中場利一の「ノーサラリーマン・ノークライ」読んだ。この人のことは知らなかったが、デビュー作「岸和田愚連隊」のことは知ってた。先日、サルサで中目黒に行った時、ブックオフで見つけた本だが、あ~、「岸和田愚連隊」書いた作家のサラリーマン青春小説か!ということで購入。
主人公はメガバンク(東京三菱銀行)に吸収された銀行で働く金子哲也(通称、カネテツ)、29歳。嫌味なアクの強い上司のシートやメーデル、チビセと戦い、悩み、時にはハメを外しながらも必死に銀行マンとして突き進むカネテツ。ちょっとほろ苦い恋あり、任侠の世界に巻きこまれそうになり危ない橋を渡るなど、ちょっと波乱万丈だが、明るいサラリーマンを主人公にした作品だ。
銀行というところは、いろんな人間がいる。ゴルフ接待も大変そう。出世には要領や学閥を上手く利用するのも必要らしい。ちなみに僕は生涯、中小企業勤務と思うので出世には無関心というか無縁。万が一、大企業からヘッドハンティングの声がかかっても行かないと思うよ。
チナツ(日産自動車勤務)とサージ(カネテツの幼なじみでバイク屋)との三角関係は何となく微笑ましい。銀行内の事情通で美貌のアラサー女の今井玲子のような女、会ってみたい。
タイトルは直訳すると、「泣かないサラリーマンはいない」。サラリーマンは辛いよ!!。
この作品、実在する企業名が次から次へと出てくるし、テンポもよくスイスイ読める。
黄色の奇抜な表紙。舞台は東京です。
昨日はタンゴレッスン。2週間ぶりのレッスン。生徒はカネゴンと2名の予定だったが、カネゴンが足痛悪化で急遽欠席のため、マンツーマンレッスンに。先生2人の豪華版。前回の復習。さすがにマンツーマン指導だと中身が濃い。月曜日のクラス人数少なくて申し訳ないですね~。