legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

そなたの名は?

2007-02-01 11:54:37 | 爺さん



モデル:すーさん(俗称:タコ)

編み込み by 爺さん(編み込み挑戦2回目の作品)




モデル:すーさん(別名:タコ)

編み込み by いい婆さん



左右表情の違う編み込みではあるが何も気にせず保育園に送り出す。

婆さんは爺さんをあんまし褒めない。(全然か?)

じゃが、この編み込みの出来には「褒めてつかわした」





去年の初夏の頃のことじゃった・・・・・・


婆さん: すーさんの髪の毛伸びてきたから朝の支度が面倒じゃ~~~~ぃ!

爺さん: (そばでビクビクしているだけ)

婆さん: あんなに薄毛でなかなか伸びないタコ毛もこの位までくりゃいいじゃろ?

爺さん: 随分伸びたねぇ~





婆さん: 切・る・か!!


爺さん: ええぇぇぇ~~~、もったいない。

婆さん: もったいなくないじゃろ? タコの髪は伸びてくるってことがわかったんだから。


爺さん: じゃ・・・・・・ちょっとね


婆さん: バッサリ


爺さん: バッサリ・・・・・・・・・ですか


婆さん: でも、コンサートで着ようと思っていたワンピースにはロンゲがいいかな?

爺さん: そそっ、そうだよ!(爽やかに一押し)

婆さん: でも、毎日、髪を結ぶのは面倒じゃなぁ~~。 なっ??

爺さん: そそっ、そうでしたね。







婆さん: 爺さんや、そなたは「ミツアミ」したことあるか?

爺さん: ない   です。


婆さん: だよね?! じゃ、しょうがないな

爺さん: ・・・・・・・

婆さん: やってみる気ある?

爺さん: ええぇぇぇぇ? やったことないし。


婆さん: だから、やってみるか? って聞いておるのじゃ??

爺さん: ちょっとだけ 切れば楽になるよね?(結構いい所を突いてきた)


それでも



婆さん: 切るなら・・・・バッサリ




爺さん: やってみる・・・かな?

婆さん: なにを?

爺さん: だから 「ミツアミ」。   今その話してたんじゃないの?

婆さん: いや、もう バッサリ 行く気じゃった。

爺さん: だから、やってみるよ。(苦渋の選択か?)

婆さん: ふぅ~~~ん、じゃ、わしのを見てからやってみ。(潔く高飛車)

爺さん: (思いっきり不安げ) うん、見ただけでわかるかな?

婆さん: わかる??  わけないのじゃ。

爺さん: そう だ よ ね (泣きそう)

婆さん: 口で説明すんのは面倒だからヤダ! やってみ!


爺さん: はい、やってみないとわかんないのであれば。


爺さんは、今時の若い女性には好かれないタイプです。

なぜなら・・・家事は全くできないお人でしたから・・・。


爺さんにミツアミを見せている時に婆さんは

「僕にはできません」 と投げ出すと結果をしっかり決めていた。


しかし、爺さん、じっとしていないすーさんを相手になにやら奇妙なポーズを取り出した。







婆さん: うちの可愛い娘に何する気ですか?


爺さん: ミツアミ です。



婆さん: 物事には「それらしい形」ってもんがございます。


爺さん: どうすりゃいいのさ?


婆さん: 教えてもらうのは誰?


爺さん: ・・・・・・・  教えてください。


婆さん: よし、じゃ、すーさんの頭の位置に自分の手が自然に届くように「たて膝」!


婆さん: 次、肩の力を抜いてわしがいつもしておるようにそっと髪に手を添える。


爺さん: ???????


婆さん: 教えてもらう身は師匠の言うことに疑問を持たない。


爺さん: ・・・・・ まだ何も言ってないけど





婆さん: ほらっ、なんかできるような気になってきたじゃろうに?


爺さん: あっ・・・はい、 なんかそんな気がしてきた・・・と思われし候


婆さん: あとは数をこなすしか成功の道は開けん・・あっはっはっは。




爺さんは、仕事は遅いが丁寧な仕事をするようになった。

虫の声が聞こえてくる頃には婆さんよりも上手くなった。




もうそろそろ、師匠の座が危うくなった先日。

爺さんに更なるステップアップを促してみた。(師匠の座を守り抜く為)


それが、編み込み である。


ご覧の通り、
爺さんは2回目にしてかなりスムーズに編み込みをするようになった。


師匠たるもの、後継者の成長を形にして讃えてやらんといかん。


色々考えたが・・・


わしには「いい婆さん」という立派なハンドルネームがある。


しかし、爺さんは「爺さん」でしかない。


ここらでそれなりのハンドルネームをつけてやろう。








編み爺さん












わしは、1つこの世に大仕事を残したような清清しい気分であった。




仕込み屋爺さんとその娘

2006-04-04 07:13:21 | 爺さん








やっぱり・・・やめようか?  by:タコ

















気合入れすぎじゃ。

なぜにおまえさんはぽぽちゃん以外を倒すのか?







仕切り直し。

みんな、仲良くが一番じゃ。






オリャー、転ばしたのはおまえさんじゃろ!!


この展開は延々と続きました。









やっと平和が訪れました。
自閉症児の平和は「並び」かい?



【追伸】

進級初日の昨日、すーさん こと タコ はハイテンション。

爺さんの得意な「仕込みのテクニック」が生かされる日になりました・・とさ。



25℃・・こりゃなんだ?

2004-12-05 11:30:43 | 爺さん
 今日の最高気温の予想は25度?
 
 ここまでくると「今日は何曜日?」の世界じゃなくて「今の季節は何?」だよなぁ。

 さっきから、マンションの非常ベルが鳴っているけどこの異常気象を知らせるサイレンなのか??

 今日は絶対に寝坊してやるって思っていたのに、何やら玄関の外で「バタバタバタバタ」と規則正しい音がするので、結局、パジャマのまま玄関の扉を開けようとしてもあかない。

 ボケてて鍵がかかっているのか??

 いや違う、あまりの強風でドアが開かないのだ。

 確かに12月ともなれば北風が身もドアも固くするのは通例だが、この生暖かい南風で玄関のドアが開かないのは・・・冬じゃない。

 昨日、爺さんに「明日はGパンを買いに行きたいなぁ~。それとできればパジャマに見えないトレーナーも欲しいなぁ~」なんて言ってみた。
 
 爺さんは「俺も実は欲しいものがあるんだよ・・。もう少し厚手のズボンをもう1本欲しいな」

 じゃ、すーさんに付き合ってもらって買い物へ出掛けよう!!ってことになったのに、この気温でコーデュロイのパンツや厚手のトレーナーなど選ぶ気になるのかいな?

 あぁ~すーさんが非常ベルを聞いて起きてきた・・・。

 無事に冬用のパンツがゲットできるだろうか??

優勝おめでとう

2004-11-21 11:41:52 | 爺さん
浦和レッズ、優勝おめでとう。


 婆さんは昨日の朝は夜中に近い時間から仕事をしていたので、午前中に一休みをした。

 垢パンダ殿から「今日はレッズの優勝が決まるかもよ」と教えてもらった。ついでに、テレビ中継する時間も教えてもらった。

 婆さんは実はあんまりサッカーのことは知らないもんで・・。

 爺さんが大の浦和レッズファンである。
 爺さんは自分からそれを公言するタイプの人じゃないので、知らない人は知らない。
 
 浦和レッズがJ2へ降格が決まった時の爺さんの落胆した顔は今でも覚えている。

 で、婆さんはサッカーファンではないが、声も掛けられない程憔悴している爺さんに
 
「本当にレッズのファンならJ2に降格してしまったからこそ、試合に行って応援しなよ」

 な~んて格好良いこと言っちまったんで、J2の試合を寒空の下2度見に行くことになってしまった。
 冬のスタジアムはシベリア半島にも匹敵するくらい寒かった。

 なんせ、婆さんは大まかなルールさえも知らないから
 「オフサイドってなんだ?」
 「ボランチってなんだ?」
 「あんなに人を叩いたり蹴っ飛ばしたりするならプロレスラーになれ!」
 「あの兄ちゃんはかわいいなぁ~。何て名前?」
 とか、邪魔をしているしか思われない質問をしていた。

 そりゃ、小学生の体育の授業でサッカーをやったから知ってるけど、いつも婆さんはキーパー希望を出し、当分シュートはないはずだと思ってゴールの下の地面に何やら話しかけて時間をつぶした記憶だけしか残ってない。

 当然、ルールの筆記試験もあったのだがそれはいつも100点だったが・・すでに完全に忘却の彼方だ。

 しかし、昨日の試合は爺さんより集中して見ておった。コーヒーも飲まず、無駄口をたたかず・・・じ~っと見ていた。

 前半と後半の間の休憩時間は、トイレ掃除をした。
 1失点していたので、婆さんがトイレ掃除することで好転するかもしれない・・そんなわけないな。

 爺さんは、優勝争いをしていたガンバ大阪と横浜マリノスの試合状況をひどく気にしておったが、婆さんはそれよりもこの試合に勝つことが大切だ!!なんて心の中で反論した。

 結局名古屋グランパスとの試合は負けてしまったが、結果的には優勝ってことになった。

 でもさ、1点だけでも返せたし、ここまでの成績って言うのが素晴らしかったわけで・・だから、優勝なわけで・・・モニョモニョ。

 久し振りにスポーツ観戦(テレビだが)をしてすごく面白かった。何かに集中する、何かに心が奪われる、何かを応援する、何かを共有する・・やっぱりいいもんだ。

 爺さんは「レッズ LOVE」

「す~さん」は「ノンタン LOVE」

 婆さんは・・・こりゃ困ったな。


 追伸:今日はバスハイクだ。例の年パスを持っている水族園のある、大観覧車のある、ディズニーランドのすぐ隣の公園へ。
    祖父母会のイベントだ。
   「す~さん」は自分の家の車じゃないからと言って大泣きしてバスに乗り込むことになるだろう。
    ゴチャゴチャが嫌いだから、人のいない所を狙って弁当を食べることになるだろう。
    
    J2でコツコツ試合を消化していたあの小野君を見習って、地道にいこう。