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らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

3回

2014年11月07日 23時59分59秒 | 山形弦楽四重奏団
 明後日からの和歌山~大阪へのツアーの準備は全くしていない私でございます。宿の手配も新幹線の切符も出来ていない、まったく行き当たりばったり、破れかぶれ人生そのままでございます。

 日本のプロオーケストラは、だいたいにおいて定期演奏会は本番前3日、オペラなどではもう数日多く、通常のファミリーコンサートなどは1日の練習で本番に向かっています。最終確認のゲネプロという本番会場でのリハーサルも本番当日ありますが。

 山形弦楽四重奏団は、1回の定期演奏会に対して10日以上、依頼の演奏会でも5日以上練習日を設けてやっていました。単純にオケとクァルテットとは比較できないですが、以前の山形Qの練習の傾向として、10回以上練習日があっても結局7回目くらいまでは手探りで練習を繰り返し、最後の3回で毎回の本番に何とか間に合わせるような練習をしてきていました。

 本番回数が年に最大でも20回程度ですから、練習日も大切なクァルテット活動日として、極端な言い方ですがダラダラ練習していてもクァルテットに関わっていられる時間が幸せでした。

 特にここ1年くらいですが、自分の意識が随分と変わってきました。他のメンバーには強制しませんが、何とか最初の3回で、どんな難しい曲でも自分は通すぐらいの譜面の練習はしようと。(当たり前の話で、初日の練習にその状態で集まれるのは理想です。しかし、時間も腕もございません)。

 練習不足のため、もしくは自分の方向性が定まっていないで練習に参加すると、楽譜上の音符を無理矢理並べるために、間違ったカウントの取り方や奇怪な弓さばきをしてしまい、後々まで癖として残ったり、他のメンバーへ悪影響を洗脳しかねません。それは14年もやってきて、本番中にしまった!!!と何度後悔したことでしょう!!

 で、その弾けていないのが許されるのは、プロとして3回目の練習までだと自分に決めました。アンサンブルですから相手の色々な解釈の違い、テンポの違い、音程の好みの違いに左右されて弾けなくなることもあるでしょうけど、そこは後に落としどころを見つければいいのです。とりあえず、自分だけの話の中で3回期限を設けて1年少しやってきたのす。私のそういう意識のせいなのか、今まで気づかずにヴィオラが足を引っ張ってきたのか??現在はクァルテット全体で曲が仕上がっていくはやさが以前より格段に向上しました。

 後の7回と少しの練習は、より音楽性や音色の選択などを詰めてゆく作業とともにクァルテット音楽を楽しんで行きたいのです。

 とりあえず今回の練習は最初からメンバーの故障などハプニングがありましたが、ほぼ曲が通り始めました。難しい曲が短時間で通るようになってきたので、今後の動かしが楽しみです。

 第10回庄内定期演奏会の日程及びプログラムがほぼ決まりました。お近くの方は是非ご来場下さい。良い音楽聞かせます!!
コメント
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