「退院したいよ、でも・・・やだな」
「早くすーさんに会いたいよ、でも・・まだ」
「爺さん、すまんかったな、でも・・・もっと」
これが、退院当日の婆さんの本音だった。
こんな本音は
「退院できる奴の驕り(おごり)」 に取られても仕方ない。
しかし、
「わしがもう少し入院していたらもっと何かできることがあったかもしれない」
と、いう思いは 相棒であるHaruさんがかんたん決済してくれた。
Haruさん: 役に立つことができるんだからもっとやっておくれ
Haruさんはそう言って婆さんを「大奥」からツマミ出してくれた。
婆さん: 8月3日に外来予約の時に会いにくるぞよ
しか~~~~~し、
退院の次の日には、退院記念で撮影した写真を持って「大奥」に参上した婆さん。
お笑いコンビのファン倶楽部に強制入会させられた看護師のMiss.モーリーから
「退院証明書と入院明細書をお部屋に忘れている」
と、電話が入り、
腹帯ギッチリ巻いて、すーさんを連れて、爺さんも仲間に入れて(笑)
HaruさんとOkaちゃんに会いに行った。
いや、会いに行ったのではなく、書類を取りに行ったのじゃ。(爆
Haruさんは真面目な顔して爺さんに言った。
「こんな面白い人、はじめてですよ」
・・・どうやらこれは婆さんのことを言っているらしい。
爺さん: そうですねぇ、やっと慣れましたね。
・・・これもどうやら婆さんのことらしい。
入院の後半は、「元気すぎる患者」で騒々しい婆さんであったと思うが、
Haruさんと再会したデイルームが即席お笑い道場になってしまったが、
いつもは完全ポーカーフェイスのHaruさんのご主人が、
Haruさんと婆さんの会話を聞いて、
「アハハ」 と 声を出して短く笑ってくれたことが婆さんには嬉しかった。
【追伸】
Haruさんから再会後にもらったメールに
わしら3人のことを「愉快な家族だね」と書いてあったことが、
退院後、思うように体を動かせない苛立ちを忘れさせてくれたのであった。
【追伸:2】
就学大戦1日目で戦線離脱してしまった婆さんが、
「婆さんが見学する日はいつがいい?」 と聞いてくる爺さんに
「新学期が始まって落ち着いた9月中旬頃にしようかな」
と答えられるまでに心が先を見るようになったのも、
「運の悪い、偶発的自分」ではなく、
「それでも前を向く必然性のある自分」 と威勢良く言った、
難病と戦うHaruさんやOkaちゃんやスズランさんとの出会いがあったからであろう。
ありがとう。
この記事は5部作となっております。ご迷惑をおかけいたしますww
「難病」 と 「障害」 - 1 -
「難病」 と 「障害」 - 2 - コンビ
「難病」 と 「障害」 - 3 - 笑いの部屋
「難病」 と 「障害」 - 4 - 笑いの力
「難病」 と 「障害」 - 5 - ここに幸あれ
「早くすーさんに会いたいよ、でも・・まだ」
「爺さん、すまんかったな、でも・・・もっと」
これが、退院当日の婆さんの本音だった。
こんな本音は
「退院できる奴の驕り(おごり)」 に取られても仕方ない。
しかし、
「わしがもう少し入院していたらもっと何かできることがあったかもしれない」
と、いう思いは 相棒であるHaruさんがかんたん決済してくれた。
Haruさん: 役に立つことができるんだからもっとやっておくれ
Haruさんはそう言って婆さんを「大奥」からツマミ出してくれた。
婆さん: 8月3日に外来予約の時に会いにくるぞよ
しか~~~~~し、
退院の次の日には、退院記念で撮影した写真を持って「大奥」に参上した婆さん。
お笑いコンビのファン倶楽部に強制入会させられた看護師のMiss.モーリーから
「退院証明書と入院明細書をお部屋に忘れている」
と、電話が入り、
腹帯ギッチリ巻いて、すーさんを連れて、爺さんも仲間に入れて(笑)
HaruさんとOkaちゃんに会いに行った。
いや、会いに行ったのではなく、書類を取りに行ったのじゃ。(爆
Haruさんは真面目な顔して爺さんに言った。
「こんな面白い人、はじめてですよ」
・・・どうやらこれは婆さんのことを言っているらしい。
爺さん: そうですねぇ、やっと慣れましたね。
・・・これもどうやら婆さんのことらしい。
入院の後半は、「元気すぎる患者」で騒々しい婆さんであったと思うが、
Haruさんと再会したデイルームが即席お笑い道場になってしまったが、
いつもは完全ポーカーフェイスのHaruさんのご主人が、
Haruさんと婆さんの会話を聞いて、
「アハハ」 と 声を出して短く笑ってくれたことが婆さんには嬉しかった。
【追伸】
Haruさんから再会後にもらったメールに
わしら3人のことを「愉快な家族だね」と書いてあったことが、
退院後、思うように体を動かせない苛立ちを忘れさせてくれたのであった。
【追伸:2】
就学大戦1日目で戦線離脱してしまった婆さんが、
「婆さんが見学する日はいつがいい?」 と聞いてくる爺さんに
「新学期が始まって落ち着いた9月中旬頃にしようかな」
と答えられるまでに心が先を見るようになったのも、
「運の悪い、偶発的自分」ではなく、
「それでも前を向く必然性のある自分」 と威勢良く言った、
難病と戦うHaruさんやOkaちゃんやスズランさんとの出会いがあったからであろう。
ありがとう。
この記事は5部作となっております。ご迷惑をおかけいたしますww
「難病」 と 「障害」 - 1 -
「難病」 と 「障害」 - 2 - コンビ
「難病」 と 「障害」 - 3 - 笑いの部屋
「難病」 と 「障害」 - 4 - 笑いの力
「難病」 と 「障害」 - 5 - ここに幸あれ