稿できなかった記事が目立ちます。
ある高校生(いとこの息子)を想定して、カテゴリー「ある高校生の君へ~勉強法のアドバイス」に属する世界史、漢文についてまとめたブログ記事が中心でした。
今年の大河ドラマは「光る君へ」と題して、長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部の波乱の一代記だそうです。高校生向けに、漢文に続き古文について、もう少し書いてみたいと思います。

〇源氏物語など


<源氏物語>
〇桑原博史『新明解古典シリーズ5 源氏物語』三省堂、1990年[2017年版]
〇田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年
※葵上にしても紫上にしても、あるいは夕顔、花散里、朧月夜君にしても、それぞれに特徴のある美しさと可憐さを備え、源氏との出逢い方も色々に工夫があって面白いといわれます。
 しかし、六条御息所ほどに強い個性を作者からあたえられたものはなく、生霊となってまでも、主人公とその女達の上につきまとう怨念の強さは、作者紫式部が無意識に仮託した、自己の情念そのものである、と田中阿里子氏はみています。
(田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年、53頁~54頁)

ただ、今春、大学受験でおそらく合格することと思われますので、記事内容も一変する予定です。とりわけ、次のような記事が投稿できず、残念でした。3月頃までには、投稿したいと考えています。
 例えば、映画と英語(語学の学び方)に関連して、次の小説についても、投稿したいと思います。
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]
 原書とヘミングウェイについての本は購入して手元にあり、読み進め、半分ぐらい原稿化しています。
〇Ernest Hemingway, For Whom the Bell Tolls, Scribner Paperback Fiction Edition, 1940[1995]
〇今村楯夫『ヘミングウェイと猫と女たち』新潮新書、1990年

 また、高校生が大学生になることもあり、語学としては、フランス語の記事も充実させたいと思います。(大学でどの外国語を選択するかわかりませんが)
 最近、次の本を読み進めています。
〇鷲見洋一『翻訳仏文法(上)(下)』ちくま学芸文庫、2003年

その他、以前、私のブログ「歴史だより」で、囲碁に関しては、定石、サバキ、依田紀基氏の囲碁の理論などを予定していましたが、まだ投稿しておりません。
最近では、囲碁の手筋や形勢判断に関する本を集めておりますので、形にしたいと考えております。

〇囲碁関連


囲碁の基本に立ち返って、定石、布石、サバキに関する記事を投稿してみたいと書いていましたが、本格的に紹介できませんでした。今年こそは、投稿したいと思います。
 
<定石と布石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇三村智保『三村流布石の虎の巻』マイナビ、2012年
〇趙治勲『ひと目の定石』マイナビ出版、2009年[2019年版]

<サバキ>
〇石倉昇『攻めとサバキの法則』日本放送出版協会、2005年[2007年版]
〇王立誠『サバキの急所』毎日コミュニケーションズ、2011年
〇依田紀基『サバキの最強手筋 初段・二段・三段』成美堂出版、2004年

<依田紀基氏の囲碁の理論書>
〇依田紀基『筋場理論』講談社、2014年
〇依田紀基『依田ノート』講談社、2003年[2017年版]
〇依田紀基『定石の原点』筑摩書房、2001年
〇依田紀基『石を取る筋捨てる筋』棋苑図書、1995年[1997年版]

<手筋>
〇大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法―意外な急所がどんどんわかる』誠文堂新光社、2014年
※この本を読んで、手筋についての考え方は、目からウロコだった。
 「ウッテガエシ」や「オイオトシ」といった石を取る筋のみを手筋と考えがちだが、そうではないことに、気づかせてくれたのが、大竹先生のこの本であった。
つまり、手筋は、相手の形の欠陥をとがめる手でもあるという。だから、欠陥のない形に対して手筋はうまれてこない。強い人の石には、そうした欠陥が少ないために、手筋を打てるチャンスはなかなかないものらしい。相手から手筋を打たれないように、形をしっかり打つことが大切だと、大竹英雄先生は強調している。
また、定石は相手の手筋を防ぐ形が中心であるという。形が悪ければ相手から手筋でひどい目に会わされる。手筋を学んだ効果は、相手の石の中に手筋を発見して戦いを有利に導くということもあるが、それ以上に自軍の石をしっかり打つようになることにあるというのである。
(大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法』誠文堂新光社、2014年、115頁、148頁)

〇藤沢秀行『基本手筋事典 上(中盤の部)』日本棋院、1978年[1980年版]
〇藤沢秀行『基本手筋事典 下(序盤・終盤の部)』日本棋院、1978年
〇山下敬吾『新版 基本手筋事典』日本棋院、2011年

<形勢判断>
〇片岡聡『一番やさしい形勢判断法』毎日コミュニケーションズ、2009年
〇石田芳夫『新・木谷道場入門 第10巻 形勢判断とヨセ』河出書房新社、1974年[1996年版]

<昭和の碁>
〇江崎誠致『昭和の碁』立風書房、1978年[1982年版]
〇江崎誠致『呉清源』新潮社、1996年
〇桐山桂一『呉清源とその兄弟―呉家の百年―』岩波現代文庫、2009年

 その他、稲作、ガーデニングについての記事も投稿してゆきたいと考えています。

本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

2024年お正月


≪2023年 ブログ記事の予定~抱負として≫

2023-01-02 18:10:02 | 日記
≪2023年 ブログ記事の予定~抱負として≫
(2023年1月2日投稿)

【はじめに】


謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます

昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
昨年、投稿した記事で、読者の皆さんからコメントを頂いたものは、次の記事でした。
〇≪柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫)の序説のまとめ~交換様式論≫
(2022年10月17日投稿)
できれば、私なりに発展させた記事を書いてみたいと思います。
また、昨年のブログ記事の予定を読み直すと、投稿できなかった記事が目立ちます。
とりわけ、石川九楊『中国書史』(京都大学出版会、1996年)に関する記事が投稿できず、残念でした。1月中には、投稿したいと考えています。

【石川九楊『中国書史』はこちらから】

中国書史

 また、映画と英語(語学の学び方)に関連して、次の小説についても、近いうちに投稿したいと思います。
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]
 原書とヘミングウェイについての本は購入して手元にあり、読み進めています。
〇Ernest Hemingway, For Whom the Bell Tolls, Scribner Paperback Fiction Edition, 1940[1995]
〇今村楯夫『ヘミングウェイと猫と女たち』新潮新書、1990年

その他、2023年には、私のブログ「歴史だより」で、囲碁に関しては、次のような記事を予定しています。

〇囲碁関連の記事


囲碁の基本に立ち返って、定石に関する記事を投稿してみたいと書いていましたが、本格的に紹介できませんでした。今年も引きつづき、定石については、考えていくつもりです。
そして、さらに布石、サバキについて取り上げてゆきたいと思います。
 遅ればせながら、依田紀基氏の理論的な著作を集中的に読んでいます。
<定石と布石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇三村智保『三村流布石の虎の巻』マイナビ、2012年
〇趙治勲『ひと目の定石』マイナビ出版、2009年[2019年版]

<サバキ>
〇石倉昇『攻めとサバキの法則』日本放送出版協会、2005年[2007年版]
〇王立誠『サバキの急所』毎日コミュニケーションズ、2011年
〇依田紀基『サバキの最強手筋 初段・二段・三段』成美堂出版、2004年

<依田紀基氏の囲碁の理論書>
〇依田紀基『筋場理論』講談社、2014年
〇依田紀基『依田ノート』講談社、2003年[2017年版]
〇依田紀基『定石の原点』筑摩書房、2001年
〇依田紀基『石を取る筋捨てる筋』棋苑図書、1995年[1997年版]

本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

2023年お正月

≪2022年 ブログ記事の予定~抱負として≫

2022-01-02 18:00:16 | 日記
ブログ原稿≪2022年 ブログ記事の予定~抱負として≫
(2022年1月2日投稿)

【はじめに】



謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます

昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
私にとりましては、コロナ禍とはいえ、公私にわたり、なかなか充実した一年でした。自治会の委員や水利委員会の会計を担当し、地域の人々との交流が深まりました。

さて、2022年には、私のブログ「歴史だより」で、次のような記事を予定しています。

〇書道史


一昨年以来、中断している書道史の続きとして、次の著作を紹介し、コメントを加えてみたい。
〇石川九楊『中国書史』京都大学出版会、1996年
【石川九楊『中国書史』はこちらから】

中国書史

〇囲碁の話


囲碁の基本に立ち返って、定石、石の形、死活に関する記事を投稿してみたい。
<定石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇マイケル・レドモンド『基本定石の正しい使い方 星編』マイナビ出版、2014年

【工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』はこちらから】

やさしい定石 (マイコミ囲碁文庫シリーズ)

<石の形>
〇大竹英雄『囲碁「形」の覚え方―形の基本と実戦での用い方』永岡書店、1975年[1984年版]
〇三村智保『石の形 集中講義』毎日コミュニケーションズ、2006年

【三村智保『石の形 集中講義』毎日コミュニケーションズはこちらから】

石の形 集中講義―楽に身につくプロの感覚 (MYCOM囲碁ブックス)

【なお最新版はこちらから】

筋がよくなる! 勝てる! 石の形集中講義 (囲碁人文庫シリーズ)

<死活>
〇村川大介『星の死活 徹底ガイド』マイナビ、2014年

【村川大介『星の死活 徹底ガイド』はこちらから】

すぐに使える 星の死活徹底ガイド (囲碁人ブックス)

〇映画と英語(語学の学び方)


 昨年、「映画『ある愛の詩』と英語」を投稿したところ、「いいね」の評価を頂いたのは意外でした。
それならと、背中を押されて、映画と英語というテーマを発展させてみたいとも考えています。

いとこの息子さんのためにと思って購入した、学校の英語の副教材・野村恵造『Vision Quest 総合英語 2nd Edition』(新興出版社啓林館、2017年)中の名言には、次の映画の科白が載っている。



〇『カサブランカ』
□I wish I didn't love you so much. ― Casablanca
こんなに愛していなければいいのに。
〇『風と共に去りぬ』
□Tomorrow is another day. ― Gone With the Wind 
明日は別の日になるのよ。
〇『誰が為に鐘は鳴る』
□There's no good-bye, Maria, because we're not apart. ― For Whom the Bell Tolls
マリア、さよならはなしだ。これは別れじゃないんだから。



≪出典≫
『カサブランカ』(野村恵造、2017年、第12章仮定法、274頁~275頁)
『風と共に去りぬ』(野村恵造、2017年、第22章代名詞、482頁~483頁)
『誰が為に鐘は鳴る』(野村恵造、2017年、第17章接続詞、366頁~367頁)

【野村恵造『Vision Quest 総合英語 2nd Edition』はこちらから】

Vision Quest 総合英語 2nd Edition



【私にとっての三大美女スター】
私の学生時代、洋画の女優で三人の美女に取り憑かれた。
①オードリー・ヘップバーン~代表作『ローマの休日』
②イングリッド・バーグマン~代表作『カサブランカ』『誰が為に鐘は鳴る』
③ヴィヴィアン・リー   ~代表作『風と共に去りぬ』
今回、野村恵造『Vision Quest 総合英語 2nd Edition』(新興出版社啓林館、2017年)を読んで、①のオードリー・ヘップバーンの言葉は名言の中に含まれていなかったが、世界にはこんな美人も存在するのかと驚いたイングリッド・バーグマンの主演した作品は2つも、そして、アメリカの“強い女性”を意識させたヴィヴィアン・リーの代表作『風と共に去りぬ』の科白が名言の中に入っていて、驚嘆した。

学生時代には、『誰が為に鐘は鳴る』と『風と共に去りぬ』は翻訳本では次のものを読んだことがあり、手元にDVDもある。
〇ミッチェル(大久保康雄・竹内道之助訳)『風と共に去りぬ (一)~(五)』新潮社、1977年
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]

今回の科白をきっかけに、是非とも原作を読んでみたいと思った。今後、洋書を入手して、機会があれば、紹介してみたい。

【DVD『風と共に去りぬ』はこちらから】

風と共に去りぬ(2枚組) [DVD]

【DVD『誰が為に鐘は鳴る』はこちらから】

誰が為に鐘は鳴る ワールドプレミア上映版 [DVD]


なお、次のような著作が現在、手元にはあるので、適宜参考にしたい。
≪「映画と英語」の参考文献≫
藤田英時『名作映画を英語で読む ローマの休日(字幕対訳付)』宝島文庫、2009年
アガサ・クリスティー(山本やよい訳)『オリエント急行の殺人』早川書房、2011年
Agatha Christie, Murder on the Orient Express:A Hercule Poirot Mystery, Harper Collins Publishers, 2011.2011.
DVD『オリエント急行殺人事件』(パラマウント・ジャパン、1975年公開、シドニー・ルメット監督、アルバート・フィニー主演)
ガストン・ルルー(三輪秀彦訳)『オペラ座の怪人』創元推理文庫、1987年
Gaston LeRoux, Le Fantôme de l’Opéra, Le Livre de Poche, 1959[2014].
Jennifer Bassett, The Oxford Bookworms Library: Stage 1: The Phantom of the Opera,
Oxford University Press, 2007.
エリック・シーガル(板倉章訳)『ラブ・ストーリー ある愛の詩』角川文庫、1972年[2007年版]
エリック・シーガル『LOVE STORY』講談社インターナショナル株式会社、1992年
Victor Hugo(trans. by Norman Denny), Les Misérables, Penguin Books, 1982.
Murasaki Shikibu (trans. by Royall Tyler), The Tale of Genji, Penguin Classics, 2001.
フォーイン・クリエイティブ・プロダクツ編『麗しのサブリナ』フォーイン・クリエイティブ・プロダクツ、1996年[2004年版]
マーク・ノーマン、トム・ストッパード(藤田真利子訳)『恋におちたシェイクスピア―シナリオ対訳本』愛育社、1999年
戸田奈津子『男と女のスリリング―映画で覚える恋愛英会話』集英社文庫、1999年
原島一男『オードリーのように英語を話したい!』ジャパンタイムズ、2003年
原島一男『映画の英語』ジャパンタイムズ、2002年
塚田三千代監修『モナリザ・スマイル』スクリーン・プレイ、2004年
フォーイン・クリエイティブ・プロダクツ編『幸福の条件―名作映画完全セリフ集』フォーイン・クリエイティブ・プロダクツ、1997年



本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

2022年お正月


≪2021年 私のブログのテーマについて≫

2021-01-06 18:00:01 | 日記
≪2021年 私のブログのテーマについて≫
(2021年1月6日)



【はじめに】


 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 年頭にあたり、私のブログを振り返り、今年のテーマについて記しておきたいと思います。
 「温故知新(おんこちしん)」という言葉があります。「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読します。「温故」は、昔の事柄を研究すること、また、かつて学んだことを復習することを意味します。つまり、「温故知新」とは、「前に習ったことや昔の事柄をよく復習・研究することで、新しい知識や見解を得ること。また、昔の事柄の中にこそ、新しい局面に対処する知恵が隠されていること」を指します。出典は、『論語』為政篇で、「子曰はく、故きを温ねて新しきを知らば、以て師たるべし、と」とあるのに拠ります。
 この故事成語に倣って、私も今一度、自分で書いたブログを振り返って、今年のテーマを提示しておこうと思います。



去年までの私のブログ


 去年のブログは、主にルーヴル美術館に焦点をしぼり、「モナ・リザ」について解説された本を紹介してきました。書き足したい部分も多々あり、今後も、文献を更に収集しつつ、改めて考えてみたいテーマですが、ここで一旦お休みにしたいと思います。
 
 ところで、私は、2019年10月19日に「「歴史だより」のバックナンバー」と題して、過去の記事タイトル一覧表を記したことがありました。
「歴史だより」のバックナンバー
ブログ運営上の都合で、「歴史だより」(2009年~14年)にはログインできなくなり、修正しようにも不可能になってしまいました。今なお、こちらの記事にもアクセスがありますので、その中から精選して、幾つかの記事を一部加筆・修正して、書籍のリンクを貼って、再度載せておこうと思います。
 たとえば、「現代の歌姫、セリーヌ・ディオン」(2011年7月31日)などです。そして、「≪冨田先生の著作を読んで≫その1~26」(2014年12月31日)のコメントの部分から、文章読本や書道史についてのコメントを独立させて、修正して記事にする予定です。


 

2021年の私のブログのテーマ


そして、今年2021年は、次の3つのテーマを中心に書いてみたいと考えています。
〇中国書道史
〇フランス語の学び方、フランス文学
〇稲作

これらは、以前に書いた記事を継続したテーマです。
〇中国書道史
まず、中国書道史ですが、以前、「≪冨田先生の著作を読んで≫その1~26」(2014年12月31日)のコメントの部分で、書道史についてコメントしたことがありました。そして、「≪『書道全集 中国篇』を通読して 要約篇 その1~14≫」(2018年7月19日)を書き、その時は要約に留まっていましたので、そのコメントの意味を含めて、中国書道史(中国書史)についてのエッセイを載せます。
 中でも、石川九楊氏という書家が書いた『中国書史』(京都大学出版会、1996年)は重要な著作です。ですから、詳細に紹介した上で、コメントを付けようかと考えています。

【石川九楊『中国書史』はこちらから】

中国書史


〇フランス語の学び方、フランス文学
 フランス語については、以前のブログ「≪フランス語の学び方あれこれ――その1――≫」(2019年7月31日)を書きましたが、その後、中断しておりました。
≪フランス語の学び方あれこれ――その1――≫
 フランス文学作品として、『星の王子さま』『美女と野獣』『オペラ座の怪人』『ノートル・ダム・ド・パリ』『レ・ミゼラブル』『赤と黒』『ゴリオ爺さん』などを解説してみる予定です。

〇稲作
 このテーマは、2019年から私の生業に関わるものです。
 過去2年間のブログは「わが家の稲作日誌」と題してまとめてみたのですが、今後もこのテーマは追求してゆきます。
 《2019年度 わが家の稲作日誌》 《2020年度 わが家の稲作日誌》