legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

膵臓君からのお便り

2006-04-28 07:36:44 | 婆さん







膵臓(すいぞう)君からこのような最後通牒を突きつけられたのは・・


婆さん。


確かにこの2ヶ月あまり体調は思わしくなかった。


休日になると激しい下腹部の痛みでトイレの住人となっていたり、


食事が終わるとどうしてもソファーに雪崩れ込み、


倦怠感が常にまとわりついていたので、


「ビールで景気つけっかな!」


「スタミナを取ればガッツがでるかもな!」



とか、


今思えば・・まるで逆効果の対処をしていた・・・らしい。


ここ1ヶ月の体からの悲鳴(痛み)は医者嫌いの婆さんを病院へ行かせた。


最初の診断は「胃炎か胃潰瘍」だった。


しかし、薬を飲み始めても食べ物が胃に入ると激痛が走る。


一週間様子を見たが症状は改善されない。


改善されないどころか、痛む場所が背中の左側の真ん中当たりに集中した。


4月24日の月曜日に再診。


医師:「えっ?左の背中が痛い? まずいなぁ~それっ」

婆さん:「だって、先生、この間は左の方でよかったね。
右だと色々面倒な病気かもしれないっておっしゃってましたよね?」


医師:「いやぁ、食べ始めると左の背中が痛いと言うのは・・まずいんだよ。
それに前回出したお薬は胃炎や胃潰瘍なら必ず効果が現れるはずなんだ。
なのに、痛みが治まらないとなると・・・やっぱりまずいなぁ。」


婆さん:「まずいとは?」


医師:「膵炎の疑いがあるよ。今日は検査していってね」


婆さん:「あのー、じゃ、検査の結果が出るまではどうすりゃいいのでしょう?」


医師:「明日には結果出ないし、水曜日は休診日だから木曜日に来て。
結果次第ではお薬変えるし、膵炎だったら胃の薬じゃ効果ないしさ。」


婆さん:「だから、2日半の間はわしにどうしろと?」


医師:「胃の薬を続けて出すけど強い薬は減らしておくのでそれを飲んでて」


婆さん:「(効果がない薬を飲み続けるのかよ!?)」




血液検査と尿検査をして、薬局でシコタマ胃の薬をもらって帰宅。

この病院が雨でも傘のいらない同じマンションであること以外に
納得できるものを見つけられないままであった。


ここからの2日半は歯を喰いしばる時間であった。


痛みと急ぎの仕事、すーさんの怪しい咳・・・。

身をよじりながらパソコンのモニターを睨みつける。

食べると痛くなるだけでなく、食べなくても痛い。

食べると激痛が走るのに・・腹はグーグー鳴りやがる。


苦し紛れに「膵炎(すいえん)についてネットで調べてみる。

しかし、慢性膵炎の原因はアルコールの飲みすぎが大半とか

暴飲暴食、高脂血症、胆石・・・・・。



婆さんのアルコール摂取量などたかが知れてる。

それに元々脂っこい食事が大好きってことはないので
普通の大人の標準摂取量からすれば並外れていることはないであろう。

だが・・・

婆さんの一生のほとんどが菜食主義でもOKのような食生活でできていたし、

仕事が忙しすぎて毎晩飲み歩くなどと言う行為を若い頃でもしたことがない。

それを思えば、

ここの5ヶ月位は会社設立や諸々のことで

婆さんのものさしで測れば、大酒のみの暴飲暴食だったのではないかと思う。

これは・・・体質なのであろう。


しっかし、・・・
痛いのなんのって・・・。


木曜日(昨日)、すーさんは高熱を出して保育園を休んだ。

カバ先生の所へは爺さんに連れて行ってもらって婆さんは朝一番で結果を聞きに。


医師:「膵炎ですね。膵炎に効く薬を出しましょう。」

婆さん:「じゃ、胃の薬はなくなるわけですね?」


医師:「いや、胃の薬も続けて出しますので一緒に飲んで下さい」


婆さん:「でも、食欲は旺盛なんですけど・・・」


医師:「でも、膵臓は消化液を出す臓器ですし、胃との関係は深いですからね」


婆さん:「わかりました。 わかりましたけど、薬のお話の他に
生活上気をつけることはどんなことでしょう?(ここが重要だろうが)」


医師:「薬を出す2週間はとりあえずアルコールは厳禁。
脂っこい食事は避ける。 体がだるい時は安静にする。
まぁ、当たり前のことだけど薬はちゃんと飲んでね。」




トコトン薬の話にこだわるわけだな!!




医師:「今回出す薬で症状に変化がないようなら次はもっと強い薬を処方するし、
それでもダメなら絶食・絶飲・点滴・・ってことになるからね。」



婆さんは6種類の薬、2週間分を抱えて帰宅した。

ゴールデンウィークを挟むってことでカバ先生も多めに薬を処方してくれたようで、

すーさんと婆さんの薬の袋の山がカウンターから雪崩を起こしそうだ。


【追伸】

すーさんは高熱のせいか薬の効果かわからないが、
任天堂DSを目の前にして正座をしながら居眠りをしていた。


【追伸2】

婆さん、明日・・・飲み会なんです。

それも・・・幹事さんなんです。

しかも・・・今までにない大人数なんです。

サラダとお漬物と焼き鳥の
ネギまのネギ位しか食べられないかも。

ウェ~~~ン。




しっくりくる?

2006-04-24 00:19:59 | 婆さん

るるんさんのブログで紹介されていた”成分分析”


結構面白いわさ。



↑クリックしてあなたもどうぞ。


 


では、若い順から・・。


 



おぉ~、なんかそんな感じ。


墨汁で出来ています → 渋いしな。

長続きで出来ています → 気が長そうとも言う。

マーガリン特有の匂い → ベロベロ舐めるしな。

ヒョウ柄で出来ています → 着せたことないんだけどさ。

宗教的なメッセージで → 時々そんな風にも見える。地蔵顔だし。

姫で出来ています → 我が家の中だけな。

餅で出来ています → ウフフっ、あの太腿の内側のことか?




 


 


なんじゃ?えらく複雑じゃないか?


帰省ラッシュで → そんなに実家が恋しいか?

4コマ漫画で → やっぱり短期解決型だもんな。

電磁波で → 静電気の間違いだろ?

ドキッとしてしまう仕草で → 鼻水を何気に指で拭く仕草か?

ヒョウ柄で → 爺さんもか?
        (今度父娘でペアヒョウ柄で練り歩くか?)

自動販売機で → 自動ってのが好きだもんな。

灯油で → 小憎らしい時はライター出すぞよ。

チョコレートで → 28℃以上でダレるからなぁ。

いい加減な朝ご飯で → わしのせいか?

1%は毛で → それっきゃないのか?


 


 


なんか・・・わしはしっくりきました(笑)


汗と涙で → 年老いても青春か?
       それとも、体液過剰なのか?

殺虫成分で → アースジェットより蚊取り線香がええな。

和の心で → だから言ったじゃないか「いい」婆さんだって。

送別会で → 今週末、飲み会じゃ。

いい加減な朝ご飯で → だ・か・ら、わしのせいか?

野望で → 粗暴じゃなくていいのか?


 


が・・・誰も本名でやってないけどなぁ(爆


 


雲と弁当とコーヒー

2006-04-22 08:35:33 | 保育園

昨日の朝、いつものようにすーさんはチンタラ朝食を取っていた。

婆さん: 急いで食べようよ

すーさん: 1番 保育園。スナップ先生 積み木 するよ

婆さん: ほぉ~、スナップ先生と積み木するんだ?

すーさん: はい!

婆さん: じゃ、急げや・・・


空しく響くだけの爺婆の「急げ!」の号令・・これもいつものことじゃ。

しかし、すーさん、しきりに

「スナップ先生 積み木 するよ」 と言う。

スナップ先生との積み木遊びに何が隠されておるのじゃ?


午後5時、婆さんは保育園に迎えに行った。

スナップ先生が教室にいらっしゃった。

他の子は既に延長保育の教室に移動しているので静かだった。

金曜日恒例、お昼寝布団が教室に並べられている。

お昼寝布団のカバーを親が取り替えやすいように・・・。

すーさんはその布団の並びにゴロンとする。

スナップ先生も・・・ゴロンとした。

他の子供達には・・・「布団にゴロン」は禁止(笑)


スナップ先生が話し出す。

「今日ね、すーさん、すごい良い発音で
『コーヒー』って言うの。
 
 最初、何を言ってるのかわからなかったんですけど・・・」

(確かにすーさんの英語の発音は良い)

「でね、でね、すーさんといつものように皆がお昼寝している時にホールで遊んでいたら

 
くも!くも! って言うから空を見たら確かに色んな色の雲が見えたから、

 (この時春雷が轟いていた)

 ホールに寝転がって窓を見たらもっと沢山の雲が見えたので、

 『すーさん、先生と一緒に寝てごらんよ、いっぱい雲が見えるよ』

って誘ったら私の横にゴロンしたの。

 でね、でね、
『ほんとうだぁ~、くも、くも、くも』って言ったと思ったら

『おべんとう たべよう。 カッフィー、カッフィー』

って言うから・・・なんだろう?って聞いてたら

なんかねぇ、私、眠くなっちゃってね、すーさんと一緒にウトウトしちゃったんです。

『ねぇ?すーさん。あの時にこのお布団の山があったらもっとよかったのにね?』」


(ただ今、すーさん、布団の山に埋もれ中なので無言)


「でね、でね、(これはスナップ先生の口癖)
 
 爺さんにも朝話しをしたんだけど、積み木のこと私にはなんだかわからないんですよ。

 でもね、朝、爺さんから積み木の話を聞いたから給食の前に一緒にやったんです。

 ほらっ、横に並べたり、縦に並べたり。

 そしたら、すーさん
『おべんとう おいしいねぇ』 ってケタケタ笑いながら

 積み木を私にくれるの。

 でも、給食の用意の時間になったから、これで最後だよ・・・って終わりにしたんです。

 ちゃんと終わりにできたんですよ。

 でもね、給食がテーブルに並ぶとちょっと泣いちゃって席に着こうとしないから、

 『もう一度だけね』 って言って一緒に積み木をやったんです。

 そしたら、
『おべんとう これで終わりにします』 って1回やっただけで

 自分から終わりにしたんです。


 それから・・・ホールの話に繋がるんですけどね」



ここで、古畑”婆”三郎 登場。



”婆”三郎: もしや、積み木は四角(■)と三角(▲)がありましたか?



スナップ先生: あったあった。■はピタッと揃うけど▲は揃わないから
          手に持って色々動かしてたけど。


”婆”三郎: もう、犯人はわかっているんですけどね(笑)





すーさんのファンタジーと申しましょうか、

余りにも現実チックなファンタジーで恐縮なんですが、

ここで解説をさせていただきましょう。


「雲」→雨ではない
(毎日のスケジュールでお天気マークの中で「くもり」を「くも」と理解している)

「積み木」→■はお弁当箱。▲はおにぎり。

「カッフィー」→爺婆がお弁当と一緒に持っていく水筒には概ねブラックコーヒーが入っている。
         爺婆はコーヒーを飲むと幸せになる。
(すーさん用には別の水筒にジュースかお茶を用意しておる)

最近、お出掛けする時にはおにぎりと水筒は欠かせません。



これで皆様もお解りいただけたでしょう。



すーさんは、ゆっくりまったりのお出掛けをしたかったのであります。



【追伸】  

スナップ先生は誠に自然体ですーさんと接してくれます。


去年の婆さんならスナップ先生の自然体を無関心として捉えていたと思います。


スナップ先生は「すーさんを知っていくことが面白い」と言って下さってます。



5歳の夜

2006-04-20 07:36:27 | すーさん










 

 




 

 



 

 



 

 



 

 



 


 

 



 

 




 

 





 

 



 

 

 


【追伸】  

単独ツッコミ

単独逆ギレ

大変失礼致しました。

 

 

【追伸2】

皆々様からのお祝いメッセージを頂戴し、

心より御礼申し上げます。

数日前のすーさん誕生日の夜は、

婆さんは腹痛を押して

感激に浸っておりましたとさっ。

 

 

 


ちょっとここらで春休み-延長編

2006-04-17 14:01:24 | 婆さん
また行ってしまいましたがな・・・あの牧場に。




すーさんお気に入りですが、
爺さんも婆さんさん気に入ってしまった秋元牧場。


正確には5日振りの牧場!! ケケケケッ。
一家で牧場に住むか?

八重桜の見ごろが終盤戦となっていたが、何人かの人とすれ違った。

何人かの人位はこの広い視界には気配さえも消えてしまう。

本当に素敵な場所じゃ。


ところで、
婆さんは今回この牧場に行くに当たってもう一つの目的地を持っていた。

ささやかな春休みの2泊目にトリニティ書斎というホテルに泊まり、
3日目に「千葉県長生郡長柄町」を再度ウロウロした時に
なにか・・こう・・・なんと申しましょうか、

大当たりのピンポンが後頭部の右後ろ付近で鳴った。

と申しましょうか・・・。(笑)

(婆さん、何がいいたいんじゃよ??)


オホホホっ、

こんな町に住んでみたい!!

と、思ったんです。

で、婆さんは出掛ける前に長柄町にある一軒のお店のを訪ねることに
心密かに決めていた。

そのお店は



↑の画像をクリックして下さいまし。


店内には婆さん心をくすぐり倒す作品が並んでいるだけではなく、
建物・空気・そして、何気なくお茶を飲んでいらしたお客様と
お客様とお話しているオーナー夫妻の会話のトーン、
そして、最も重要なすーさんの反応が極めて穏やかであったことが

「welcome すーさん一家」

と、言ってくれていた。


わしらと同じ「初めて訪れた」とおっしゃるお若いご夫婦とオーナーご夫妻の
お話を聞いているだけでどんどん婆さんの心は躍っていった。

婆さんの心が躍るとどうなるかは・・・皆様よくご存知ですわな。


そう・・・

チーーン♪♪ 爆裂トーク・スタート


すごいわさ、爆裂のスピードが (自分でいうか)

美味しいケーキとコーヒー・紅茶が爆裂トークに更にエネルギーを投入していく。

婆さんの「時」は完全に止まった。

お若いご夫婦は先月長柄町に引っ越してきたとおっしゃる。



オーナー夫妻ともこのお若いご夫婦とも初対面であったはずじゃが・・



と、野暮なことを言って水を差す不届き者もおらんのじゃ。

すーさんのお相手を完全放棄しちゃった婆さん・・(いけませんなぁ)


店主であるオーナー夫人がすーさんを別部屋へ誘ってくれる。


ぬぁんと すーさん、オーナー夫人に導かれるままについてっちゃったよ。(笑)


そして、出てきたと思ったら、今度は携帯電話でお若いご夫婦を撮影し出す。


その挙句、みんなの笑い声に触発されて大笑いを始める・・・すーさん。

と思ったら・・・






爺さんの膝の上で眠ってしまった。


うそじゃろ? なんで寝てるわけ??





外出先では一切寝ないし、自宅でもやりたかったジャングルジム以来
就寝時間にならないと寝ないすーさん。

保育園でも去年の夏前位から睡眠薬が効かないことを理由に
「お昼寝禁止令」が出てから絶対に寝ない。

ここはそんなにリラックスできたのか!!

よかったよ。


4時間半、たっぷりお話をさせてもらっても
お若いご夫婦からもオーナーご夫妻からも「無理な頑張りの影」が1つも見えなかった。

そのお人柄が、
その生き方が、
その価値観が、
やわらかい薪ストーヴの火が、

そして、オーナー夫人のもの凄く美味しいクッキーが


すーさんの眠りを提供してくれたのだと思うのであった。


営業時間などとっくの昔に過ぎてしまったお別れの時、
オーナー夫人が近日誕生日を迎えるすーさんに素敵なプレゼントを下さった。

それも・・・色々ある中からすーさんが選び出した。





すーさん用ダイニングチェアにローズマリーの小枝を持ってお座り頂いた。
(”婆さんはセンスないよぉ~” と聞こえてきそうな予感でブルブル)


素敵な物だけじゃダメ、

美味しい物だけでもダメ、

趣のある家だけでも不完全。

そこに「同じものを求めるハート」があってこそ、

人は幸せを感じることができるのであろう。

幸せの時間をありがとうございました。



なーーんちゃって、カッコよ過ぎやしないかい、婆さんやww


【追伸】

不思議で素敵な出会いの中にもう1つ婆さんには心に残る出会いがあった。

正確に言えば、出会いを思い出させてくれた出会いがあった。

ずっとずっと昔、「ハーブ」と言う言葉が耳慣れなかった頃、

婆さんは1人のハーブ研究家と出会った。

とは言え、直接ご本人にお目にかかったことなどないが。

でも、自分の人生にハーブが欠かせないものとなったのもこの方の本のおかげじゃ。



広田靚子(ひろたせいこ)さん。

「ログハウス べあ」 さんの所での会話の中に
広田さんのお名前が出て来たことも・・・何かの縁だと思っております。



【追伸2】

すーさんはヘビ年生まれってこともあって、
ハーブ好きの葉っぱ信者で巨峰に目がない婆さんは、すーさんの名付けの候補に

「葉葡枝」 (ハブエ)

も密かに入れていたことも思い出していた。




「ぼくうみ」映画化を応援したい

2006-04-14 15:08:34 | 婆さん


この本のこと・・・
婆さんはみちこさんのブログ★くるま★さんのブログで知りました。


婆さん、まだ読んでいません。
ってか、まだ届いていないんです。

でも、立ち読みさせて頂きました。

婆さんが色々書いても「ウワァ」って皆様散ってしまいそうなので
ここではやめておきますだ。

著者の山下 久仁明さんが
レインボーおやじさん・虹父というHNの方と同一人物でいらっしゃったことを
婆さんは今回初めて知りました。

そして、山下さんのご子息が先日事故でお亡くなりになったことも。

(うぅーー、言葉が更に出て来なくなる・・)

そして、そして、そして、

この本「ぼくはうみがみたくなりました」の映画化に向けて動き出していることも。






どんどん営業して良いとのことでしたので超・微力ながら応援致しております。

ご子息のご冥福も心よりお祈りしながら・・・・。



ちょっとここらで春休み-総集編

2006-04-13 11:40:06 | すーさん


春休み・・・終わりました。

2泊3日だったんですけど、帰宅後やっぱりバタバタしました。

すーさん、最終日には「 鼻タレ ダコ 」になりまして熱も出ました。

が・・・現在は鼻水は垂らしておりますが元気に保育園に登園しております。


そりゃぁ、常同好きの自閉症児すーさんには、

旅の面白さを満喫できるわけ・・・ありません。


でも、爺婆がリフレッシュしたかったんです。
爺婆がリフレッシュできたことはそれはなんらかの形や空気で
すーさんに良い環境を提供することに・・・なると・・・信じております(笑)


初めての場所、
初めての人、
初めてづくしで・・・ごめん。


だけど、すーさん、君はやっぱり成長しておった。
そのことがよくわかった旅だった。


3日目に立ち寄った牧場。
ここは2月末に行ったあの牧場です。

ここは2度目である。
すーさんは最初に来た時のことを全て覚えており
「腹ペコな馬」に餌をあげていたし、
トイレのマークがなくてもトイレに自分から入っていった。

1度目=最初(初めて) がなければ2度目は存在しない。

結局、経験が宝になるのである。


旅って不思議だ。


普段ならすーさんの障碍をカミングアウトするタイミングを計ってるつもりでも
気がつくと「その時」が過ぎてしまっていることが多い。
そして、もう二度とタイミングを外してしまった人にはカミングアウトできなくなっている。

でも、旅は違う。


すーさんを全く知らない人に必要だと思った瞬間にカミングアウトできていた。
なんでパニックして大騒ぎしているのか?
そんなことを長々説明することはなかった。


「娘は自閉症です。障碍を持っています。」


いきなり決めた春休みの旅だったので事前予告のカードを作る時間がなかった。

でも、愛のワッペンみたいなものを用意した方が良いかは迷った。

「次回にしよう」

婆さんはそう決めて出掛けたのであった。


今の正直な感想は、


「次回は 皆で行きたい」


そんな風に思えている自分は春色に染まっているからだろうか?



【追伸】

2泊目の宿はホテルであったが、同じリゾート地の中にコテージもある。

コテージならバイキング会場まで食べに恐怖の「ないのバス」に乗らなくても
自分達で食事を用意して食べることもできるのだ。


婆さん、何を考えておる?


えへへっ、
皆さんの夏休み・・・どうします(笑)

プチ・お誘いモードでした。



ちょっとここらで春休み

2006-04-08 07:26:20 | すーさん
皆様がルンルンの春休みを終えようとしている「今頃」に



すーさん一家は「いきなり」旅をすることになりました。



8月にみちこさん一家とぴろりんぱさん一家と遠出オフ会をして以来



8ヶ月振りの旅でございます。



でも・・・



県内



です。



でも、



すーさんには
初めて泊まる場所(2泊とも違う宿泊場所)



です。



あまりにも急な話で



事前予告用のカード



・・・
ありません(笑)





携帯電話からの投稿をしたことがありませんが、



婆さんはチャレンジしてみようかと思っています。



でも、



婆さんが使用しているドコモのFOMAは
田舎に弱いです。



ですから、



投稿できるかどうかわかりません。



現在、爺さんのムーバは修理中で代替機でございます。



これも
当てにできません。



ですが、



すーさん一家は近場の旅にいって参ります。







【追伸】



この記事はパソコンからです。(笑)



本日、すーさんのピアノのレッスンが終わってから出掛けます。





旅の準備・・・
まだです。



山積みの仕事・・・
ちょっと無視です。






仕込み屋爺さんとその娘

2006-04-04 07:13:21 | 爺さん








やっぱり・・・やめようか?  by:タコ

















気合入れすぎじゃ。

なぜにおまえさんはぽぽちゃん以外を倒すのか?







仕切り直し。

みんな、仲良くが一番じゃ。






オリャー、転ばしたのはおまえさんじゃろ!!


この展開は延々と続きました。









やっと平和が訪れました。
自閉症児の平和は「並び」かい?



【追伸】

進級初日の昨日、すーさん こと タコ はハイテンション。

爺さんの得意な「仕込みのテクニック」が生かされる日になりました・・とさ。



音の不思議-「春」がきた

2006-04-03 15:46:34 | 音の不思議



今回は長いですが、それでも読んでもらえますか?(笑)

まぁ、うれし。

では・・。


【3月30日 木曜日】

爺婆&すーさんは、婆さんがボスと呼ばせて頂いておる人の高校2年生の長女が
出演する吹奏楽の定期演奏会に行ったことは前々回のブログでも書いたが、
結局パニックになりコンサート会場には入ることができなった。








演奏会の休憩時間に会場の外にいる爺婆&すーさんの様子を見に来てくれたボス。

「なんでダメなんだろうね?」 と言っていた。

休憩時間にトランペットパートの高校生が6人、
休憩中のロビーまで出て来て演奏してくれた。

すーさんはロビーでの演奏なら体でリズムをとりながら聴いている。

そんなすーさんの姿を見たら・・・また、ボスが言う。

「すっごい残念だ!」 と。


爺婆も同意のためうなずく。


「4月の2日のは 扉が1枚の会場だから大丈夫かもね」 とボス。

4月2日(日) 今度は、ボスの中学一年生の次女の吹奏楽の定期演奏会なのだ。


すーさんは扉の2枚目は開くことはできなかったが
爺さんと手分けして扉の向こうに何があるのかをビデオに撮影した。



【4月1日 土曜日】

都立 夢の島公園に桜を見に行った。



桜を見にこの公園に来るのはこれで3年目になる。

毎年この公園ではすーさんの違った一面を見ることができた。

去年からは熱帯植物館の入り口では強い拒否反応を示すようになってしまったが、
全く入れないわけじゃない。

今年は見事な蘭や南洋の植物を携帯で撮影させたら落ち着きを取り戻せるようになっていた。

熱帯植物館にとにかく長居をしたいと思っているのは葉っぱ信者の婆さんである。

でも、すーさんが長居をしたくないのなら仕方あるまい。

売店でクーリッシュを買ってもらったすーさんは急いで植物館を後にする。

植物館の出入り口ゲート付近のベンチでクーリッシュタイム。

その時、

「午後4時からミニコンサートがありますのでお時間があったらいらして下さい」

はっきりした口調の真面目そうなイデタチの青年がプログラムをくれた。




「いいじゃない」  と、爺さんが言う。

「よかないよ」 と、婆さんがふてくされる。

どうせまた植物館に入ればすーさんが文句ばっかり言うじゃろうし、
この間のコンサートのことを思い出して演奏が始まる前からパニック起こすだろうし・・。

かなり重度のふてくされ婆さん。


なーーんも期待しないで、
なーーんも準備しないで、
(30日のコンサートの時は会場の写真とフルートの写真をカードにして事前にすーさんに見せた)
席に着いた。

陽光の降り注ぐドーム型の会場にはたくさんの花とセルフではあるが紅茶とコーヒーのサービスまであった。

30日のコンサートとの違いは
「扉がない」ことだ。
そして、
「明るい」ことだ。


4人のフルート奏者による演奏が始まった。

すーさんは、音、明るさ、気温、香り・・・全てに春を感じているみたいにリラックスしていた。

曲が終わると
「はくしゅーー」と言いながら拍手していた。

5曲目あたりから少々飽きたのか体を爺さんに預けダラダラしていたが騒ぐことはない。

態度はどうあれ、聴いているのである。

婆さんも久しぶりに聞くフルートの音色を満喫した。

約1時間、すーさんは席を立たず、独り言も言わず座って聴いていた。



【4月2日 日曜日】


そろそろ演奏会へ出かけようと思っていた時にボスからメールが入る。

「どうしよう? 扉は2枚だった」


ちょっと笑える。
自分の娘がこれから本番だって言うんだからそんなこと連絡してくれなくたって。

でも、
「やっぱり2枚だった」 と爺さんにも伝える。

空は今にも泣き出しそうだった。

すーさんにあらかじめ写真(カード)で

「コンサートに行きます」 と 伝えると

「コンサート 行かないの!」 と返ってくる。

「車で いきます」

「車で おでかけするよ」


「そうだよ、車でコンサートに行くよ」


「ないの~~~」


「じゃ、行きませんか?」


「じゃ、いきませんか?」


「では、コンサートに行きます」


「では、コンサートにいくよ」


オウム返しの技をまたオウム返しで跳ね返してやった。
(ザマぁ、ミロ)

フン、どんなもんだい!!


入り口ではボスが花束の受付をしていた。

でも、婆さんは緊張のあまり全然気がつかなかった。

「こんにちは」 ボスはすーさんに声をかける。

「こんにちは」 何やらボスには好意的なすーさん。

「今日は中に入れるといいね」 ボスはいつものように淡々と婆さんに言う。

「とにかく 行ってみます。ダメならまた外で聴きますから」

ゾロゾロ・・・人の波に従い階段を昇る。

一段一段、婆さんは
「2枚」「2枚」と念仏を唱える。








開いてたんです、扉が。





入っちゃったよ。



ドアの一番傍の席がちょうど空いていたので椅子取りゲームをしている気分で
バサッ と座ってみる。

すーさんはわしに向かって

「コンしゅぁート?」 と言う。

そうじゃ、確かにこれからコンサートが始まる。

扉が閉まり客席の照明が落ちればパニックになる可能性は99%

爺さんはコンサートの開始を知らせるブザーと共に閉じられるドアをすーさんに見せないように腕で視界を遮る。
(涙ぐましい努力よ)

照明が段々落ちていく。

だが、すーさんは何も言わない。

席が前方だったおかげで舞台の明るさが反映され、明るさにあまり変化がなかった
ことも幸いした。

4部構成になっていたが3部まで会場を出ることなくそこにいたすーさん。
最初は爺さんと一緒に舞台のビデオ撮影をしていた。
モニターで見る舞台と自分が今目の前に見ている舞台は同じであることを確認させるにはこれが一番である。
それに、すーさんはカメラマン役が好きだし(笑)

すーさんが好きなジャズもあって目は舞台に向いていなくても耳と体は席にいたのだ。

時折スウィングなんかしちゃってさ。

2時間・・・すごいね。

途中15分の休憩があった。

ボスと30日のコンサートに出演していた長女とその友達が席まで陣中見舞いに来てくれた。

ボスも席に座っているすーさんを見て
「よかったよかった」と喜んでくれた。

ボスの長女に
「この間はごめんね。でも、婆さんは少しは見れたんだよ」と言うと

「いいのいいの。ここは明るいもん。あそこは暗いからね」 と言った。

そうだ、本当にそうだ。君は冷静な判断ができるな。



会場の扉を開けるとなると「中に何があるのかわからない」からパニックを起こすし、

暗かったら暗かったで「何が始まるのかわからない」からパニックを引き起こす。

ダブル効果じゃな、まったく。

でも、30日のコンサートのビデオを何度か見せた。
自分が出演していないビデオに対してはあんまり反応しなかったが、
それでもカードよりは摺り込みやすい方法だと思ったからだ。


でも、やっぱり今回は

「扉が開いていたこと」と「明るかった」

ことは大きい。



ロビーに出ると外が春の嵐になっていた。

傘なんてなんの役にも立たない。

爺さんにちょっと離れた駐車場から車を出してもらっている間に
ロビーの片隅で休んでいた。

さっきまで落ち着いていたすーさんが突然耳を塞ぎ椅子に顔を押し付ける。

なんじゃなんじゃ?????

目の前にエレベーターがあることにやっと気が付いたようだった。

エレベーターなんか怖くないってばさ~~~。

そう言いながらすーさんを引きずって場所を移動したがすーさんは耳を塞いだままだ。

「じゃ、ジュースはいらんのだな?」

ジュースを受け取るとまた椅子にジュースを置いて耳塞ぎ。

「ジュースはいらんのだな?」

またまたジュースを受け取るがすぐに耳塞ぎ。

この人、いつになったらジュースが飲めるのか?(笑)


過激な挑戦は逆効果になるが、

挑戦しなければ何も変わらない。

すーさんは音楽が好き。

野外のコンサートではあんなに喜んで聴いていたのだから、
室内でも同じ好きな音楽が聴けるんだよ・・・と知って欲しかった。

こんなに立て続けにコンサートのお誘いを受けることはあまりないが、
次のコンサートまで覚えていてくれるといいなぁ。



【追伸】

思いっきり長い記事をお読み頂きありがとうございました。
お疲れ様でございました。

わたくし「いい婆さん」は去年の秋、
くめくめ。さんの息子君(ジヘイ君)が聴覚過敏だったにもかかわらず、
今では吹奏楽部に所属しているとお聞きした時から
ここのコメント欄です。)
いつか「生のコンサート」をすーさんと一緒に聴きたいと太い一本の願いを持ってました。

この春、晴れてジヘイ君は高校生になられます。
そして、こんなに素敵な寄せ書きを卒業記念にもらったそうです。
寄せ書きに

「卒業おめでとう!!
吹奏楽部で学んだことを忘れず
自信をもって歩んで下さい。」
「指揮者しているときとってもカッコよかった!!」


とありました。他にもたくさん・・。

好きなものをもっと好きになれることでしっかり輝けるんだと
信じてやまない婆さんでした。




「チュー」でお別れ

2006-04-02 08:04:28 | すーさん


すーさん、今日から(保育園へは月曜日からだけど)君は年中さんだ。



加配のドール先生は・・・・1歳児クラスの担任へ。



でも、いつでもどこでも跳ねているスナップ先生が加配の先生になってくれた。



そうだよ、昨日まで君の担任の先生のスナップ先生じゃよ!







3月30日木曜日 



爺さんと婆さんは保育園に進級に向けての話し合いに行った。



爺婆はその前に賭けをしていた。



婆さんも爺さんも加配であったドール先生の変化に気が付いていた。



とにかく、にこやかなのである。



このドール先生の「にこやか」をどう進級への変化と結びつけるか?



ちょっと笑えることなんじゃが、話し合いの前に賭けたのであった。







連絡帳記入担当の婆さんはドール先生の連絡帳からも「にこやかさ」を感じ取っておった。



で、大概のことに対して主導権を持っている婆さんは



「今まで担任ではあったが加配ではなかったスナップ先生が加配になって、

 全然わからない保育士さんが次の担任の先生で、

 ドール先生は別のクラスに異動する」



に賭けた。(笑)



爺さんはかわいそうに、婆さんがこれに賭けては他のものに賭けなければ

「賭けにならん」と言って「婆さんが賭けたそれ以外」に賭けた。(爆



婆さんの大穴は的中した。







スナップ先生はすーさんの加配として担任になって下さった。

そして、年中さんのもう1人の担任の先生は「去年度はどのクラスの先生だったっけ?」と

思い出せない先生であった。(すいません)



クラスメートは全て同じ。



増減なし。



但し、年長さんと同じ教室と言って良い程に年長さんとの教室の仕切りがない。



果たしてすーさんは、年中&年長さんの合同教室に慣れるであろうか?







でも、ほとんど心配はしていない。



だって、すーさん、スナップ先生好きだモン(笑)







去年度は前年まで担任をして下さったキリン先生が0歳児クラス担任になられたことで、



園庭で遊んでいるすーさんをずっとキリン先生は見ていてくれた。



応援もしてくれた。







そして、今回ドール先生は園庭から見える1歳児の担任。



きっと、どこかですーさんの姿を見ていてくれるであろう。



キリン先生もまた園庭でのすーさんを時折見れるクラスの担任じゃ。





話し合いの後、わしは園長先生と話しをした。



園長先生は



「すーさんには先生が変わることを経験して欲しかった。

 
全部変わるのではなく、ちょっと変わるでどうかな?って思ってね」



そうおっしゃっていた。



異論はない。







去年はチュー先生がこども館に異動になったことも



キリン先生が違うクラスの担任になることも



全てが
絶望に匹敵していた。







でも、今年は



「保育園全部がすーさんを見てますからね」



と言う去年と同じ園長先生の言葉を「うんうん」と聞き入れることができた。



だって、本当にキリン先生はずっとすーさんのこと見てくれたからだ。



ドール先生だって、キリン先生みたいにどっかでちゃんと見ていてくれるって思える。





園長先生は最後に言った。



「すーさんをね、遊びに誘うことが重要なのよ」



そのお役目にスナップ先生が就任して下さったこともよーーーーーーくわかるのじゃ。





そして、一昨日、3月31日



泣いても笑っても卒園する昨年度の年長さん達。



児童精神科に行く為、午後4時30分にすーさんを迎えに行った。



トイレに行って戻ってきたすーさんの前にはとある年長さんが・・・・。



それも、この一年間、わしがずっと気になっていた子がすーさんと向かい合っていた。



「この子は年長さんだったのかい?」



わしはドール先生の



「お別れのチューをすーさんがしようとするのに嫌がっているんですよ」



と言う言葉で初めて知った。



この男児君、ずっとわしは年中さんだと思っていた。



摂食障害があるのか、消化機能に障碍があるのか・・・・骨皮筋衛門君なのだ。



体も細いが身長もとにかく小さい。



登園時間がすーさんとほぼ一緒なので、このカリ君のことは知っていた。



そのカリ君がすーさんのチューを拒んでいるのか?(笑)

(そりゃ、大女は怖いがなww)



でも、うまいことにカリ君の後ろには若干すーさんより大きいしっかりした年長さんのクラスメートである女児がピッタリついている。

(世話女房www)



その世話女房女児がカリ君に言った。



「チューぐらいいいじゃない?」



カリ君を羽交い絞めにしておる(笑)



ドール先生は
「じゃ、握手にしようか?」と折衷案を提示する。



すーさんはドール先生の号令と受け取ったのか



「あくしゅー で バイ バイ バイ」 と歌いながらカリ君の手を取り儀式を行った。



でも、最後には「ささやかなチュー」(頬にフワッとチュ)を追加しようとする。



じゃが、カリ君は逃げる(笑)



でも、世話女房女児が又、カリ君をすーさんの正面に呼び寄せる。



「チュ」



めでたく、
合体!!







すーさんが最後にお別れのチューをした相手が身体的に弱い部分を持つカリ君だったことが妙に微笑ましい。



世話女房的女児がカリ君と同じ小学校に通って欲しい。



カリ君用の「羽のような軽いランドセル」をプレゼントしたくなった婆さんである。