万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0570 麻田陽春

2007-07-24 | 巻四 相聞
山跡邊 君之立日乃 近付者 野立鹿毛 動而曽鳴

大和へに 君が発つ日の 近づけば 野に立つ鹿も 響(とよ)めてぞ鳴く

右二首大典麻田連陽春


「大和方面に、あなたが発つ日が、近づいてきます。野に現れるシカも、(別れを惜しんで声を)響かせて啼いています」

右の二首は、大典・麻田連陽春