legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

行き場のない痛み

2006-05-02 11:04:54 | 婆さん



膵臓(すいぞう)君から最後通牒を突きつけられて、

婆さんは真面目にそれを受け止めた。


だって、


すーさんを置いて入院なんかできないし、

したくもない。


だったら今は薬のご厄介になるしかないじゃろう。


どんなに薬が嫌いでも、

どんなに病院が嫌いでも、

膵臓君がわしに「痛み」と言う形で病気の存在を伝えてくれている以上、

それを受け入れるしかないのじゃ。



じゃが、更に性質(たち)の悪い「行き場のない痛み」が新たに発生した。

なぜ?

どうして?


すーさんだって、

婆さんだって、

爺さんだって、

自閉症と言う障碍と関わりたくて関わっているわけじゃない。


じゃが、障碍がある以上、

定型発達の子供とは違う面を持っている以上、

すーさんが我が娘である以上、

自閉症とすーさんと向き合って行かなければならない。


障碍を持った子供の親達は常に暗黒の世界と隣合わせでありながら、

我が子の成長を笑顔で見守りたいと努力しているのじゃ。


ぐうたら系の婆さんはそのような素敵な親御さんのHPやブログのおかげで

今まで生き長らえて来れたのじゃ。


想像を遥かに超えた数の親御さん達も同じように思っておるはずじゃ。


なのに、なぜじゃ?


なぜ、それらのありがたい発信が消えていくのじゃ?


なぜ、消えなくてはならないのじゃ?


すーさんの障碍は消えないのに・・・だ。


婆さんは失敗大魔王なのじゃが、

失敗を認めることも不得手なのじゃが、

痛みを感じることで反省をしている。


もっともっと器用に、

もっともっとしなやかに、

もっともっとスムーズに軌道修正ができる人間になりたいが・・・。


難しいことはわかっておるが、

行き場のない痛みが悔しい。