legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

はらぺこあおむし-合同学習発表会

2008-11-21 02:26:10 | 小学校
日付は前後してしまいますが、



11月15日(土)に市内の小学校・中学校の特別支援学級と



市立の特別支援学校の小・中・高等部の



合同学習発表会が市民会館で行われました。



すーさんは観るのもやるのも初めて。



すーさん一人だけのクラスではありますので、



爺婆の「無理じゃございませんか?」との問いかけに



担任の角之進先生



「すーさんなら大丈夫でしょう」 とGO!サインをサラッと返された。





舞台の模様は下↓の画像をクリックして下さい。









やっぱり、角之進先生はさすがであった。



すーさんのまだまだ未発達の運動能力を引き出し、



「食べ物」に対する意欲を「食べる」という動作に結びつけ、



登場人物(昆虫?)をすーさんとサニー先生に分担し、



サニー先生のキャラも最大限に活用し、



この劇を作り上げたのであった。



正味10分の舞台であった。





終了後、



校長先生、



他のクラスの先生方、



保育クラブの先生、



保育園からの同級生に囲まれ、



「よくできたねぇ~」



「かわいかったよぉ~」






と、大きな拍手と共に喜んでもらえた。





婆さんは、衣装製作 と 黒子役



爺さんは、ビデオ係





最小サイズのスタッフだったが、各々に適役でした。



また一つ、素敵な思い出が増えました。



大感謝。







【追伸】



カメラの代わりにピンクの花束を持って待っていてくれた王子様



それは、イケメンディレクターK氏



全くのプライベートの貴重な時間を・・・と恐縮したが、



すーさんの笑顔と元気な声と食欲(どうしてもこれは外せない・笑)が、



あっと言う間に増幅していったので素直に感謝に換えた。


花束を抱えニコニコしているすーさんを見たら

いつもなら「豚(タコ)に真珠」 とか言ってしまう所だが、

あの日のすーさんにはよく似合っていた と

ごっつぅー親バカ・・・ごめんちゃい。


初めての夏休み-【頭文字D】

2008-07-20 07:33:55 | 小学校
自閉症児すーさんにとって初めての夏休みがスタートした。

婆さんが仕事を持っているということで、保育園時代もずっと夏休みがなかった。

数日、旅行に行くために保育園を休んだことはあっても

それが、長くて楽しい「夏休み」にはならなかった。


だから、小学校に入学して、保育クラブには通うけれど、

「学校はお休み」&「長いお休み」 = 「夏休み」 というのは、

にわかに理解できないでいる、すーさんである。


担任の角之進先生は、

「今度会うのは、9月1日 だからね」 と 

すーさんを夏休みへと送り出してくれたそうだ。


休みに入る数日前から、爺さんはすーさんに代わって

1学期に学校で使用してきた学用品を持ち帰ってきていた。

アサガオの鉢植え、ピアニカ、絵の具セット・・・色々と。


7月18日金曜日、すーさんはいつもの金曜日と同じように

体操着袋 と 上履き袋

そして、4月の入学時にはフカフカだった防災頭巾入れ座布団を

手提げ袋に綺麗に入れて(もらって)持ち帰ってきた。



が、しかし、

例のすーさんの上履き入れには、なんと上履きが2足入っていた。

1足はあの苦心作「溶けた どうぶつの森 の上履き」




もう1つは、すーさんの上履きじゃない上履きが 入っていた。




↑ この上履きは どなたさん の?


この謎の上履きの後方には薄くなってはいたものの名前が書いてあった。



「●△■★・D」





謎の匂いがする名前だが、

次の日に保育クラブへ連絡すれば、簡単に持ち主が判明するものだと思ってた。


だってさ、

すーさんの所属する特別支援学級はすーさん1人しかいない し、 さ・・。


ところが・・・だ、

本日、保育クラブへ電話をして

「●△■★・D  という名前のお子さんはいない」


と、いう答えだったので・・・婆さんはひどく困った。


じゃぁ、なんだ? 

すーさんが自分の上履きを入れる時に他のクラスのお子さんの上履きも入れた?


・・・試しにすーさんにに聞いてみた。

婆: 「●△■★・D って誰ですか?」

すーさん: 「・・・・(待つこと20秒) ●△■★・D って誰ですか?」

シッカリとしたオウム返しだった。(笑)

たぶん、すーさんは●△■★・D 君(さん)を知らないのであろう。


でも、謎の上履きを我が家に40日以上も置いておくわけにもいくまい。

夏休み初日から担任の角之進先生に電話するのもかなり気が引けたが、

電話をすることにした。

角之進先生も「●△■★・D」をご存知ないとおっしゃる。

そして、すーさんの上履き袋に2足入っていることからして不思議なことだとおっしゃる。

マコト、その通り。

手先の不器用なすーさんが、上履き袋に2足の上履きをピッチリ入れ込んだとすると

かなりの時間を要する。

そんな面倒なことをすーさんがした??

可能性は極めて低い。

それに、角之進先生 と サニー先生 は 

昇降口で自分の上履きを上履き袋に入れるすーさんをも見ててくれるわけでして・・

昇降口で保育クラブへ行くすーさんを見送って下さってるわけでして・・


では、一体、「●△■★・D」 と書いてある上履きは

● 誰のものなのか?

● いつ、すーさんの上履きに入ったのか?

● 誰がすーさんの上履き袋に入れたのか?



謎は深まるばかりである。

こうして、夏休み初日から

名探偵 コナン ならぬ 迷探偵 困難 になった婆さんである。





【追伸】

7月25日、小学校にて角之進先生との懇談があるので、

「●△■★・D」 と書かれた上履きの持ち主を探しもお手伝いしてもらうことになっておる。



【追伸:2】

タコ こと すーさん の次の上履きには、

「海鮮 D」 と 書こうかと企てておるのであった。



9回目のプロポーズ

2008-07-11 23:43:18 | 小学校

自閉症児すーさんにとって、「夏」はたまらなくツライ季節である。

しかし、そのツライ季節に唯一楽しく過ごせる時間がある。

それは「プール」

保育園時代、プールや水遊びができなかった日は、先生方全員が

「残念だったね」 と すーさんの代弁をして下さっていた。


小学校のプールは保育園のものとは比べ物にならないほど大きい

どうやらすーさんの通う小学校の「シャワー」はその勢いのよさが格別だと噂で聞いていた。

いろんな意味でプールの時間が来るのを楽しみにしていたのは、

すーさん本人だけではない。


しかし、1年生のプールの時間は尽くキャンセルになった。

悪天候、気温、水温・・・

なんと 8回もキャンセルをくらってしまった。

プールがキャンセルになった日、すーさんは学童の外遊びの時に

プールを囲む金網にをトボトボと近づき、

「プールに入りたかったネェ」 と 必ず つぶやいていたそうだ。

学童の外遊びができない日は、パズルをしながら

「プール できなかった」 と 手を止めることがしばしばあったそうだ。

指導員の先生からそういう報告を聞くたびに、婆さんの心も沈んでしまってた。


7月10日木曜日、曇り

9 回目にして、やっと!! プールの時間が実現した。

そして、予想通り、名物の爆水シャワー大騒ぎしたらしい。









【追伸】

この日の学童では、「1年生がやっとプールに入れた」話題で持ちきりだったそうだ。

そして、その報告の中で際立ってたのが、

「すーさんがシャワーで喜んでいた」 と いうことだったらしい。

まだまだ通常学級との交流の時間が少ないすーさんが、

激しいシャワーの音に負けない大音量で声を出していたので目立っていたらしい。

泣いたわけじゃないので、他の子供達には「喜んでいた」と見えたに違いない。


帰宅後すーさんに聞いてみた。

婆: 「プール 楽しかったですか?」

すーさん: 「・・・・・・・・」

婆: 「シャワー怖かった?」

すーさん: 「・・・・・ ( ̄~ ̄;) うーん 」



なんすか?


そのリアクション??



すーさんの小学校

2008-05-16 17:38:17 | 小学校

嵐の入学式 から始まって、

身体測定、視力検査、聴力検査、検尿、ギョウ虫検査、

心電図、内科健診・・・

1年生を迎える会 に 歩き遠足

ゴールデンウィークを挟んで 家庭訪問

小学校以外に保育クラブ(学童)に脳波検査・・・


うちの自閉症児すーさんは生まれて初めてこんなに時間の流れの速い世界を体験したことじゃろう。


4月某日、すーさんが自分の名前を上手く書けた日、
角之進先生は厚いファイルを持ち帰らせてくれた。

ほんの短い時間の小学校生活の中ですーさんが自分の名前を練習したものがファイリングされていた。

角之進先生赤く大きなを見て婆さんは単純に嬉しかった。

今まで、すーさんに見せてきた絵カードの「○」と「×」とは

全く異質の赤いである。


家庭訪問は、2時間以上にも及んだ。

角之進先生がバックから取り出し見せてくれる手作りの作業課題の数々。

うら若きサニー先生が作ってくれたどうぶつの森のパズル。

それも、ただのパズルじゃない。

売り物のようにきれいでシッカリしていた。 

いい仕事してますがな、サニー先生


描画が嫌い、書字が苦手、音楽も耳塞ぎ多数、給食の所要時間約1時間。

ここだけ聞けば、すーさんにとって学校は

「イヤなところ」とインプットしているだろうと思ってしまうのじゃが・・

すーさんはちょっと違う。

先生方が自宅のチャイムを鳴らしてくれた時から

「歓迎」「WELCOME」状態


話の間に割り込み

「角之進先生!!」

「サニー先生!!」

と、DSを置いて声をかける。

その呼びかけに あの 角之進先生

メッチャ柔和なスマイルで応えて下さる。


今後のブログ進行上、

角之進先生サニー先生のアイコンを作ろうと思ってイメージを固めていた婆さんじゃが、

この角之進先生スマイルを見て

「待った!」がかかった。



小学校ではこれと言って得意技を見せていないすーさんではあるが、

2つの項目で大きく躍進した

 と 爺婆が認めたことを角之進先生サニー先生にお伝え申した。


1:体力がついて体の動きがスムーズになった。


2:文字を流れに乗って読むようになった。


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【1:体力がついて体の動きがスムーズになった。の解説】

走るのが速く、持続して、すぐにヘタれなくなった。

ちょっとした段差にビビってそこから飛び降りるには必ず介助が必要だったのに、

今は自分ひとりで両足でジャ~~ンプしておる。

自分の体をどういう風に動かせばスムーズに走れるのかわかり、

遊具でその名の通り「遊んで」いるのである。

こんなに当たり前のことがすーさんはできなかった

百万回「大丈夫だから!」と励ましても体を動かすことへの恐怖感や違和感が減ることがなかった。

なのに、今は別人である。

子どもらしく笑って積極的に動き回るすーさんなのである。

あの!着替えが遅くて嫌いなすーさんが「たいいく」と言って

スピードアップでスムーズに着替えをしておるそうじゃ。


誠にタマゲタ 


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【2:文字を流れに乗って読むようになった。の解説】

たとえば、「ありがとう」と書いてあるものをすーさんが読むとなると

「あ・り・が・と・う」

と、一字ずつ拾って読むのである。

でも、文字を読み始めたビギナーならばこれも当たり前なのじゃが、

すーさんの識字の歴史は長い。

自分の好きな絵本は読字する必要がなかった。

なんせ、丸暗記のお人ですから。

よく見る短い言葉はその文字の配列を1つの形として記憶しているので、

読んでいるのではなく、「見ただけ」なのである。


なので、本当の意味で読字となると「あ・り・が・と・う」と一字ずつ。

だから、すーさん本人もこんなんだと面白みがなく、すぐ飽きる。


、気がつくと短いセンテンスをスラリスラリ読んでいるではないか。

それもすーさんの持つ記憶力に頼っているのではなく、

文字周辺の視覚情報も加えながら読んでいる。

その存在もすっかり忘れてしまったのではないかと思うような絵本を引っ張りだしてきて

音読


しているのでございます。

すーさんの中で視覚と音のスイッチは別々にあって、

その両方のスイッチを同時に「ON」すること(連動)が難しかったのですが・・・。


極めつけ、

「学校では本当にたくさんの本を読んでいますよ」

との 角之進先生からのお話。


まったく、うれしいねぇ~


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今週、毎日、毎朝、毎晩、

「小学校 は おやすみです」

「保育クラブ は おやすみです」


と、言い出すすーさん。

当然、爺婆は

「いやっ、明日は小学校へ行きます」

と、返す。


すーさん、泣く


でも、さすがに本日曜日は

「明日はお休みだよ。でも、今日は行くよ」と言えたので

泣かれずに済んだが。


角之進先生から

送迎は「昇降口までで結構です」 と 聞いていたので、

爺婆が安易に教室へ授業を見に行ってはいけないもんなんだと

遠慮して行けなかった。

でも、それは授業を見に来てはいけないということではないと家庭訪問の際に確認できたので、

本日、角之進先生サニー先生の作っている聖域である教室へ

授業を見に行ってきた。

教室の外から息を殺して覗いてきた。

課目は「音楽」「国語」

さぁ、すーさんはどんな授業を受けていたのでしょうか?

すでに話が長くなっておるので今回はこのへんで・・失礼おば。

突撃!裁縫人 と 工作員-その3

2008-04-28 17:22:26 | 小学校

ここで、ご紹介しよう。

担任の先生は教師暦28年の男性で新規特別支援学級立ち上げは

すーさんの学級で2校目というベテランである。

名は角之進 先生

↑ これは仮名である。

冷静沈着、
「正しく聞く耳、常にここにあり」、
武術を持って敵に向かい、
声のトーンはバスバリトン、
婆さんの「うっかり八兵衛」バリのズッコケには全く興味なし、

まるで、水戸黄門に出てくる
渥美角之進(あつみ かくのしん)のイメージであった。


そして、もう1人、市の補助教員としてウラ若き乙女、

名はサニー 先生

↑ これも仮名である。

言葉数少なく、
動きの速度はAndante(アンダンテ=歩くような速さ)、
母なる大地に迷わず到着できそうな後姿、
婆さんの毒牙に一生涯かかることのない、
ハニカミ笑顔の小公女のイメージである。


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さて、自閉症児すーさんが
小学生として黄色い帽子をかぶって
ランドセルを背負って、
「小学校」をイメージして歩き出す新生活が始まって
1週間が過ぎようとしていたある日のことじゃった。
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昇降口ですーさんを待っていてくれた角之進先生の手には

すーさんが好きな「どうぶつの森」のキャラクターが印刷された紙が

3センチ程の厚みで乗っていた・・・

という話は前回の記事で書いた。

爺さんはその厚みに「すごい」とつい言ってしまったほどじゃった。



すーさんの筆箱は「どうぶつの森」




まだ、すーさんがどの学校に通うことになるのか決まっていない今年2月に購入した。

4月から通う学校が決まっていないことなど理解できるはずもなく、

ただ、このどうぶつの森筆箱を毎晩枕元に置いて

筆箱 = 小学校 とインプットしていたすーさんである。


そして、角之進先生が爺さんに言ったそうだ。

「すーさん、どうぶつの森が好きなんですね?」

「よく、筆箱をジッと見ています」

「興味のあるものには集中しますが、そうでないものには集中力持続は難しい」


・・・とも。


まっこと・・そうであろうということは爺婆共よーわかっておった。


じゃが、角之進先生が、この次の「手」として、
3センチの厚みのどうぶつの森のキャラ達を
どうやってすーさんとの時間に使用するのかが、

エベレスト級に 知りたい 


角之進先生はどうぶつの森のキャラ達を各種カードにして「飴」にした。

巨大タコ(すーさん)はどうぶつの森キャンディーを食べたくて課題に向き合う




婆さんだったら、

ホレホレ釣竿の先にキャンディーをブル下げるのが定番だが

角之進先生はたぶん・・だけど、もっとスマートな見せ方だったであろう。

どんな手法だったかは聞くことはできていないが、

すーさんにとっては学校生活のワンシーンになっておることだろう。

すーさんは先生にキャラクターの名前を積極的に教えているらしい。


それだけではない、数日後のすーさんの誕生日に

角之進先生とサニー先生からすーさんの好きなキャラ達が笑っている

手作りのバースデイカードを貰って帰ってきた。

すーさんは無条件で喜び、爺婆もあったかい気持ちになった。


で、角之進先生とサニー先生の気持ちを受け取った婆さんは、

22cmの上履きが少々すーさんの足に合わず、階段でプッカ状態だと聞いて

21.5cmのオリジナル上履き制作をすることを決めた。


ジャーーン






左右のプリントにバラつきはあるものの



剥げたり、



ゴムが溶けてアイロンから有毒な煙が立ち昇ろうとも

真面目工作員をした。


これでやっと、婆さんの新入学の出番が終わった気がした。


角之進先生、サニー先生、どうぞよろしくお願い致します。



突撃!裁縫人 と 工作員-その2

2008-04-25 00:35:04 | 小学校

入学式から3日目のお迎えは11:30だった。

11:20に学校に到着したので教室まで覗きに行った。

引渡しは「昇降口で」ということだったが、
ぼーっと立っていたら、絶対寝てしまうと思ったので
教室へお邪魔してみた。



担任:「連絡帳にも書きましたが・・・・・・・・・・・・・・・・・」

なんでしょか?  その間は・・・魔?

担任:「お母さん、大変そうなので・・・・・・・・・・・・・・・・」

だから、一体????

担任:「これらはいつでもいいんですが・・・・・・・・・・・」

コレラ? ら? ら?

担任:「3つほど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

Please say again.  

ほれっ、苦しゅうない、
ゆ~てみぃ

たぶん、寝不足のせいであろう、
鼓膜にコラーゲンが付着したような感覚が出てきた。

担任の先生の次の言葉が出て来る前に
今日が金曜日であることをいち早く確認した。

(土)(日)でなんとかなるだろう・・・そう思うことにした。


で、一体、オーダーはなんでしょうか?


オーダー:イチ
体操服に着替える時に脱いだ衣服を体操服袋に入れると

グチャグチャになってしまうので、(それはよーわかる)

脱いだ衣服を入れるカゴを用意して下さい。

で、ここに脱衣カゴを置きたいので・・・
(サイズをちゃんと選べよ・・ってことじゃな)





オーダー:
来週から給食が始まりますので、

ハブラシ と コップ と

ハブラシ と コップ を入れる袋

を用意して下さい。





オーダー:サン
給食時に着用するエプロン と おしぼりセット と

エプロン と おしぼりセット を入れる袋

を用意して下さい。


えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

なんでエプロンを着用するんですか?

毎日が給食係ってことですか?


担任:
違います! 食事中に衣服が汚れてしまうからです。


婆さん:
衣服が汚れてもこちらは構わないんですが・・・。
汚れても良いように着替えを用意しますし。
保育園でも給食時のエプロンは何年も前から使用しなくなってるんですが。

それでも?

担任:
はい、お願いします。できれば、1人で脱着し易いように
マジックテープなどを使った形のものが望ましいです。


婆さん:
試作品を作る時間がないのでブッツケ本番で作ります。

担任:
いいんですよ、作らなくても、
今まで使っていたもので・・・


婆さん:
(だ・か・ら、今まで使ってないってば!!
うちの娘の身体のサイズに合うエプロンは早々見つからないので、
最初からオリジナルになると思います。

担任:
お母さんが大変でしょうから、無理はしないで下さい。
給食は月曜日からですし。


婆さん:
(わかってますがな!この土日でこの3点をお作りすれば・・・)

(精一杯、動揺を表に出さないように意識しながら)
オーダー通りに出来なかったらダメ出しをお願いします。
(婆さん、ガチガチの両親ならぬ良親のフリをしちまったよ)

で、設計図はこれ↓



袋もエプロンを作った同じ布で作った。



それも、洗い換え用に2セット作らせて頂きました。


すーさんがメタボな腹でなければ既製品をアレンジすれば良いのであろうが、

まず、130~140cm対応のエプロンは・・・・売り場には滅多にない。

大人用のエプロンの着丈を短くして、

首と腰の紐にマジックテープを付けるのであれば

最初から作るのと手間はほとんど変わらない。

じゃ~~~、型紙から作るしかないだろ。


結局、脱衣カゴとハブラシとコップとコップ袋は購入したが、

プレートやそれぞれのとエプロン2着の制作も入れて、

貴重な土日が消えました。

それも、慢性寝不足のおまけ付き。


新入生も新生活に慣れるのに頑張っておるのじゃが、

新入生の親も家族のコミュニケーション抜きで大変なのじゃよ。


が、しかし、

これら納品後、担任の先生からの連絡帳の内容が日に日に変化していった。

そして、次の週の月曜日(4月14日)の朝、担任の先生のには

すーさんが好きな「どうぶつの森」のキャラクターが印刷された紙が

3センチ程の厚みで乗っていた・・・らしい。(爺さんは見た!

爺さんはそれを見て、素直にブッたまげたそうじゃ。


おぬし、何を始めるおつもりか?


つづく


【追伸】

体格の良いお子さまをお持ちで、

マジックテープを使ったエプロンの型紙が欲しい方は、

ご一報下さいましな。



突撃!裁縫人 と 工作員

2008-04-23 03:38:30 | 小学校

改めまして、すーさん、ご入学おめでとうございます。



去る、3月28日(金)の夕刻、

すーさんの就学先の決定を知らせる電話が鳴った。



新設特別支援学級



そして、



この学級は「すーさん、ひとり」で構成される。



(まぁ、新設ってことで仕方がないのであろうが・・)





さぁ~て、新入学に必要な物を作り始めるとするか!



体操服入れ、例の上履き入れ、そして、一番面倒な



防災頭巾入り座布団を制作した。







留意点は、裏面の滑り止めシートと紐で結ぶ仕様にすることじゃった。



なにせ、うちの自閉症児すーさんは、姿勢保持が苦手であるので、



姿勢が崩れるのと同時に座布団がズレることは容易に想像できる。



それに、すーさんは定位置にあるものがズレていることが



許せない星人 であることがこの留意点、改良点に繋がっている。





まぁ、防災頭巾入り座布団もそこそこの時間で完成し、



防災頭巾とカバーには



「申し訳ないが、すーさんのデモノを我慢してくれるよう」と願い出て、



それぞれの袋に中身がわかるようにカードをつけた。



体操服袋にはこれ↓







道具袋にはこれ↓







ランドセルの内側にはこれ↓







で、小学校側から指定されていたものは完成した。







少々しつこい感じの「リサとガスパール」が主張していた。





しかし、まだこの時点では、決して「裁縫人」でも「工作員」の域ではない。



親としてレギュラーってとこじゃ。





嵐の入学式を終え、次の日は学校帰りに保育園に寄り、



大好きなあんみつ先生にランドセル姿のすーさんを見てもらいに行った。



帰宅後、ちょっとウキウキしながら初日の連絡帳を読み始めた。



フムフム、

座布団は調子よいらしい。



へぇ~、

すーさんが食べ物に超詳しい奴だって知ってくれたんだぁ。



すげ~、

一年生の先生や保健の先生の名前を覚えるために写真を撮りに行ったんだ。





うん? なに? これ?





【汚れてもいいような、図工・遊び用にスモックまたは上衣 一枚】





なんですとぉ~~~~~~???





保育園ではそういう時専用のスモックなんて・・・使ってなかったし、



すーさんが保育園に着て行く洋服は汚して良いものだったし・・。



これからスモックを買いに行っても、



ジャイアントすーさんに合うスモック なんぞ



あるわけないぞよ~~~~~





布を購入して型紙作って・・・時間がな~~~~ぃ ぞよ。





仕方あんめぇ、婆さんの割烹着をリメイクするか!



とは言っても、割烹着の紐はタコには結べないし。



まずは紐をチョッキン。



次は長い袖をチョッキン。



首の部分を輪にしてゴム入れて、袖にもゴム、背中にもゴム



ゴム割烹着 = スッポリ割烹着 が午前3時にできた。







裁縫部門は終わったが、明日(もうすでに今日)は身体測定があるので



それようの絵カードを急遽作成した。



体重測定 ↓







身長測定 ↓







えええ~~ぃ、面倒じゃ、内科健診もじゃ↓









ふぅ~~~~、5時だよ、5時!!



婆さんはミシンを出したまま、パソコンも起動させたままソファーで仮眠を取った。



午前6:30 すーさんを起こした。



連絡帳には

「本人には見せる時間がなかったので試着せずに持たせます」と書いた。



この日は、提出した書類の中の訂正箇所の宿題だけだったのでホッとした。



でも、色々とやることがあるので結局午前1時までネバっていた。





つづく



明日入学式-タコはやはりBigだった

2008-04-07 23:59:05 | 小学校

明日、4月8日(火) タコ こと 自閉症児すーさんの入学式である。



3月28日(金)にやっとこ学校が決定し、



入学先の小学校に必要な小物を揃え始めた。



しかし、「上履き入れ」だけはどこに行っても使用するだろうと



よそ様のハンドメイドのものを購入していた。











かわいい・・・・でございましょう?







ね? ね? 皆さん??





上履き入れはこれでOKだから、



婆さんは色違いの布を購入して、



防災頭巾カバー = 座布団 を ずり落ちない工夫をして作ったりしておった。







で、今朝のことじゃった。





入学式に必要なものは 教科書とかを入れるための 袋 か ランドセルと



上履き と 上履き入れ だけ。





なので、上履き と 上履き入れ に 名前を書こうと引っ張り出してきた。





う~~~ん、何度見ても この 上履き入れは かわええ~~(ジュル)





22センチのタコの上履きを入れてみた・・・・・・・・





みた・・・・・・





みた・・・・・・・・・・・・・・







ピッタリ だった。







なにか 不満があるか?









巨大蟻だ!!(おおあり)









片方の上履きを入れて・・・ピッタリ・・











ガガガガガーーーン







どうしてくれよう??







どうもこうも・・・ない?





タコの足は8本・・・





いや、





すーさんの足は2本なんだから・・・







作るしか・・・アンめい。





必死です。





焦ってます。



寸法なんてどうでもいいのじゃ。





足2本分がちゃんと入ればいいぃぃのだ。









で・き・た















デカイ。







同じ、リサとガスパールなのに 



なんか、かわいくない べよ?







【追伸】



明日は当地方、「春の嵐」の予定です。



思いっ切り、前途多難な兆し あり。