らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

練習の仕方〜ヒント

2018年02月24日 23時59分59秒 | ヴィオラ
関連記事
レヴェルが上がらない人は、練習しろ。

 以前書いた記事の続編。

 問題提起だけして、なにも解決策を書いていなかったので、そのひとつを。

 曲を練習して、つい通常のテンポで楽譜を弾き始めてしまう事はアマチュアでもプロでも多い現象です。そういう方は、引っかかるところを意地になりながら音程を外し放しだったりしながら何回も練習してしまうのです。端から見ていると短気にしか思えず、大げさに言えば気持ちを入れる練習なのか?本番に絶対に間違えるために、間違えを自分にすり込んでいるようにしか思えません。本番に上手くいこうとも奇跡が起きたとしか思えません。次に演奏してもきっと同じところでヘクル可能性が高いのです。

 ではどうしたら本番でヘクらないように練習したら良いのでしょうか?

 間違える〜少し整う〜何度も間違える〜少しずつ整う〜先へ行くというような今までの練習方法を変えてみてみたらどうでしょう??

 自分で確実に演奏できるテンポまでゆっくりにして、確実に音程をとり、音色・弓などの使う位置・弓のスピードを考えながら楽譜を演奏するのです。

 「急がばまわれ」という言葉があるじゃないですか!

 自分で確実に演奏できるテンポで100%正しく(何が100%か見極めるのは難しいです)何度も練習するのです。速く演奏したい誘惑に負けずに、100%間違えない状態を体に頭にたたき込むのです。

 間違える記憶を間違っても体の片隅にとどめておいてはいけません。

 その後、少しずつテンポを上げるのです。もし間違えることあらば、またテンポを落とす。

 そうやって練習すれば演奏の確実性が増します。

 このやり方は、テンポの速い曲や転調の多い曲には、特に有効だと思います。

 時間だけとって結果が残らない練習はすぐにやめましょう。ウォーキングやストレッチをしている方がましです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山形響 第266回定期演奏会リ... | トップ | 指導に行く。前半戦1(2018) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヴィオラ」カテゴリの最新記事