『アロハ萌え KAWAII HAWAII』
橋口いくよ 著
講談社文庫、2007
先ごろ異色のハワイ本が出版されました。
ハワイ本といっても「最新ショッピング情報」とか「グルメ人気店」なんかが載っているわけではありません。
どっちかっていうと、こないだご紹介したカエラー本にかぎりなく近いですね。
そう、著者の橋口さんは、私がカエルを愛するごとく変態的にハワイを愛しているのです。
ちなみに、ここでの「変態的に」は褒め言葉です。
ちなみに、ハワイに関して私も同種の変態です。
いやもう、そこらじゅう共感しまくり。アロハ萌え伝染しまくりです。
「アロハ萌え」とは、人間の五感にハワイを感じさせるすべてのものを対象とした萌え現象のこと。
橋口さんはハワイを愛するあまり、日本でちょっとばかしハワイを連想させる香りを嗅いだだけで瞬時に激萌えモードに突入できる能力の持ち主です。
でもこの「香り」に関しては私も激しく共感しますね。
正直いってほとんどフェチの域です。
私個人の例でいえばハワイ中にあるデパート「メイシーズ」の香り...一昔前までは「リバティ・ハウス」という名前で、その頃からは微妙に香りが変わってしまったのですが、それでもまだ感じることができるあの香り。
化粧品売り場の階のドアを開けると、この香りを最も強く感じることができるため、いつも激しく吸引することにしています。
家でハワイから買ってきたものの入った容器を久しぶりに開けるとこの香りが漂ってきたりして、思わず涙がこぼれます。
この本の著者の橋口さんも、ハワイのランドリーの香りを再現するために日本で乾燥機を購入し、初稼働した時に漂ってきた「『あの』香り」を吸引した瞬間、泣けてきたのだそう。
同じ経験してますねえ。
もう皆さんすでにお気付きでしょうが、ここで語られている「萌え」はたぶんにミーハーです。
ハワイに何度も行ってる人に、通ぶって「アラモアナセンターって今さら行かないのよねえ」とか「あたしハワイ島専門~」などとおっしゃる方がいますが、私はハッキリ宣言します。
オアフ島大好き!ワイキキ最高!!アラモアナセンター上等!!!
ハワイ好きがベタ路線を愛して何が悪い、とこのさい開き直っちゃうぞ。
ワイキキフェチはマミちゃんから受け継いだ遺伝で、彼女は1970年代のハワイ留学時に、貧乏学生の分際で無理してワイキキ近辺に住んでいたのだとか。
当時からは劇的に変わってしまったワイキキですが、それでも愛する気持ちは変わりませんぞ。
ただしカラーカウア大通りや免税店やアラモアナの一等地にできたブランド店にはあまり行きません。ま、それはたんに元々ブランドものに興味がないからですな。
何度ハワイに行ったって、荷作りすればどうしても荷物が多くなるし、ハワイに行ってハワイらしい匂いを嗅げば興奮するし、最終日にABCストアに行けば切ないし、帰国後もなんかハワイっぽい匂いを嗅ぐとアロハ萌えに身悶えします。
そのあたり、みんな橋口さんに大共感。失礼ながらソウルメイトかと思えるほどです。
特に激しくうなずいたのが「旅のしおり」を自作するというくだりです。
橋口さんも取扱説明書がお好きだそうだから、自分で作るのも楽しいんですよね。
私も作るんですよ~、旅のしおり!!!
これはもう小さい頃からの癖で、昔はしおりをとおりこして「旅のお楽しみ袋」と化してました。
いくつものしおりを作って、それを大袋に入れて密封。大袋には「キリトリセン」とか書いて、ハワイに着いてから開けるように仕込んでおるのです。
最近では日常生活に忙殺され、そこまではやってないですが、「旅のしおり兼カレンダー」を必ず作ります。
アコーディオン状に伸びるようにしておいて、一日1ページを割り当て、予定などを書き込めるようになっています。
これをホテルのテレビや箪笥の上に置いておけば、今日の日付けとかショーなどの予約状況が一目瞭然。
ただ、日数が消化されるごとに畳んでいくので、残りが少なくなってくると寂しいです。
そんな私のような重症者にとって、橋口さんの以下の言葉が大変な癒しになりました。
「ハワイから帰ってきたら『ハワイに行った後』って思わなければいいのか。帰ってきた瞬間から『ハワイに行く前』って思えばいいんだ。そうすれば次のハワイに行くまでの時間はすべてハワイに行く前になるわけで、ということは、人生は『ハワイに行く前』と『行っている時』しかないということか........。それってすごくね? すごい発見!」(p.29)
おおお、そうだ、ほんとにそうですよ橋口さん!!
それなら人生に希望が持てるってもんだ!!!
橋口さんの心強い言葉に励まされ、ハワイにも行けずに寒い日本で生き抜くための力が湧いてまいりますが、このお言葉をありがたく拝受するような人は、もうすでに橋口さんや私と同じ重度のハワイ中毒に罹っているということでございます。
橋口いくよ 著
講談社文庫、2007
先ごろ異色のハワイ本が出版されました。
ハワイ本といっても「最新ショッピング情報」とか「グルメ人気店」なんかが載っているわけではありません。
どっちかっていうと、こないだご紹介したカエラー本にかぎりなく近いですね。
そう、著者の橋口さんは、私がカエルを愛するごとく変態的にハワイを愛しているのです。
ちなみに、ここでの「変態的に」は褒め言葉です。
ちなみに、ハワイに関して私も同種の変態です。
いやもう、そこらじゅう共感しまくり。アロハ萌え伝染しまくりです。
「アロハ萌え」とは、人間の五感にハワイを感じさせるすべてのものを対象とした萌え現象のこと。
橋口さんはハワイを愛するあまり、日本でちょっとばかしハワイを連想させる香りを嗅いだだけで瞬時に激萌えモードに突入できる能力の持ち主です。
でもこの「香り」に関しては私も激しく共感しますね。
正直いってほとんどフェチの域です。
私個人の例でいえばハワイ中にあるデパート「メイシーズ」の香り...一昔前までは「リバティ・ハウス」という名前で、その頃からは微妙に香りが変わってしまったのですが、それでもまだ感じることができるあの香り。
化粧品売り場の階のドアを開けると、この香りを最も強く感じることができるため、いつも激しく吸引することにしています。
家でハワイから買ってきたものの入った容器を久しぶりに開けるとこの香りが漂ってきたりして、思わず涙がこぼれます。
この本の著者の橋口さんも、ハワイのランドリーの香りを再現するために日本で乾燥機を購入し、初稼働した時に漂ってきた「『あの』香り」を吸引した瞬間、泣けてきたのだそう。
同じ経験してますねえ。
もう皆さんすでにお気付きでしょうが、ここで語られている「萌え」はたぶんにミーハーです。
ハワイに何度も行ってる人に、通ぶって「アラモアナセンターって今さら行かないのよねえ」とか「あたしハワイ島専門~」などとおっしゃる方がいますが、私はハッキリ宣言します。
オアフ島大好き!ワイキキ最高!!アラモアナセンター上等!!!
ハワイ好きがベタ路線を愛して何が悪い、とこのさい開き直っちゃうぞ。
ワイキキフェチはマミちゃんから受け継いだ遺伝で、彼女は1970年代のハワイ留学時に、貧乏学生の分際で無理してワイキキ近辺に住んでいたのだとか。
当時からは劇的に変わってしまったワイキキですが、それでも愛する気持ちは変わりませんぞ。
ただしカラーカウア大通りや免税店やアラモアナの一等地にできたブランド店にはあまり行きません。ま、それはたんに元々ブランドものに興味がないからですな。
何度ハワイに行ったって、荷作りすればどうしても荷物が多くなるし、ハワイに行ってハワイらしい匂いを嗅げば興奮するし、最終日にABCストアに行けば切ないし、帰国後もなんかハワイっぽい匂いを嗅ぐとアロハ萌えに身悶えします。
そのあたり、みんな橋口さんに大共感。失礼ながらソウルメイトかと思えるほどです。
特に激しくうなずいたのが「旅のしおり」を自作するというくだりです。
橋口さんも取扱説明書がお好きだそうだから、自分で作るのも楽しいんですよね。
私も作るんですよ~、旅のしおり!!!
これはもう小さい頃からの癖で、昔はしおりをとおりこして「旅のお楽しみ袋」と化してました。
いくつものしおりを作って、それを大袋に入れて密封。大袋には「キリトリセン」とか書いて、ハワイに着いてから開けるように仕込んでおるのです。
最近では日常生活に忙殺され、そこまではやってないですが、「旅のしおり兼カレンダー」を必ず作ります。
アコーディオン状に伸びるようにしておいて、一日1ページを割り当て、予定などを書き込めるようになっています。
これをホテルのテレビや箪笥の上に置いておけば、今日の日付けとかショーなどの予約状況が一目瞭然。
ただ、日数が消化されるごとに畳んでいくので、残りが少なくなってくると寂しいです。
そんな私のような重症者にとって、橋口さんの以下の言葉が大変な癒しになりました。
「ハワイから帰ってきたら『ハワイに行った後』って思わなければいいのか。帰ってきた瞬間から『ハワイに行く前』って思えばいいんだ。そうすれば次のハワイに行くまでの時間はすべてハワイに行く前になるわけで、ということは、人生は『ハワイに行く前』と『行っている時』しかないということか........。それってすごくね? すごい発見!」(p.29)
おおお、そうだ、ほんとにそうですよ橋口さん!!
それなら人生に希望が持てるってもんだ!!!
橋口さんの心強い言葉に励まされ、ハワイにも行けずに寒い日本で生き抜くための力が湧いてまいりますが、このお言葉をありがたく拝受するような人は、もうすでに橋口さんや私と同じ重度のハワイ中毒に罹っているということでございます。