legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

思い出ギャラリー『清美画廊』

2008-08-20 11:38:13 | 婆さん
すーさん一家の夏休みのアウトドアのご報告の前に・・・



gooブログを立ち上げてすぐ、婆さんは「みちこ」さんという人を知ることになりました。



自閉症のすーさんと同じ年の自閉症次男君との生活のあれこれ、



の不安、喜び、



としての選択、



そして、



として両親の元で育った自分の思い出・・・



たくさん交流を持ち、幾万かの言葉を交わし、元気を頂戴し、



数え切れないほど 「我に返って」 今に至ってます。





そのお世話になってばかりの「みちこ」さんのお父上が亡くなって、



三ヶ月余の時間が過ぎました。



突然のお父上の死を



「みちこ」さんが「みちこ」さんなりに受け入れるのには、



きっと、



「形」 が 大きな手助けをしてくれるだろうと婆さんは思っていました。





そう、思うことしか、「友」 としてできなかった というのが本当のことですが。



全くもって 微力 ですがな。



父を想い、 父を慕った自分を思い出し、父が愛した風景を「形」にし、



「娘であった自分」を背骨の内部に感じながら、



「みちこ」さんは 思い出ギャラリー『清美画廊』 を作り上げました。





 と 友の父の絵 を どうぞ ご覧下さい。













【追伸】



婆さんは今回の夏休みの旅で 川遊び・滝 をすーさんに味わって欲しい。



暑さに弱っているすーさんに、きっと、この風景をプレゼントしたかったんだと思う。



現実には こんな だったんですが(笑)



でも、すーさんは気持ち良さそうでしたのじゃ。







今、地震じゃ

2008-05-08 02:04:01 | 婆さん
寝ようと思ったら、気持ち悪い揺れの地震が来て様子を見てたら

1:46にかなり大きな揺れが来た。

地震はやっぱり怖い。

目が冴えちゃったのじゃ。

短い時間の間に何度も地震があると 「またくるか?」と不安である。

全然、地震と関係ないんだけど、

すーさん、明日の朝は 検尿 じゃ

それも全く新しい採尿具に戸惑うはずであろう。


昼間にはスポーツテストもあるそうじゃ。

まっすぐ走れるだろうか?


でも、又、地震がきそうで怖いなぁ~

「報道特捜プロジェクト」- 危険運転致死傷罪

2008-01-14 22:17:43 | 婆さん
福岡3児死亡、地検が週明けにも控訴…危険運転罪求めて



是非、控訴して下さい。



最近のニュースの中で危険運転致死傷罪に関連するものに対して



知れば知るほど気分が悪くなる。





法律というのは人間が生きていく上での社会生活の秩序を維持するために、



統治者や国家が定めて人民に強制する規範であるはずなのだが、



危険運転致死傷罪というのは



まるでレンコンのように通り抜けられる穴ボコだらけで、



たとえば、イベントのためだけに発砲スチロールで作った



「開眼なし」の巨大観音様みたいで



誰のためでもなく、ありがたくもない刑法としか思えてならない。





車は凶器であって、



アルコールを摂取し車の運転をするということは



凶器を事前に用意し、故意に無差別殺人をしに行くことと同じであると思う。





なのに、どうして危険運転致死傷罪の適用ができないのか?



婆さんにはさっぱりわからんし、腹が立ってくる。





1月19日土曜日の「報道特捜プロジェクト」では、







どうやら▽なぜ認められないのか危険運転致死傷罪▽というテーマを取り上げるようじゃ。





腹が立ってる婆さんにわかりやすい内容であることを願っておる。







東京・下町・粋な風情

2008-01-13 02:46:52 | 婆さん

ちょうど1ヶ月前の12月11日、

爺さんと婆さんは東京都台東区にある東京メトロ銀座線の田原町駅で降りた。

浅草の中心から少し離れた場所である。

仕事の打ち合わせだ。


古いビルが並んでいるかと思うと突然小ぶりな寺が建っている。

わしらが住んでいるベットタウンとはまったく違う匂いのする町であった。


初対面のクライアントは「隠居フィールド」で生活していてもおかしくない年の頃。

歯に衣着せぬ物言いなのじゃが、

わしら二人は久々にスッキリ爽快感の持てる打ち合わせができた充実感があった。

最初は、意味もわからずズタぼろ状態で帰路に着くのではないかとビビっておったが

テンポの良い主張には「明確な意図」と相手を思いやるサッパリ系の「心遣い」があった。


「お頭!」(おかしら) と つい呼んでしまいそうなお方だったのである。



そして、1月11日はプレゼン。

今回は、田原町駅からちょっとゆっくり目に辺りを見ながら「お頭ビル」まで歩いた。

ファミレスやファーストフードの店はないが、仏壇や数珠を扱う店が軒を並べている。

そして、小さなビルの前に「モーニングセット 500円」と書いてある看板があった。

懐かしい「小さな喫茶店」じゃ。


お頭は、ポロシャツの襟をビタッっと垂直に立てて迎えてくれた。

「では、これを・・・ご覧下さい」

17枚のデザインカットを入れたミニアルバムを手渡した。

プレゼンはやはり緊張する。

「じゃ、見せてもらおうかな」

ところが、3カット目でお頭の携帯電話が鳴った。

「どうもどうも~~~」

だが、ミニアルバムのページは一定の速度でめくり続けている。

すぐに今度は固定電話が鳴った。

お頭は左耳に携帯をあてながら、右耳に固定電話の受話器をあてる。

さすがにミニアルバムは机に開いたままで置いた。

でも、視線はミニアルバムに向けたままだ。

この人、お頭 じゃなくて 弘法大師 だったか?


実質的なプロジェクトの責任者である第一の子分(ごめんなさいまし)の

若頭Y氏が登場。


お頭は立ったままミニアルバムを若頭Y氏に手渡す。


若頭Y氏:「お頭が気に入ったのはどれですか?」

お頭:「ない!」


若頭Y氏:「へぇ?そうなんですか?」

お頭が「ない!」と言った時、

婆さんはお頭の次の言動をワクワクしながら待っていた。

自分達のデザインが1つも気に入ってもらえなかったと宣言されたのに・・だ。(笑)


若頭Y氏:「僕は、これなんか良いと思ってるんですけど」

お頭:「どれ?」

若頭Y氏:「なんか頑張るぞぉ~って感じがして・・・」

お頭:「これか? そうだろう!! 俺もこれだと思ったんだよ」

若頭Y氏:「へぇ? そうなんですか?」

お頭:「そうだよ、バックのこの緑を取っちゃえばいいよ、これっ

若頭Y氏:「・・・・・・・・・・」(ホントですか?お頭??)


お頭が2本の電話を受けながら、

ミニアルバムの全体を2回ほど流し見て、

最後に2・3枚めくってから1枚のカットに親指を押さえ

2秒止めてから

バサッとミニアルバムを机に置いたのを婆さんは見ていた。


若頭Y氏が一通り見た後、自分の意見を言わずしてお頭に

「気に入ったのはどれか?」と聞いて来たので

あえて、「ない!」 と短く言い放ったのである。



「俺の意見を先に聞くな。おまえの意見を先にきちんと言わなくてどうするんだ?」

と、思ったのであろう。

「俺の意見でおまえの意見が左右されるんじゃダメなんだよ」

と、次に繋げてくれる若頭へのお頭独自のエールだったに違いない。

想像でしかないが、たぶん、そうだったんだと思う。


クライアントでありながら仕様書も作成できず、

前任者と机を並べているにもかかわらず何一つ満足に引き継ぎがなされず、

聞かない・教えないままに仕事をしているフリをして

勝手に満足しているクライアントが多い中、


口も出すけど、手も出す。知恵も出し、後輩をしっかり育てる


お頭みたいな粋(イキ)で温かい人に出会うと

仕事って面白いよなぁ~ と 素直に思えるし元気が出てくる。


これが江戸下町の粋の良さ なのだろう。


第二のプレゼンの方向性を見事に打ち出して頂いた爺婆は、

行きがけに見つけた「小さな喫茶店」でランチをすることにした。

「小さな喫茶店」に到着したのが12:10という時間だったせいか、

出入り口に一番近い2人席しか空いていなかった。




レジの横には昔の喫茶店・床屋と美容院には必ずあった「雑誌と新聞」の棚があった。

ランチメニューも四半世紀前の喫茶店ならどこにでもあったような内容じゃ。

爺さんはナポリンタンを、婆さんは焼きそばを注文した。

お客さんの中で爺婆が一番若いぞ!と言えるほどお客さんの平均年齢は高かった

とは言え、一言でお年寄りと言っても皆お洒落なのである。


爺さんは次の打ち合わせの時間が迫っていため、

ナポリタンをハフハフ食べて店を出て行った。

婆さんひとりで先日衝動的に購入した落語家が書いた本を読みながら、

コーヒーをすすって人間観察させてもらった。(笑)


婆さんの隣でゆっくりと生姜焼きを召し上がっていたご婦人は、

ダイ○ーやイトーヨーカ○ーの冬物大市では絶対に売ってないだろう

品のよいスカーフをコートの下でご婦人に良く合う形に結んで店を出ていかれた。


厨房に一番近い席にいたおジイさんは大事そうにハンチング帽の形を整えながら、

「自慢じゃないけどねぇ、満州から引き揚げて来てからずっと食後のコーヒーは欠かしたことがないワタシですから

このコーヒーが沸かし直したコーヒーだってわかるんですよ。」


と、忙しい店員さんを呼び止めていた。


右前方の3人のオバちゃん組の一人は、ハンバーグ定食の生野菜とポテトサラダを

お皿の上にきれいに残していた。

松子さん(仮名):「あたしね、よそのサラダは食べないことにしてるのよ」

竹子さん(仮名):「あらっ、どうして?」

松子さん:「だって、野菜を洗ってないかもしれないじゃないですか。」

梅子さん(仮名):「やだ松子さん、こないだは全部食べてたじゃない、私覚えているもの。」

松子さん(仮名):「そうだったかしらね?でも、ここのハンバーグは絶品ですよ」

(それって答えになってますかね?)

竹子さん・梅子さん:「そうね、美味しくいただけたわね」

お三人共フンフンと頷いていた。

カシマシイと言うか・・微笑ましい会話だ(笑)


言いたいことはハッキリ言うけれど、

「正しい」だけを押し付けない品のある優しさを身につけているんだろうと歓心を得る。


ウエトレスさんというには多少の違和感のある店員さんも、

年を重ねておられるお客さんも、

皆さん、活舌の良い早口で話し、姿勢が崩れていない

チャキチャキの江戸っ子のイメージそのまま・・・。


いいなぁ~下町風情




地下鉄銀座線 田原町駅2番出口 すぐ上(徒歩0分)
コーヒーショップ 寿花(ことぶき)



【追伸】

帰り、20代後半のOLさん3人組が上野から乗って来た。

A子さん:「拓弥(たくや)はどうだった?」

B子さん:軽く好きって感じ?」

C子さん:「じゃ、つき合う?」

B子さん:「ウソ?」 

A子さん:「それっぽいやつ?」

B子さん:「ギザ好き って重いっショ?」

A子さん・C子さん:「わかるかも~~ぉ?」



・・・婆さん、じぇんじぇん、わかりません  けど?





メインテーマ 「洗」

2008-01-07 13:03:00 | 婆さん
皆様、ど~もっ

朝方アップした記事を読み直して・・・・

瞬く間に反省の色濃く染まった婆さん。

こりゃ、偉観(イカン)です。


こりゃ、イカン・・・と思っても直ちに パッション

生まれません。



そう言えば、婆さん今年のテーマを考えるのを忘れてました。

毎年、テーマを決めていた・・・わけじゃありませんが、

やっぱり、残り少ない我が人生。

元気に過ごすにはテーマがないとあっと言う間に棺おけダイブ

これは、マズイ



で、今年のテーマは「洗」




去年の年末に重い風邪にやられたから、「手洗い」「うがい」に命をかける。

ってわけじゃ~なんですが・・・。


強いて言えば「洗顔」




「オリャーー、顔を洗って出直してこい!」

と、どっかのジイさんにドヤサレたわけではありませぬが、

自分自身の気分が淀んでいる時、

気の流れってのが滞っている時、

一番手軽にできる気分転換が「洗顔」




「わたしは 目黒区洗足 よ」

「俺は 洗車 だ」

「あたいは シャン・リン・シャン」 

(古くてご免・薬師丸ひろ子43歳)



なんでもいいんじゃが、

「洗って(新って)、気分を変える」

これっ、婆さんの今年のメインテーマにしようぞ。


だから、「洗」




スクラブル洗顔は週2回 とか 、

美肌 とか、

そんな小難しい伝道は佐伯チズさんにお任せして、

こまめに洗って、こまめに気分転換して、

自閉症児すーさんという不思議生命体にアプローチし続けていきたい。





【追伸】

メイン・テーマと言えば、片岡義男の小説が原作でシャンリンシャンひろ子(薬師丸ひろ子)が主演した映画があった。

婆さんは片岡義男フリークでもあり、ガックシすることをわかっていても映画を観に行ったという青春の1ページを持っています。


どうか「私も観た!」とか言わんで下さい。

ネット上に実年齢をバラすことになります・・・ゆえ。(笑)



 

パッションの持続 と 誓い

2008-01-07 04:43:54 | 婆さん

1月6日(日) 15:00~ TBSテレビ で
いのちの輝きSP(2) 難病と闘う子供たち…私たちはこんな病気と闘っています

と、いう番組の再放送を観た。

命の重さをしっかり受け止め、

「生きること」を信じて頑張っている子供たちと親御さんの姿を見せて頂いた。

難病の子供たちは無論頑張っているのだが、

その子供たちの一番近くにいて、

でも、我が子の身代わりになってあげることのできない親御さん。

我が子の難病の宣告、

「手遅れだった」と第二の宣告も遠慮なくついてくる。

観ているだけなのに息が止まる

自分と重なる部分は多い。

多いけれど、何かが大きく違う・・・と感じる。

なんでだ?

何が違う?




重い風邪を患う少し前から取り切れない疲労感に付きまとわれていた。

疲れが取れないで次の日が来てしまうことなんて、誰にでもあることだ。

だけど、この自分の身体に蔓延り根付いてしまっている疲れに対して、

婆さんは何も対策を講じていない。




そうだ、

今の婆さんには

パッション     が ない。




元々底の浅い人間なんでパッションの持続力はないのじゃが、

その場しのぎに近いパッションは持つことができていた。

なのに、今は・・・ない


ないから、疲れが目立つんじゃ、きっと。



だらしないなぁ。

悔しいぞ。



生きていくことに困難さを持っている子供の親御さんは

パッションの持続ができる人が多い。


いつも、その方々に背中を押されて、こんな婆さんでもパッション持てたのにな。

ここの所、すーさんに声をかける回数がめっきり減ってるし。


萎れててどうする?

すーさんの就学先も決まってないし、

来月にはピアノの発表会もあるし、

卒園式対策委員だぞよ。


そんなことどうでもいい。

ブログの自己紹介にある

自閉症のすーさんとの毎日を心から楽しめるようになりたい

と、いう 誓い は どこに行った?






気付いたら、amazonで読んだこともない噺家(はなしか)の本を3冊も購入してしまった。




新年は「四十四番」から

2008-01-03 04:03:08 | 婆さん

大層遅れてしまいまして恐縮ですが、

新年、明けましておめでとうございます。



昨年末の22日から我が娘ことすーさんがインフルエンザA型に感染し、

クリスマスなどなーーーんもなく、

一度下がった熱も婆さんに感染したと同時に再度上昇

すーさんの熱が下がっても、老婆は大晦日の午後11:49まで平熱に戻らず苦しんでおりました。

インフルエンザで特に「幼児とお年寄り」の死亡もあり得ることを

この身を持って納得した年越しであった。


元旦は恐々お雑煮を作って自宅でヒッソリしておった。


さすがに2日になると

老婆より数日早く回復を遂げた若きすーさんには

外出したいエネルギー満ちていた。




初詣へ行こう




老婆には違いない婆さんも「行こう」と思うとつい「遠出案」しか出て来ない

脳元気(天気)者。


腰と両足裏にホカロンをペッタンコして出発。(で行くのにやけに重装備


自宅から片道45キロある観音様へ行くことにしちまったのである。



お参りが無事終了し一目散に食料確保へ。

「お好み焼き」「やきそば」「焼きとうもろこし」「とん汁」

高かったが・・・美味しかった。


そして、地味な裏門を出て山道を歩き始めた。


10歩も歩かないうちに赤い実をつけている植物を発見。




南天か?

こりゃ、縁起がいいじゃないか。


「難を転じて福をなす」

オホホホホッ。



なんか気分がヨロシクなって来た。



次は「おみくじ」じゃ。


人間、気分が良くなるとつい大盤振る舞い気味になるもんだ。

「2回分で」・・・と言ってニワカ巫女さんに200円手渡した。


・・・・そうじゃよ、爺さんの分・・・・。



しかし、おみくじの箱を何度レギュラー振りしても出て来ない。

ちょっと、ムキになってイレギュラー振りも取り入れてみた。



なのに・・・・出ない

シャカシャカ、

ジャンジャン、

グァングワン、

やっと・・・・出た!




棒の先に書いてある文字・・・・やけに チイせーーーー。


老眼であることを悟られないために、

棒には絶対に触れぬように

棒がこぼれ落ちないように

そっと箱ごとニワカ巫女さんに手渡した。



「四十四番です」



(ヤッターーーーーー、ラッキーナンバーの・・・それもゾロ目)


婆さんにとって、「4」はラッキーナンバーなのである。


おみくじは宝くじじゃないんだから数字が問題じゃないわけですよ!

と、言いたげな無表情なニワカ巫女さん



見たか!  「吉」  じゃぞ。



爺さんはすぐに棒が箱から顔を出し 「小吉」



「悪くないじゃない?」


互いに簡単な箇条書き部分だけ付け合せ、

「吉」がやや優勢を確認しただけでマタマタ気分がよくなった。


人間、気分が良くなるとつい普段通り過ぎてしまうものにも目を向ける余裕が出てくるもんだ。




ほほぉーー、三本杉か?

立派じゃ。






へぇ~芭蕉もここに来たことあるのか?

婆さんも一句詠むか?

詠み人:婆蕉 (バショウ)  ってどう?

・・・まぁ、楽しみはうちに帰ってからにしよっ・・・と。



帰り道に寄ったショッピングモールで

気に入ったお香を見つけ手に入れた婆さんは、

気分が更に良くなっていた。



人間、気分がすこぶる良くなるとつい、そのことを誰かに伝えたくなるものだ






そうそう、南天だったなぁ~~~~~。

あれっ?

よく見ると・・・・ 南天じゃないなぁ。

そうか、じゃ、これは 千両か?


よく見ると・・・・ 千両じゃないなぁ。

そうか! これは、 万両だったか?


そうだろう?葉っぱの形は似てるもんな。

でも・・・・赤い実の形・・・ 



ちがう ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。




・・・じゃ、これはなんだ????????




・・・・・わからん。(ちょっとテンション落ちる)




まっ、いっか。




気を取り直して、ネクスト!!




三本杉・・・だったよなぁ~~




あれっ?

よく見ると・・・・ 三本・・・・じゃないなぁ。

じゃ、二本しか写さなかったのかな?


よく見ると・・・・スーーーッと一本だけ



・・・一本杉・・・・・





三本杉」と書いてある板の右隣のただの杉を撮ったのか?





(スーーーッと体温が放出していくのがわかる)


まぁ、次回は左隣を撮ればいいさッ・・・・。




いざ、オリジナルなネクスト






ここで一句。

「注連飾(しめかざり) 確か去年も 百金(ひゃっきん)で」


婆蕉翁



ウヒョーー、なんか、それっっぽい ですね。

立派な季語も入ってますぞよ。




ですね・・・・


あれっ?



婆蕉翁


・・・婆 翁 ・・・


詠み人の性別 ・・・・ ミックス







(滝汗)



やはり婆さん、インフルエンザの完治はされてなかったのか。


もう一度、クリスマスからやり直さないとダメだったか



待て・・・まだ1つ確実なものが残っておる。




四十四番・・・・・出せ。


(ハイ)




頼みの四十四番


四十四番 吉




裏には英語で・・・・


NO.44 Regular Fortune   とな。


Regular Fortune  って「吉」 ってことか?


「吉」は・・・「通常の財産」 だったのか?





なんか


悪くはないが・・・・・




微妙な・・・・・・




だけど、やっぱり「四十四番」だけは


正しくて うれしい 話じゃった・・・・とさ。





おそ松君でした。


今年もどうぞよろしゅーに。



南部戦隊いい婆さんジャー と 脳内イメージ 

2007-09-26 06:56:12 | 婆さん

秋の夜長にこれどうぞ


婆さんの本名で調べた脳内イメージはこれ↓




頭蓋骨を突き破る勢いのだらけ・・・



で、芯は「疲れ」かよ!





前世の脳内イメージはこれ↓



「飯」いぱーーーいぃ

弟子入り検査で見事不合格になった相撲取りかよ?





脳内フェチイメージはこれ↓




桃尻満載・・

すーさんのを毎日見てるので満足の日々だったのか。





すーさんの本名で調べた脳内イメージはこれ↓



悩めることを秘密にして・・・欲?

親としてはなんか複雑。





前世の脳内イメージはこれ↓




前世はとてもハッピーだったんじゃな。

ごめんよ、現世に呼び出したりして・・・さ。





脳内フェチイメージはこれ↓



で・・・服フェチ・・・ってなにさ?

ボディコン好き? とか? (わからん・・・な、これ)





ちなみに、「いい婆さん」の脳内イメージはこれ↓



バランスの取れた俗人 じゃ。





【追伸】

いい婆さんジャー」の正式名称は、

南部戦隊いい婆さんジャー  だった。





で、テーマソング は 重要じゃ。

---------------------------

吠えろ!嵌めろ!喜ばせろ!
博士の娘さん無駄にエロい
時に卑しく時折優しく
いい婆さんドロップはここぞの場面では使えない

宇宙の平和を守るため
(実は趣味で~)
地球の平和を守るため
(実は趣味で~)

は・し・り・だ・せ(痛くしないで)
や・さ・ぐ・れ・ろ(察して察して)

暗くしないで いい婆さんジャー
長い目で見て いい婆さんジャー

---------------------------

突っ込みどころがありすぎて、百歩引いてしまった婆さんである。



【追伸2】

いい婆さんジャー」の脳内イメージは・・・と??




  で詰まっていた。   ちゃん♪ちゃん♪♪

「難病」 と 「障害」 - 5 - ここに幸あれ

2007-07-29 10:52:05 | 婆さん
「退院したいよ、でも・・・やだな」

「早くすーさんに会いたいよ、でも・・まだ」

「爺さん、すまんかったな、でも・・・もっと」


これが、退院当日の婆さんの本音だった。


こんな本音は

「退院できる奴の驕り(おごり)」 に取られても仕方ない。


しかし、

「わしがもう少し入院していたらもっと何かできることがあったかもしれない」


と、いう思いは 相棒であるHaruさんがかんたん決済してくれた。


Haruさん: 役に立つことができるんだからもっとやっておくれ


Haruさんはそう言って婆さんを「大奥」からツマミ出してくれた。


婆さん: 8月3日に外来予約の時に会いにくるぞよ


しか~~~~~し、


退院の次の日には、退院記念で撮影した写真を持って「大奥」に参上した婆さん。


お笑いコンビのファン倶楽部に強制入会させられた看護師のMiss.モーリーから

「退院証明書と入院明細書をお部屋に忘れている」

と、電話が入り、

腹帯ギッチリ巻いて、すーさんを連れて、爺さんも仲間に入れて(笑)

HaruさんとOkaちゃんに会いに行った。


いや、会いに行ったのではなく、書類を取りに行ったのじゃ。(爆


Haruさんは真面目な顔して爺さんに言った。

「こんな面白い人、はじめてですよ」


・・・どうやらこれは婆さんのことを言っているらしい。


爺さん: そうですねぇ、やっと慣れましたね。


・・・これもどうやら婆さんのことらしい。


入院の後半は、「元気すぎる患者」で騒々しい婆さんであったと思うが、

Haruさんと再会したデイルームが即席お笑い道場になってしまったが、

いつもは完全ポーカーフェイスのHaruさんのご主人が、

Haruさんと婆さんの会話を聞いて、

「アハハ」 と 声を出して短く笑ってくれたことが婆さんには嬉しかった。



【追伸】

Haruさんから再会後にもらったメールに

わしら3人のことを「愉快な家族だね」と書いてあったことが、

退院後、思うように体を動かせない苛立ちを忘れさせてくれたのであった。



【追伸:2】

就学大戦1日目で戦線離脱してしまった婆さんが、

「婆さんが見学する日はいつがいい?」 と聞いてくる爺さんに

「新学期が始まって落ち着いた9月中旬頃にしようかな」 

と答えられるまでに心が先を見るようになったのも、

「運の悪い、偶発的自分」ではなく、

「それでも前を向く必然性のある自分」 と威勢良く言った、

難病と戦うHaruさんOkaちゃんスズランさんとの出会いがあったからであろう。

ありがとう。





この記事は5部作となっております。ご迷惑をおかけいたしますww


「難病」 と 「障害」 - 1 -



「難病」 と 「障害」 - 2 - コンビ


「難病」 と 「障害」 - 3 - 笑いの部屋


難病」 と 「障害」 - 4 - 笑いの力


「難病」 と 「障害」 - 5 - ここに幸あれ




「難病」 と 「障害」 - 4 - 笑いの力

2007-07-29 10:51:08 | 婆さん
Haruさんとお笑いコンビを結成した日に、

デイルームと呼ばれる大型TV、婦人ファッション雑誌、文庫本などが置かれている

談話室のような所に

「おしゃれウィッグ」の広告が目立つ所に置かれていた理由を知った。


Haruさんもスズランさんも肌触りの良さそうなオシャレなデザインの帽子を被っていた。

抗がん剤治療に「脱毛」が付いてくることを・・・わしは忘れていた。

そう言えば、

廊下ですれ違うご婦人方に帽子着用している人が多かったことを

改めて思い出した。

気付くの遅いぜ、婆さん。


「おしゃれウィッグ」の広告を見て

「入院してまでも装うのかよ!」 と 

腹の傷がまだまだガンガン痛い勢いでそんなふうにしか思えなかった。


お恥ずかしい。


すーさんが自閉症という障害を持っていると診断されてから、

「無知は凶器だ」


と、主張してきた。


でも、明らかにその時の婆さんは「無知という名の凶器」であった。


抗がん剤治療で髪の毛が抜ける恐怖と戦っていることは、

すーさんが「新しい場所」に恐怖を感じ、

その恐怖を軽減させるために「絵カード」等と使って1歩でも先に足を進めるようにすることと同じじゃないか。


装いじゃない、

この先を生きるために必要な支援 なんじゃよ。


絵カード作成に時間や労力とお金がかかるのと同じように

「おしゃれウィッグ」注文にも色々な手間と時間がかかる。


髪の毛がない自分で人前に登場するのは

「周りの人に余計な心配をかける」という配慮から

「おしゃれウィッグ」や「おしゃれな帽子」が必要なのだ。



何よりも大事なことは、

今を生きて、

また、先へ進む


ことなんじゃよ。



今よりも1歩先に進むには、

前を向かなければ進めないんじゃよ。


前を向くには、

笑えるエネルギーが必要なんじゃよ。


それも、

笑うべき人は「難病」や「障害」と闘う本人を含む家族親類だけじゃダメなんじゃ。

「難病」や「障害」を知った上で、

全ての人が笑える社会でなければならない。


婆さんの命にかかわらない病気から

宇宙規模な発言を導き出したことを恐縮するが、

ここは、あえて言わせてもらいたい。


「難病」 や 「障害」 を越えて

笑いは宝 だ。


ひねり出せ、 笑いへの道を!!






「難病」 と 「障害」 - 5 -に続く






「難病」 と 「障害」 - 3 - 笑い部屋

2007-07-29 10:50:21 | 婆さん
ピンクカーテンの仕切りがない「四人部屋」は、

病院の廊下を下向き加減で歩く他の患者さんが

「一瞬、顔を上げて覗き込む部屋」 となったことは言うまでもない。


特に、食事時の「家族団らん」にも近い「開け放たれた晩餐」

看護師さんにも驚かれた。


お笑いコンビの餌食は日に日に増えた。


看護師さんのネームプレートの「向こう側の情報」は、

(既婚 か 未婚か?)

(彼氏がいる か いないか?)

(寮に住んでいる か 自宅か?)

(本日の就業シフトは?)


などは、一日に何度も行われる 

検温、血圧測定、脈拍測定排便排尿の数、現在の症状の聞き込みに訪れるたびに

個人データとして増えていった。(笑)


それに、Haruさんと婆さんのデータ収集(お笑い道場)は病室のみではなかった。


大奥を離れ「殿方との交流」が持てる秘密の場所へもお笑いコンビは出没していた。

戦っている病気データはさて置き、

「二人はいつも一緒だね」

「仲 いいね」


と、ニッコリ笑って声をかけられ、その次に「会話」が繋がっていける喜びに

依存症(笑)にも近い快感を持っていった。


婆さんは強く思う。

これは 慰問 じゃない。


生ける者の笑い じゃと。 (大仰ですんませんw)


Haruさんとのお笑い入院生活に至福の感を無意識に持ち始めておった日、

新たに非常にお若い Okaちゃん がお笑い部屋の一員になった。

非常にお若いOkaちゃんは、既にJ大学病院に3ヶ月半の入院経験があり、

再入院であった。

あちゃーー、婆さんよりも先輩じゃないか!


Okaちゃんは至って健全な若者であった。

ピンク主体のキラキララインストーンを散りばめた携帯電話を所持し、

26cmのフライパンのような手鏡をベットの脇に待機させ、

心地よい眠りを得るために沢山の雑誌や本を持ち込み、

スリッパではなくオシャレな「ゴム草履」を履き、

Okaちゃんスペースは「若さ」で彩られていた。


が、が、が、が、


Okaちゃんは 「病名なき入院」 と言う。


病名がわからない??


これも 「難病」 と言えるのではないか。



今回の入院は「消去法から出てきた病名」で、

担当医から告げられた入院期間も超アバウトで、

治療は朝イチの小さな点滴のみで、

注意事項は「甘いものは控えてね」ぐらいで、


・・・なんとも「若さ」をもてあそんで下さい入院。


ピチピチなOkaちゃんには辛すぎる入院生活が安易に想像できる。


だけど、Okaちゃんもやっぱり前向きなんじゃよ。


自分からHaruさんや婆さんなどの年齢から算出された食事のカロリーと同じように

「カロリーダウン」をリクエストしていた。


若いもんはたくさん食べてほしい!!


しかし、「お笑いコンビ風(かぜ)」を察してからなのかどうかはわからんが、

Okaちゃんピンクカーテンを最初から開けていた。


若者よ、ありがとう!


お笑いコンビの人気はうなぎ上りだったが、

Haruさんの食欲は目に見えてなくなっていった。

「完食」が当たり前になっていた婆さんには

Haruさんが食事のトレーをさっさと返却しに行く後姿を見るのが痛かった。


おい Haruさんや、もっと食べておくれよ


病理検査で「悪性なし」の結果をもらった婆さんの退院は明日に決まった。




難病」 と 「障害」 - 4 -に続く



「難病」 と 「障害」 - 2 - コンビ

2007-07-29 10:49:42 | 婆さん
現代の白血病治療には目を見張るものがあるとは聞いていたが、

それでも、現代の医学の下においても白血病は死に至る難病であり、

社会復帰した有名人より惜しまれてこの世を去ってしまった有名人の数の方が多いような気がする。


だから、白血病とは「不治の病」だと思っていた。


しかし、Haruさん「考えたってショウガナイ」と言って元気なのである。

しかも、できることなら個室よりも四人部屋がいい・・とさえ言う。


痛いぞぉ!と大声で叫び、救急車で運ばれ、その日のうちに緊急オペをしてもらえて、

「病(やまい)」 が すぐに 「傷(きず)」となり、

カサブタさえできれば「完治」となる婆さんの病気(卵巣脳腫・茎捻転)、

退院の予定がすぐに医師から聞けるような病気、

日に日に行動範囲が広がっていく婆さんの存在なんて、

Haruさんスズランさんにとっては疎ましいに違いない。


でも、それは婆さんの勝手な

上から物見てる傲慢な思い込みでしかなかった。


「すぐに元気になって退院する人が周りにいてくれる方がいいのよ」

「だって、こっちも元気になるじゃない」


と Haruさんは当たり前のように言う。


そして、自然の流れで我が娘すーさんが自閉症という障害があることを話すと

「婆さんは娘さんのお母さんであることが生きる意味なんだから」

「娘さんは婆さんのところに生まれてくるべきして生まれてきたんだよ」



知り合ったばかりのHaruさんの言葉に

戸惑ったり、

照れたり、

誤魔化したり、

反論する、 ことはできなかった。


「そうなのかな?」


Haruさん:「そうなのよ!」



婆さんは、もっともっとHaruさんを知りたくて

自分のスペースをカッチリ確保していた「ピンクカーテン」を力任せに開け放した。


Haruさん「ピンクカーテン」を開けてくれた。


J大学病院の「大奥」と呼ばれるレディース専用階に


お笑いコンビ

が、誕生した瞬間だった。


腹に大きな傷を持ち、

愛娘の学校見学を1校しかできずに就学大戦から戦線離脱を余儀なくされ「蟻地獄」気分で、

その愛娘が自閉症児で、

母親が入院して「事の次第」が理解できずに不安な生活をさせられていて、

病理検査の結果に「悪性あり」とあったら「再手術が当然」と言い渡されている、

この・・・・いい婆さんと


急性骨髄性白血病で終わりの見えない治療計画を消化していて、

桁違いの治療代、入院代を請求され、

大好きな仕事を休職しなければならず、

故郷、高知から遠路はるばる親類が応援にかけつけてくれることを、

「ごめんね」 と言わずに 「ありがとう」 と喜ぶ、

チャキチャキ話すHaruさんと・・・・


ピンクカーテンを開けたことで


コンビ結成 と相成った。



Haruさんにも、いい婆さんにも別の「援者」、別の「同士」がおるが、

J大学病院内の「大奥」では、他に類を見ない

ボケ と ツッコミ の担当分別なしの

お笑いコンビ

になった。



そして、気が付くと、

あの 品の良いスズランさんも・・・ピンクカーテンを開けてくれていた。






「難病」 と 「障害」 - 3 -に続く








「難病」 と 「障害」 - 1 -

2007-07-29 10:48:46 | 婆さん
2週間ちょっと前、婆さんはJ大学病院の個室にいた。

個室を見渡すと立派なトイレに洗面台、衣類ロッカーに液晶テレビ・・・。

ここ数ヶ月の不調だった体を

「好きなように」「好きなだけ」休ませてあげて下さい。

そんなふうに優しく許された部屋だったのかもしれない。

しかし、一日 19,000円 也



術後、36時間後

「四人部屋が空きましたので移れますよ」 と 言われる。

さすがに、一日 19,000円 也 の個室はツライ。

でも、婆さんにはたくさんの心残りがあった。


「トイレ・・・一度も使ってないし」

「液晶薄型テレビも見てないし」


「病室の窓から下界を見下ろす儚(はかな)い病人役もやってないし」



「医師と看護師さんと爺さん以外の人とは会話してないし」


他の患者さんと会話する婆さんを想像できなかった。

腹は痛いし、

手術の時に口の中から入れられた管によって傷ついた喉が痛いし、

調子に乗れたとしても、乗りすぎて他の患者さんを傷つけるような冗談を言ってしまいそうで、

部屋の移動には憂鬱であった。


「婆さんがいやなら個室のままでもいいんだよ」


爺さんは何度もそう言ってくれるが・・・・。


移動先の四人部屋入り口には婆さんの名前と二人のネームプレートがあった。

しかし、お1人はネームプレートだけは残しつつ外泊されているようだった。

四人部屋に4つの個室

全て完全にピンクのカーテンで仕切られていた。

婆さんも同じようにビッチリとカーテンで自分のエリアを確保して2日間が過ぎた。

外泊から戻られた70歳過ぎの「品の良いご婦人」スズランさん

やっぱり、ビッチリとカーテンを閉めていた。


そのまた次の日、婆さんの隣にハスキーボイスでチャキチャキと話をするHaruさんが入院してきた。

でも・・・しばらくはそのハスキーボイスと本名のネームプレートしか隣人情報は得られなかった。

それだけ、厳重に4つの個室が守られていたのであった。


婆さんが一歩踏み出して同室の人達に声をかけられなかったのは、

点滴、投薬などの治療、採血、採尿などの検査、担当医との会話の内容などが 

明らかに婆さんとは違っていた。

厳重な仕切りであるピンクカーテンには接触を絶つ効力はあっても

気配や声だけは漏れてしまう弱点があった。


婆さん以外の3人の患者さんは「命にかかわる病気」で入院されている。


「命にかかわらない病気」の婆さんから声をかけることはできなかった。


口火を切ってくれたのは、品の良いご婦人、スズランさんだった。

スズランさんは卵巣ガンで5年前に摘出手術をし、

その後もガンの転移によりもう何度も何度も抗がん剤治療を受けているそうだ。

今が何度目の入院なのかは・・・数えないとわからないそうである。



次に、チャキチャキ話す、Haruさん

カーテン越しに漏れ聞こえてくる情報によると

・今回1週間は4人部屋で白血球の数値が下がったら個室へ移り、
 3週間部屋からはでられない治療をする人

・入院した次の日は「体を綺麗にする点滴」をして、その次の日から「本格的な治療」をする人。

・治療することにより、激しい吐き気などを始めとする様々な副作用があらわれる治療をする人。


でも、Haruさんご自身は

「個室に移ったらタヒチアンダンス」をするつもりだと・・断言している人。

「私、注射嫌いじゃないんですよ」 とキッパリ言える人。


Haruさんって、何の病気で入院して何の治療するんだ?

Haruさんの楽しげな発言と担当医師からの「通達」内容の違いに

婆さんは・・・・久しぶりにしなびたハートがブルブルした。



次の日、Haruさんに担当医師が言った。

医師:「この点滴によって角膜異常を起こすかもしれないから目薬を出すからね」

Haruさん:「私、乱視だからワンデーのコンタクトがないんです。その目薬ってコンタクトしていても大丈夫ですか?」

医師:「コンタクトしてても大丈夫かどうか調べてから目薬を持ってくるね」


だけど、目薬がHaruさんの所に届いたがその目薬がコンタクト着用でもOKか?の返事はまだ。


婆さんいつものように 「気になる」。


コンタクト着用でもOKな目薬なのか?(余計なお世話じゃがww)


Haruさんの点滴の点検に来た看護師さんとHaruさんの会話に婆さん割り入った。

当たり前のように、ずっとHaruさんと友達のように。


Haruさんの患っている病名は

「急性骨髄性白血病」 だった。


かの有名な病名をHaruさんは「カッコイイでしょ?」と笑って教えてくれた。


確かに  「カッコいい・・」


このHaruさんという人物は

突然、自分が患ってしまった白血病を

どうやって受容できたのであろうか?


どうしてこんなに前向きに考えられるのであろうか?


もしや、今、Haruさんが受けている点滴には

「最悪」の状況と思えること を 「やるしかないじゃん」 と変化させる成分

混入しているのかもしれない・・・


と、完全おバカな面して点滴に目を凝らして近づく婆さんであった。




「難病」 と 「障害」 - 2 - に続く









ピンクカーテンにピンク本

2007-07-18 08:00:21 | 婆さん
婆さん、入院6日目の朝を迎えました。

おはようごさいます。

皆々様の有り難い励ましのお言葉、数々の「何かできることがあれば」のお申し出、

感謝感激、梅雨前立線、泌尿器科。
(入院患者に寛大なお見逃しを)

さて、婆さんがこのピンクカーテンに囲まれている「婦人科」に辿り着くまでに色々な科を経由して参りました。

泌尿器科、外科、消化器内科→
そして、ピンクの婦人科へ。

婆さん、正直言ってピンクに弱いのじゃ。

それも女性専用の階。

ゾクゾクします。

なんてったって「レディース」ですから。

個室から四人部屋に移動すると仕切りがすべてピンクカーテンでございますもんで更に落ち着かない。

でも、もうここまで来たら「ピンク乙女」になりきり呪文!(ハリポタ読みすぎ)

だけど、なんかうちの四人部屋・・・・

婆さんだけ、浮いてる。

ユカちゃん、ヨシミちゃん、明菜ちゃん、(すべて仮名)

高度投薬治療中。

実年齢もたぶん婆さんが

ベスト オブ ヤング。

できれば、

こんな機会も滅多にないので
(ちょくちょくあっては困る)

隣の「若妻ムンムン部屋」に行きたいな。

でも、無理っぼいので

差し入れのピンク本(ぼくちゅう)読んで、笑い殺しの技を研いております。

傷が裂けそう・・

携帯からのアクセスですから各各皆々様に返事が書けません。

親指一本入力、恐ろしく遅いんです。

お許しくだせい。

婆さん、闇夜に斬られる

2007-07-15 15:53:53 | 婆さん
ただいま、婆さん、入院中でございます。
7月12日21:15緊急オペ開始
卵巣一個と卵管を摘出致しました。
その日からやっとすーさんの学校見学が始まったというのに。

誠に悔しい。

この二ヵ月あまり婆さんを苦しめてきた激痛の原因が見つかったのは嬉しいのであるが。

コメントのお返事もしない不義理な婆さんをお許しくだせい。

しばらく、入院患者になりすまします。