らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

実家から持たされたもの vol.4

2016年09月14日 23時59分59秒 | 雑記
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実家から持たされたもの vol.1

 私の父が療養生活をしてからしばらく経つ。勝手に(今時に言い方)終活をしはじめているのだが、その一つに自分の人生の終わりを綺麗にしようと実家にある物の整理を始めているらしい。その中から、私達兄妹誰かの所有物を要らない物と引き取ってもらう物とを急ピッチで片付けている。

 そんなある日、私の家に大きなダンボールが送られてきた。

 中を開けてみると存在さえ忘れていた物が出てきた。(とっくに捨てられたと思っていたのだけれど・・・)。

 カード・アルバムのたぐい。おそらく何千枚もあって、アルバムも何冊もある。

 知らない人のために説明すると、私が子供の頃に仮面ライダースナックというお菓子があってそのおまけで付いてきたカード。そしてカードの裏に当たりマークがあればカードを整理できるアルバムがもらえるのだった。カードをたくさん欲しい子は、お菓子をたくさん購入して、カードだけとってお菓子を大量に捨てるという状況も生まれた。

 その後、カードを外から見えない黒いビニール袋に入れて、カードだけを10円だったか20円だったかで駄菓子屋で売り出した。裏に当たりがあればアルバムがもらえるシステムは同じ。それこそ、ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン・ウルトラセブンなどのウルトラ兄妹、ミラーマン、ロボコンはたまたゲッターロボやワイルド7などのアニメ作品、日本昔話や天才バカボン、新日本プロレス、ブルースリーなどその種類は多くなった。売れ筋ではない種類の物は、廃盤の憂き目にあい、その後全部集めるのは難しくなるのだけれど。

 ダンボールの中には、子供の頃に集めたカードがたくさん。

 もちろん自分でも買ったが、自分で小遣いを使って集めた物より、小学生の高学年になって興味が無くなって要らなくなったカードを友達からもらった物がほとんどだと思う。

 カードを一枚一枚見ていると、はるか遠くの記憶を呼び覚ます呆け防止になりそうだが、これ中年のおじさんがどうすればいいのだろう??

 しばらく物置小屋に保管しておこう。

 親にとってはいくつになっても子供は子供なのだろう。
コメント
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