万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0566 大伴百代

2007-07-20 | 巻四 相聞
大宰大監大伴宿祢百代等贈驛使歌二首

草枕 羈行君乎 愛見 副而曽来四 鹿乃濱邊乎

草枕 旅行く君を 愛(うるは)しみ たぐひてぞ来し 志賀の浜辺を

右一首大監大伴宿祢百代


大宰大監・大伴宿祢百代らが、駅使(はゆまつかひ)に贈る歌二首

「“草枕”旅行く君が、愛しくて、(私も)一緒に来たのだよ。志賀の浜辺を」

右の一首は、大監・大伴宿祢百代

●駅使(はゆまづかい):律令制で、駅鈴を朝廷から下付され、駅馬や駅家の利用が許可された公用の使者