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らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

一番好きなモノを我慢すると・・・・・。

2021年04月27日 23時59分59秒 | 雑記

 我が家のにざえもん(フレンチブルドッグ・オス・3才)の朝の占いです。

 「おやつを我慢すると大吉」・・・・・・。

 食いしん坊のにざえもんが我慢できるとは思いません。www。

 一番好きなものを奪われたら人は、どうなるのでしょうか??

 つまらない話をだらだら書こうかなと思います。

 私は、小さい頃から周りの子達より少しだけ器用な子で、何をやってもそこそこ出来るような子でした。おしめが早くとれて一人でおまるに座ることが出来たり、一人でお風呂に入ることが出来たり、お勉強も当時やっていた野球も剣道もバレーボールも。けっして抜きんでるような結果〜例えば大会の優勝〜は、達成できませんでしたが、それぞれキャリアの割には、優勝に準じた成績を残しました。

 何をやってもその調子だから、世の中をなめるというか・・・何をやっても長続きしない子でした。(ある程度の結果を残せたら止めたくなって次に興味が移りました)。

 経済学部の大学生だった時に、バブル経済真っ盛りで、周りが銀行、証券、はたまたどこぞの官僚に就職が決まっている頃に、オーケストラサークルで今努力しているヴィオラでご飯が食べることが出来たらどんなに良いことなのだろうと急に(ほんの1週間くらいの遂行の上)思い立ち、大学を中退。少しは期待していただろう亡父をがっかりさせ、音楽の道を目指すことになりました。

 その頃の自分のヴィオラの腕を思い出すと、今となっては音楽大学を目指すなんてとんでもない!プロなんて無いでしょう!馬鹿じゃ無いの!位のレヴェルだったと思います。

 お金で動いていた社会の流れに乗れないで、足を踏み外す道をわざと選んだのには、一つだけ理由があります。

 ヴィオラをやっていても達成感が得られない・・・・・周りの人より少しでも上に行くのも険しい・・・何をやっても長続きしない私が生涯かけてず〜とやり続けられるのはヴィオラを通した音楽だ!と根拠無い自信がありました。

 どさくさに紛れて、音楽大学に入学して、その後も演奏する仕事もず〜と忙しく、縁あって山形響に就職したわけです。

 20年以上入団してから立ちましたが、未だにアマチュア臭さが抜けず〜お金のためには弾きたくないし、楽器を利用して出世もしたくないし、目立ちたくも無く、自分が演奏したい曲をすべて演奏してみたいだけなのです。

 なんだかんだで、ヴァイオリンを子供の頃与えられてから、50年以上弾いていますが、未だに達成感は1mmも感じる事が出来ません。

 このまま行けば、あと約10年でオーケストラは定年ですが、お世話になった先輩方や先生方は定年後どう過ごしているのでしょう?

 定年後は、アマチュアオケに入って楽器を続けることは考えられないので、クァルテットや指導以外でヴィオラを弾くことも先細るでしょう。もしかしたら達成(満足)できないまま止めてしまうかもしれません。

 好きな人に必ず振り向いてもらえるというわけでは無いのは、社会の常です。

 老後は、ギターを弾いて楽しみながら音楽と向き合い、後は別の事をしようかなと次の事を少しずつ考えるべき時期に来ているのかもしれません。

コメント
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