今回のLAツアーはシンガポール航空(以下SQ)を利用。機中、3本映画観た。いずれも邦画。行きに観たのが豊川悦司、大竹しのぶ主演の「一枚の手紙」。
森川友子 (大竹しのぶ)は、第二次世界大戦で夫が戦死。再婚した夫も戦死。戦争は終焉するが、天涯孤独の身に・・・。最初の夫が戦友の松山啓太(豊川悦司)に託した手紙を届けに友子を訪れることから人生に新たな波乱が・・・。村の風紀委員(?)役の大杉連が笑える。しかし100人出兵したうち、生きて帰れたのが6人とは・・・。

座席の後ろのモニター。昔、スクリーンだった頃が懐かしい。
帰りは「歓待」と「子猫の涙」の日本。歓待の主人公は東京の下町で印刷所を営む小林幹夫。幹夫はバツ一で1人娘を引き取り、若い再婚した妻、出戻りの妹と暮らす。ちょっと複雑な家庭に流れ者の加川が住み込みで働き始めてから家族の歯車が狂い出す。暴かれる個々の秘密。加川の外国人妻(なぜかサルサ・インストラクター)の存在も発覚。小林家は罠にはまっていく。インディ映画のため、有名俳優は出ていないが、舞台俳優が多数出演し個性派揃い。

音楽聴きながら機内食を楽しんだ
子猫の涙は、メキシコオリンピック銅メダリスト森岡栄治の半生。プロ転向も試合中に左目を失明して引退。その後の破天荒な人生を娘の治子の目から描く。甥っ子の森岡利行が脚本を担当する実話に基付いたストーリー。1970年代の大阪が舞台でめっちゃ郷愁を誘う。
主演の武田信治がええ味出しとる。鍛えられた体が凄い。森岡栄治のことは知らんかったけど、当時はボクシング、プロレスなどの格闘技が人気あったんは覚えてる。森岡の元妻役が元宝塚スターの紺野まひる、愛人役に広末涼子。大人になってから治子役が引退した宝生舞!赤井英和が朴とつな刑事役で登場したのは御愛嬌。彼は元ボクサーや。

ハーゲンダッツもくれた
3本ともお薦め。歓待はつい最近まで上映されてたみたいだ。3本観て3,000円得した気分。
SQは映画のほか、音楽、ゲームetcのコンテンツが充実。機内食もいい。客室アテンダントはアジアビューティ揃い。生涯2度目のSQ利用だったけど、前回利用したのは20年以上前。シンガポールの経済発展とともにSQの機体、サービスともかなり向上した。今回、チケットは約11万円で買った。アメリカ、日本の航空会社はエネルギーサーチャージがSQより2万円以上高かったのとSQは成田発が夜7時と遅かったので、SQにしたんだけど、大当たりだったね。