舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ミラコスタ(承前)

2007-03-12 23:55:52 | 徒然話
さて、時間になったらいよいよゾロゾロと式場へ移動します。
入り口で美しい透かしの切り絵が施された式次第をもらい、新郎側に着席。
よく見ると式次第の切り絵は、目の前のステンドグラスをあらわしたものでした。
教会のステンドグラスというと普通、キリスト教的なモチーフが描かれていますが、ここの式は何の宗教にも則らないで行われるため、風景を描いたものです。

そういうわけで、式も神父(牧師)さんの代わりに市長が執り行ないます。
市長...彼は貫禄たっぷりの陽気なイタリアおじさんで、よくシーのイタリアエリアに出没するという噂も流れていますが、とにかくここでは式を取り持ってくださる大役です。
たしょう説明が芝居がかりすぎてたり、「アッモ~~~レ!!」と叫ぶことを参列者に要求するなど言動に威厳とかが感じられない気がしないでもないですが、それはキリスト系大学で礼拝に慣れてしまった私の偏見というものでしょう。
なんたってここはディズニーシー。格式なんかより楽しいことが重要です。

しかしなんとしょう、この日の列席者はそうとうまじめという点で強者な人ぞろいです。
う~ん、まじめってぇとチョット違うかな。とにかく父方の親族の皆さんは発明家音楽家ダンス教師にダンサーに占い師エトセトラが揃ったウチの一族とはだいぶ違い、例えるなら年に一度のクリスマスパーティでの記念撮影でも笑わないような、そんな方々なのです。
ど、どうすんだ市長さん。こりゃそうとう手強いぞ。

でも、どうぞご心配なく。こんな時のために、式にはサクラが用意されているのです。
普段はコーラス担当のような顔をしている彼らですが、拍手や「アモーレ」のかけ声が必要なときはサクラに早変わりし、ひときわ大きくやって見せてくれるのです。
ま、あれだな。「ビーバーブラザーズのカヌー探検」に同乗するお兄ちゃんと同じです。お客さんがアサッテの方向に漕いじゃってても、ほんとはあの二人の力だけで連れていけるらしいですぜ。

だから私ががんばる必要はないといえばないんですが、こういう時にがんばっちゃうのが私のタチです(笑)。
「アモーレ」と言えといわれれば、正確な発音を巻き舌にいたるまで忠実に真似して大声で叫んでみたり、フラメンコと身紛うほどの大きな音をたてて拍手したり、やたら真剣です。

市長さんに乗せられつつ式がつつがなく終わると、なんと!!みんなで旗を持たされてゴンドラに移動することになりました(※オプション)。
ゴンドラへの道を新郎新婦を先頭に行進し、我々列席者は旗を振りながらあとにくっついていきます。ほとんどハーメルンの笛吹き状態です。
先導するのはちょっといい感じなイタリア男(※ただし服装はまんまロミオ)と、それよりビジュアルの点で若干劣る日本人の太鼓叩きの青年です。
この人たちの服装、同じにしない方がいいんじゃないかな...。

...と、ともかく、残念ながら我々はゴンドラには乗れません
シャンパンかなんかのグラスを持って貸切ゴンドラに乗り込み出発する新郎新婦を、橋の上から旗振ったりシャボン玉吹いたりしながら見送るのがお務めなのです。
なお、ミッキー形のとめ具がついたライスシャワーとミッキー形レースで巻かれたシャボン玉のボトルはもらえますが、一番欲しかった旗はもらえませんでした。

ゴンドラツアーが終わると、新郎新婦を囲んで会食です。
画像に載せたメニューが各席に配られ、代役の私にもちゃんと自分の名前が書かれた名札がおいてあるのが泣かせてくれます。
料理はコース料理で、今までディズニーで食べた料理の中ではさすがに一番美味しかったです。
ちなみに、後日ミラコスタのレストランに行ってみたら、「オチェーアノ」の昼夜辺りで同等クラスのお食事をいただけることが発覚しました。
おいしい料理が食べたければ、シーの中よりミラコスタですね。

しかしこの会食のメインは食事などではありません。
なんとなんと、ミッキーとミニーが訪問してくれたのです!!!
ディズニーラバーの新郎新婦はもちろんのこと、普段は「私ゃメインキャラではデイジーが好きなの」とかいってる私も興奮しました。
彼らは二人の結婚証明書にサインし(しかしあの手でほんと器用にサインするよねえ)、記念写真を撮って嵐のように去っていきました。
帰り際ミニーが私のそばを通ったので手を出したら、触ってくれましたよ。うへへ。

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